Mentorの存在


しかし、未だに年に何回か呼ばれてアドバイスに行きます。.しかし、そんな環境変化に対応してどんどん計画修正をしたり、新しい計画に乗り換えたりしていると、結局、この町はどっちに方向に向かっているのかわけがわからなくなります。...今はなんだか健康日本21よりもメタボ健診に重点が置かれています。 10年たってちゃんと健康日本21のplan do seeができる市町村がどれだけ残るでしょうか?

 市町村の健康づくり計画策定や実施、評価の支援をしています。もう数年になります。この間、健康日本21がスタートしました。計画策定には色々な方法がありますが、どこの町でも出来る方法、そして策定について特別の研修や指導者が必要のない方法を進めてきました。未だに年に何回か呼ばれてアドバイスに行きます。で何をアドバイスに行くかと言えば、方向性です。細かい具体的な問題や課題や困難についてはその自治体固有の問題で、あまり(私にとってはアドバイスの上では)問題になりません(つまり簡単に解決できる類いのものです)。

 問題になるのは、計画の方向性です。ここ数年、市町村を取り巻く保健環境は激変を迎えました。純粋に保健の課題はそれほど大きく変わりません。それよりも市町村合併により行政機構が変わり、健康日本21、特定健診、食育計画、少子化対策などなど行政制度も大きく変わりました。介護保険も変わりました。その都度、町の保健計画を修正する必要があると言えばあります。しかし、そんな環境変化に対応してどんどん計画修正をしたり、新しい計画に乗り換えたりしていると、結局、この町はどっちに方向に向かっているのかわけがわからなくなります。

 骨格となる計画策定時の方向性を堅持することが、計画全体のパフォーマンスを向上させます。時代や環境の要請に沿って計画の方向性を一々変えていては効率が非常に悪くなります。健康日本21計画は10年間という長いスパンです。10年間基本的な計画の方向性を一定にするのはなかなか難しいことです。そんなときに、外からのアドバイザーによっって計画全体の方向性を確認する、適正な方向に修正をかけるのが重要となってきます。

 つまり、Mentorの存在です。残念ながら市町村にとって保健所がそういう存在になるか?と思った時期もあったのですが、保健所でも担当者が異動してしまうと、もう市町村のことはわからなくなります。なんせ健康日本21は10年計画です。今はなんだか健康日本21よりもメタボ健診に重点が置かれています。10年たってちゃんと健康日本21のplan do seeができる市町村がどれだけ残るでしょうか?10年たてばもう健康日本21計画など跡形もなくなる町もあるでしょう。市町村が計画の方向性を堅持するには、作成時期と変わらない方向性をアドバイスできるMentorが不可欠なように思います。


Posted: 木 - 5月 29, 2008 at 10:31 午後         |


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