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(1)清水 佳子 著 / イギリス生活花日記(婦人生活社 刊)ISBN4-574-80144-1
この本を紹介できればそれでいい、と言ってしまっては後が続かなくなりますが、是非おすすめしたい素晴らしい本です。著者はイギリス在住の女性で、主としてガーデニングに関するエッセイに自ら撮影した美しい写真を多数添えたものです。「私の部屋ビズ」というインテリア/ガーデン誌に連載されていたものに加筆し、再構成されたもので、私もビズを通して知りました。四季のガーデニングを通したイギリスでの生活、その中での著者自身の変化が衒いなく語られています。写真についてはプロの方ではないのですが、顔負けのセンス抜群の写真が目を引きます。被写体が美しいだけでは、こういう写真は撮れないと思います。私はイギリスに行ったことはないのですが、自然や風土等、私がイギリスの美しさとして理解している部分を垣間見せてくれた数少ない本の一つです。他の人が同じ所に住み、同じような題材で本を作っても、こうはならないのではと思えます。この本の素晴らしさは主として著者のセンスによると思っています。私は、特に自分の庭をいわゆるイングリッシュ・ガーデンにしたいとは思っていないのですが、自分の庭を作っていく上での最良の手本の一つととらえており、その本質の一部を実践を通して見せてもらったという気がしています。最後に、本文から最も共感できた部分を二つ引用させていただきます。「ガーデニングは難しい本を読んだり、先生に習ったりして"勉強"するものではなく、気ままに自分流に楽しめればそれでいいのだと気付いたからです。」「自分を磨こうとする行為はどこか人の評価を意識する部分がある気がしますが、ガーデニングは、ひまわりの種をまいて育てた小学生のころの、あのわくわくとした純粋な気持ちをもう一度私に思い出させてくれたのです。」(2002/01/27)

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(2)ヨットの日時計
これはヨットの帆を利用した日時計なのですが、盤面がボウル状になっていて、水を入れるとヨットが浮かんだ小池のできあがりです(^o^)。金属製(真鍮?)で適度な重みがあり、表面の仕上げともあわせ安っぽさとは無縁です。直径30 cm程の小世界なのですが、水をたたえると存在感があり、立派に庭の水場になります。小鳥の水飲み・水浴び場も想定してこのような造りになっているのでしょうか。地面に立てるための専用の支柱(同意匠)とあわせて購入したのですが、さりげなく置かれていた方がより良いと感じ、現在はガーデン・テーブル上です。ヨットの他に、少年が釣りをしているデザインのものもあります。遊び心にあふれた逸品と思います。盤面には「TEMPUS FUGIT(光陰矢の如し)」と刻まれています。ファイヤーサイドさんから購入しました。(2002/03/05)

Yacht


(3)シシリー島のテラコッタ
Old Towne(閉鎖されたようです;2004/05/02に確認)というイタリアのサイトでみつけて気に入り、海外通販で購入しました。イタリアのシシリー島で作られているもので、装飾はレモンをあしらったものと、ピンクのバラの花をあしらったものの2種類があり、デザイン,大きさにいくつかバリエーションがあります。美しく彩色されたレモン,バラ(これらの素材もテラコッタ)がレリーフ状にデコレートされており、芸術品の域にあると感じています。このようなテラコッタは他に類を見ないのではないでしょうか。これの購入に際しては顛末記があって、結構大変でした。上記サイト上のフォーム(英語)からオーダーし、メール(英語)でイタリア人の担当者と何度かやりとりをしました。オーダーしてから何か月たっても届かないので、催促のメールを出したら「職人が作ってくれない。彼は頑固な本当のアーティストで、誰も彼を強制できない。いつ発送できるか全くわからないが、それでもオーダーを受けたままとしておいて良いか?」と返事が来ました(^^;)。妙に感心しつつ「待つ」と返事を出しましたが、結局ものが送られてきたのはオーダーしてから1年後位でした。

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奇蹟的に壊れず届いたレモンのテラコッタ(クリスマス・ローズを植えています)。

これでめでたしめでたしとなったかと言うと違って、私はレモンとバラを1つづつ購入したのですが、後者がこなごなに壊れて届きました(;_;)。イタリアからはるばる日本までこわれものが送られて来るというのに、梱包がしょぼいの何のって。薄っぺらいへにゃへにゃのダンボール箱に細かい発砲スチロールを満たし、その中に2つのテラコッタが無造作に入れられていました。これじゃあ壊れるよーと、怒りを通り越して呆れ返ってしまいました。小さな損傷はあったのですが、1つが壊れずに届いたのは奇蹟に近いです。どちらかと言うとレモンの方が気に入っていたので、不幸中の幸い(?)といったところでしょうか。さすがイタリア人と変に納得しかけてしまいましたが、「壊れて届いた。梱包がしょぼ過ぎるせいと思う。何か保証はあるのか?」と破損品の画像を添え付けてメールを出したところ、「すまない。保証はないのだが、職人がまた作ってくれたら同じものをタダで送る。」と言ってきました。その後何年もたっていますが、もちろん何も届いていません。職人が頑固なせいなのか、イタリア人がいい加減なせいなのかわかりませんが、ある日突然テラコッタが届いてしまったら素敵ですね。こわれものを海外通販で購入するのはやめておいた方がいいかも知れません。(2002/03/07)


