買っちゃったReport

pomera

最終更新日 2009年09月16日 (コトあるごとに更新中)

購入したものを素直にレポートするシリーズ。
話題の、KING JIMのpomera。もちろんこのレポートはpomera本体で書いてみることにします。ただし書いた後の細かな編集はMacで行う予定。

はじめに

観劇後のレポートなど、移動中に何か書きたくなることがよくあります。そのために今まではMacを持ち歩いてました。最近ではiPhoneも各アプリで横方向の大きなキーボードをサポートするなど入力環境は向上しましたが、それでも長文をサクサク入力するのはフルキーボードより遅くなります。
だったらいっそのこと、Pomeraを買ってしまおうか。テキスト入力単機能で2万円以上ってのはちょっと抵抗ある値段でしたが、まぁ、そこは思い切ってみました。

1st Impression

まずデザイン。閉じた時のデザインはお世辞にも良いとは思えませんでした。キーボードを開くメカニズム、そして開いたときにいかに安定させるか、そのための機構が無骨な感じです。そしてなぜかそれよりも一回り小さいディスプレイ。なんだかデコボコした印象を受けます。さらに感触。本体が手触りもいいマット仕上げなのに、なぜかディスプレイ裏のパネルだけ光沢の金属。ここだけ指紋やキズが目立ってしまいそうです。ここもマット仕上げでも良かったのに。

電池を入れて、電源ON。様々なレビューどおり、2秒もあれば起動し、そして入力可能な状態になりました。いい感じ。そしてさらにいい感じだったのがディスプレイ。小型でモノクロのシンプルなものであるものの、コントラストが高く非常に見やすくできています。このディスプレイはなかなかなものです。

そしてキーボード。うーん、さまざまなレビュー記事が絶賛だったので期待がかなり大きかったからか、ちょっと期待はずれな面も。まずは大きさ。17ミリピッチでミニノートと同様なサイズ。しかしここは、畳んだ時のサイズがもう少し大きくなってもいいから19ミリにしてほしかったなぁ。ここだけは妥協してほしくなかった部分だけに、ちょっと残念。
普段から17ミリピッチのキーボードを常用している人には問題ないかもしれないけど、普段19ミリだと、やっぱりちょっと慣れが必要。とりあえず、いろいろ使ってみよう。

次にチェックしたのがUSB。対応のOSとしてはWindows系しか記載されていませんが、レビュー記事ではUSBマスストレージクラス対応と書かれてます。Macに接続したところ、全く問題なくマスストレージ(MS-DOS FAT12)として認識されました。電源OFFの状態でも、USBを接続すれば自動で電源ON、そして抜くと電源OFF。これは嬉しい仕様です。

そのキーボードは…

各種メディアで絶賛されているキーボード。確かに安定性は抜群。とりあえず机の上であれば全く問題ありません。右側の下、Enterの下あたりを支えるための機構も用意されているけど、よほどEnterを強く叩くような人でない限り、それも不要でしょう。
電車の中でデイパックの上に乗せて使ってみましたが、これもキーボードそのものは問題なし。まぁ、MacBookのようにパームレスト部が無いのでちょっと疲れますが、それは仕方ないかな。

ただ、とにかく気になるのがスペースバーの右側にある切り込み。自分の場合、ホームポジションに手を置くと右手の親指がちょうどこの切れ込み部分にきます。ヒンジのメカニズム上どうしても必要だったのかと思うけど、畳まれる様子を良く見てもここまでカットする必要は無さそう。ということで自分にとってはこの切れ込みはまるで嫌がらせです。変換する度にストレスを感じてしまいます。

スペースバーの切れ込み この切れ込みがちょうど親指の位置になる。

あとは、できれば対応してほしかったのが、Aキーの左をコントロールキーにする仕様。やっぱりそのような配置で使っている人って少数派なのだろうけど、せっかくキーボードをしっかりした機器を、入力しやすさに特化した機器を作っているのだから、そういうこ入力にこだわりを持っている人にも対応してほしかった。変換時にCtrl-IとかOとかを多用するけど、どうしても「英数」を打ってしまう…。

画面は…

前述のとおりコントラストが高く見やすいディスプレイ。4インチという小さめのサイズですが文書入力においては問題ありません。バックライト無しだけどコントラストが高いのでよほど暗くない限り大丈夫です。
表面は今流行の光沢面。これは好き嫌いあるでしょう。僕は嫌いです。幸い純正の液晶保護シートがツヤ消しタイプでした。簡単に貼る事ができ、いい感じのツヤ消し画面になりました。ツルピカ画面が嫌いな人にはお勧めです。

細かな未熟点はまだまだ…。

このPomera、発売されてからしばらく経過しているし、その間にバージョンアップもされているし、それでなぜ?と思ってしまうような不満点も触る毎に感じてしまいます。

電源ON時のカーソルポジション

まずは電源ON時のカーソルポジション。これは他のサイトでも指摘されていたけど、電源ON時には電源OFF直前のファイルが開かれたままになっているのに、カーソル位置は文書の先頭に戻ってしまいます。この仕様は本当に解せません。とりあえず文末に移動というショートカット(Ctrl+Alt+→)は用意されているものの、「書きたい時にすぐ書ける」というコンセプトから外れてます。

ダイアログ表示時のキャンセル

一般的に、ESCキーは取り消し、ENTERキーは実行…でしょう。例えばCtrl-Gを押すと行指定ジャンプのダイアログが表示されます。ここでENTERを押せば指定した行にジャンプ、ESCを押せばそのままダイアログが消えます。これは自然。
しかし、F3を押した結果「検索文字列が見つかりません」というダイアログが出ると、それを消すためのキーはENTER。これはその旨書かれているからまぁいいかもしれないけど、ESCでこのエラーのダイアログは消えるようにしてほしいなぁ。

デフォルトで保存しない?

編集終了や新規作成を選択すると、もし今までに編集していた文書が未保存であれば「保存しますか?」というダイアログが出ます。しかしこのときのデフォルトが「いいえ」というのも妙な仕様です。デフォルトではできる限り安全な方向へ…というのがセオリーだとは思うけど。

で、ちょっと古くないか?

テキスト入力に特化したシンプルな機能というコンセプトは十分に理解できます。機能を絞りこむ事で軽快な動作と長い電池寿命を確保、これもいい。ただ、「Shift-JISだけ」というのはどうでしょうか。まぁそれほど大きな問題ではないでしょうけど、Unicode対応くらいは欲しいところです。シンプルは「古い」という事ではないのだから。

将来のバージョンアップに期待

という事で絶賛されているこのpomera、個人的には期待が大きかっただけに残念な点も多くあったというとこでしょうか。細かなところは今後のバージョンアップでブラッシュアップして頂きたいと思います。
ただ今までに提供されているバージョンアップがコクヨに返送という方法だという事がちょっと残念。セキュリティーの事とかを心配してのことかもしれないけど、ユーザーサイドでバージョンアップできるようにしてほしいなぁ。そしてどんどん使いやすくなってほしい。せっかくいいコンセプトの機器なのだから。


home |  goods