たかがマイコ、されどマイコ


 やっとマイコプラズマ肺炎の若者が退院しました。このマイコプラズマ、簡単な疾患とは思いますが、ときどき悩むことも多い感染症の一つです。なんせ確定診断が難しい。確定された頃には治っているのでコストなど患者の負担を考えれば確定診断は始めからしない。といって迅速診断はそれほど当てにならない。もともとマイコプラズマ感染症はself-limitedということもある。

 やっとマイコプラズマ肺炎の若者が退院しました。このマイコプラズマ、簡単な疾患とは思いますが、ときどき悩むことも多い感染症の一つです。なんせ確定診断が難しい。確定された頃には治っているのでコストなど患者の負担を考えれば確定診断は始めからしない。といって迅速診断はそれほど当てにならない。もともとマイコプラズマ感染症はself-limitedということもある。

 ハリソンなどを見ると萎えてくる。もともとwalking pneumoniaだから肺炎と名がつくけど軽症。日本ではアジスロマイシンの三日投与が主流なんですが、ハリソンには治療は14日から21日となっている。そうなるとアジスロマイシンは1週間してまた三日、さらに1週間してまた三日なんてことになる(SANFORDだとアジスロマイシン500mg q.d.なら3日とだけですが)。ところが、抗菌薬で治療して、症状がよくなっても半年近くは排菌しているとか記載がある。

 今回の例は、近くの開業医で解熱薬とセフェム系の抗菌薬を処方されたけど40度の熱が下らず、扁挑腺が腫れて食事が通らないと外来担当から入院を依頼されてもの。インフルは陰性、化膿性扁挑腺炎を疑っていたようですが、マイコを迅速を追加すると陽性。ハリソンを見るとマイコプラズマで40度に及ぶ発熱は稀とあり、頚部リンパ節腫大も稀とある。ところが、40度の発熱と圧痛を伴う頚部リンパ節が著明。年齢が20代前半なので、伝染性単核球症も否定できない。溶連菌感染症の可能性もある。迅速診断だけでは決められない。

 でも、多分、そうだろう(マイコ)と思ってアジスロマイシンを投与で解熱。遅れて頚部リンパ節の圧痛も改善し消退し始めました。しかし、食事は摂れず、一時的にかえって咳も出やすくなりました。昨日、退院でああ嬉しいです。


バックス・バニーが好きなんです

Posted: 日 - 8 月 2, 2009 at 03:01 午後         |


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