(4)蒼い空
小学生の頃は、天気がいいと実家の屋根の上に登って寝そべり、蒼い空と流れる白い雲を眺めているのが大好きでした。現在は慌ただしく毎日が過ぎ、空をのんびりと眺めていられる余裕はないのですが、休日に息子を連れて散歩に出たりすると、空を見上げて当時のことを思い出したりします。「蒼い」と書いたのには理由があって、昔に比べ確実に空が蒼くなくなっていると感じるのです。今の空は「青空」で、くすんだ水色をしています。文学的には「蒼穹」,俗な言い方では「ピーカン」と表現されたりしましたが、本当に「ピーカン」がオーバーではない、抜けるような蒼い空を見ることができたものです。「ピーカン」は今やほとんど死語で、空が蒼くなくなった証拠と思います。それでも空は何とか魅力的ですが、また本来の蒼い空の下で暮らせるようにはならないものでしょうか。(2002/03/11)

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仙台市北方、宮城県岩出山町の秋の空(2000)。


(5)Virginia Astley / From Gardens where We Feel Secure (1983)
(4)から少し脱線気味(^^;)ですが、女性イギリス人ミュージシャンのCDです。邦題は「ヴァージニア・アストレイ / サンクタス」で、日本コロムビア(CY-4457)から出ています。日本での発売当時(1989)"イングリッシュ・ガーデンのための音楽"といった感じのコピーで売り出されており、サウンド,タイトル,ジャケットともそういう雰囲気をもっていると言えると思います。私は単にこの人のファンで、このCDを購入したのはガーデニングを始める前ですが、これを聴きながら庭を眺めたり、お茶を楽しんだりするのも素敵なシチュエーションに思えます(^o^)。本来歌ものを書く人なのですが、これはあるTV番組用に書かれたサウンドトラックで、器楽曲です。ピアノなどの生楽器と自然音とで構成されており、いわゆる環境音楽風ですが、難解なものではなく万人に受け入れられるものと思います。別に発表された歌ものの「Sanctus」,「Melt the Snow」もカップリングで収録されていますので、その清楚な歌声も聴くことができます。彼女のホーム・ページはこちら。(2002/03/12)

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(6)The Nautilus
回を追うごとの脱線をお許し下さいm(_ _)m。今回はほとんど(?)ガーデニングとは無関係の内容です(^^;)。過日東京ディズニーシーを訪れる機会があり、あまり乗り気ではなかったのですが行って参りました。その中にミステリアス・アイランドというセクションがあり、そこで何と実物大(?)でしかも海に浮かんでいるノーチラス号を発見して大人気なく狂喜してしまいました。ノーチラス号(ネモ船長)というのは、「海底2万マイル」(1954;原作はジュール・ヴェルヌ)というディズニーによる海洋冒険SF映画に出てくる潜水艦です。独特なデザインの潜水艦で、一度みると忘れられない形をしています。約半世紀前の映画ですが、当時としては画期的な特撮を駆使してつくられた傑作です。

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私が初めてこの映画をみた(もちろんリバイバル)のは恐らく小学校低学年の頃だったと思われますが、ノーチラス号がとても気に入り、プラモデルを買ってもらったのを覚えています。当時の小学生の心を躍らせるには十分過ぎる映画でしたが、客観的にみて古さもあり、今の子供にはたぶん受けない気がします。その約35年後、予期せず実物(?)と御対面となったわけです。そばに寄ってはしげしげと眺め、写真を撮りまくり、その場を離れたくないとさえ思いました(*^^*)。限定品のとても高価なものでしたが、ショップでノーチラス号のレプリカも買ってしまいました。ディズニーランドとの差別化のため大人向けにつくられたテーマ・パークであり、40代のおとうさんで私と同じ郷愁に浸った方は少なくないと思われ、さすがディズニーと言わざるを得ません。家族には、おとうさんが一番楽しそうだったと言われてしまいました。ノーチラス号に会うためだけにまた行ってもいいです!

話が突然変わりますが、東京ディズニーシー内にハーブ・ガーデンを発見しました。「ザンビーニ・ブラザース・リストランテ」というイタリアン・レストランの裏手にひっそりとあります。料理にも使用するのでしょうか。夏期に行かれる予定のある方は覗いてみて下さい。(2002/11/29)

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写真に写っているのは一部で、もう少し広いです。もう一枚は近くにあった素敵なディスプレー。


(7)雨
ガーデニングを始めてから、雨が嫌いではなくなっている自分に気付きました。むしろ適時に降ってくれる雨には恵みを感じ、私が荒らした庭をまっさらにリセットしてもらえるような感覚もあります。これはガーデニングや農作を通じてのみ得られる感覚ではなく、本来は日々身近に感じ得るもののはずで、そういった感覚をもてない生活環境に身を置いているということになるでしょうか。こういった感覚を取り戻すことができるのも、ガーデニングの素晴らしい所と感じています。

雨が嫌いではなくなったからこそ目に留まり手にとった、と思える本がありますので御紹介致します。雨の名前をエッセー,詩,写真を添えて紹介・解説した「雨の名前」(高橋順子・文,佐藤秀明・写真;小学館;ISBN4-09-681431-8)という本で、422種類の素敵な日本の雨に出会えます。(2004/01/25)

Rains


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