自衛隊のイラク派遣を考えてみれば


そしてエピソードとして、現地の自衛隊を守るオーストラリア軍が自衛隊の軽装甲車を見かけると、急いで自衛隊の隊列に加わる...されたかと言えば、イラク人に銃を向けることはなく、もちろん反撃も攻撃もしなかったからで、戦わず復興支援する軍隊としての概念が受け入れられたと「選択」は結論していた。... 「選択」のこの解釈は図らずも自衛隊の海外派遣のあり方を提起している...将来の安倍政権は憲法9条を改正する意志があるようだが、このイラク派遣を通じて自衛隊の派遣のあり方を議論しても良いだろう。

 イラクから自衛隊が無事に帰国した。無事だったのは何よりで、ラッキーだったことも確かだろう。今月号の雑誌「選択」でその自衛隊の活躍を評価する記事があった。曰く、リップサービスかもしれないがとしつつ、現地のイラク人から、他の国の軍隊が占領軍にしか見えないが、自衛隊は占領軍ではないと評価された。そしてエピソードとして、現地の自衛隊を守るオーストラリア軍が自衛隊の軽装甲車を見かけると、急いで自衛隊の隊列に加わる。それは自衛隊を護衛するためではなく、自衛隊の隊列に入ると攻撃される危険性がなくなると。

 なぜ自衛隊はこのように現地から歓迎?されたかと言えば、イラク人に銃を向けることはなく、もちろん反撃も攻撃もしなかったからで、戦わず復興支援する軍隊としての概念が受け入れられたと「選択」は結論していた。しかし、戦わない軍隊としての自衛隊なら、別に自衛隊という軍事組織である必要は初めからなかったと言えるし、完全に武装解除して自衛隊を派遣しても良かった。「選択」のこの解釈は図らずも自衛隊の海外派遣のあり方を提起している。

 軍隊の海外派兵ではなく、復興支援部隊としての派遣であれば武装解除して自衛隊を派遣すれば良いだろうし、もともと軍事組織としての自衛隊の役割ではないのかもしれない。将来の安倍政権は憲法9条を改正する意志があるようだが、このイラク派遣を通じて自衛隊の派遣のあり方を議論しても良いだろう。国内の災害においても自衛隊の活動の評価は非常に高いものがある。海外では軍事組織としての自衛隊の派遣を望んでいるわけではないようだ。もう一度、自衛隊の海外派遣のあり方を真剣に考えるべき時期ではないだろうか。


ラブソディインブルー 香りの良い薔薇

Posted: 金 - 8月 4, 2006 at 10:33 午後         |


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