きまぐれ観劇日誌
エリザベート 2004年公演

2004年5月5日(土) ソワレ

当日券。ようやく今回の公演で山口トートを観る事が出来た。当日券購入抽選に並んだ人は60人。予想より低い倍率だ。

やはり、私個人的にはトートは山口裕一郎が似合うと思う。あの人間離れした声量を難なく操るところにそれを感じるのかもしれない。死神なのだから、それなりの「恐ろしさ」が欲しい。
また、これは今回初めて感じたことなのだが、トートダンサーの踊りが多少「うるさく」感じた。内野トートで見た時にはそんなことを感じたことは無かったのだが、山口トートの貫禄とのバランスだろうか、見苦しいという程ではないものの、似合わない。
今回も浦井ルドルフ。前回よりパワーを感じられた。前回は「面白みが無い」と書いたが、今回はそのように感じる事は無かった。よくわからないけど、何かか良くなっているのだろう。

とりあえず、これで今回の公演の観劇はおしまいにしよう。

2004年4月10日(土) マチネ

この日はミス・サイゴンの前売初日。8時前に帝劇に並ぼうかとも思ったが既に5枚も確保できていたのでやめた。で、エリザベートのキャストを確認。山口トートであることを確認し、帝劇に行って当日券抽選に並ぶ。運良く4番という番号を引き、さらに運良く、1階6列目センターという席を購入できた。
ところが…どうやらキャストの確認を3/10と間違っていたらしい。ロビーでキャストを確認したら内野トートだった。内野トートなら先週も観たから買う予定は無かったのだが…ま、いっか、席いいし。
まずプログラム購入。前回観劇時はまだ舞台写真入りが発売されていなかったので買わなかった。ずいぶん分厚くなってびっくり。ハプスブルク家の歴史や系図などの資料もあって面白そうだ。

今回、前回と違うキャストは浦井ルドルフ。安定した声ではあるけど、もうちょっとパワーが欲しかったかな。あと、なんというか、特徴というか個性がいまひとつ感じられず、フラットな雰囲気。これは井上ルドルフの印象が強いからかもしれない。良いか悪いかと言えば良いだろうが、面白みが無かった。ぜひもう一度聞くためにチケットを買いたいとまでは思わない。

内野トートは、実はもっと声を出せるんじゃないかと思う。「愛と死の輪舞」とかで、もっと声を長く延ばせるのではないだろうか、そんな気がした。もちろん声をたくさん出せばいいってものじゃないし、今の歌い方が内野トートの完成形だというのであればそれはそれだろう。ただせっかくミュージカルだし、トートのソロナンバーではパワフルなバリトンを思いっきり楽しみたいものである。

2004年4月3日(土) ソワレ

超人気公演である。前売り券は入手していなかった。それでいて当日券。内野トートであることを確認して帝劇へ向かった。失礼だが、内野トートを見たかったというわけではない。内野トートであれば当日券が入手できるだろうという考えである。実際、開演10分前に行ったが、1階S席があった。しかしS席での後方サイドだったため、補助席を購入。

今年の公演を見るのは初めてだった。おや、幕に「扇」が無い。演出が変ったのだろうか。
そして始まった。冒頭にトートダンサーが扇を取り払うシーンが無くなっていた。ルキーニが尋問される。そして各キャストが…棺から出てきた。あれ、こんな演出だったっけ。結構変ったようなイメージ。しかし歌は変らない。静かに始まり、少しずつボーカルが加わって、そして濃厚なアンサンブルとなる。ここが好きだ。石川ヨーゼフがなかなか厚みのある声で良い。

そして話が戻る。おや、背景がLEDディスプレイになっている。あえて解像度を低くしているのだろうか、ちょっと抽象的なところが良いけど、なんとなく大道具のローコスト化という雰囲気を感じさせないわけでもなく、安っぽくも感じる。そしてシシィの事故シーン。おいおい、そのままシシィをディスプレイに出してしまうかよ。ここは昔のような影絵のほうが良かった。なんだかシラケてしまった。

内野トートは、まぁ、それなり。以前は高音でひっくり返りそうになったりしてハラハラしたものだったが、とりあえずそういった不安な印象が無いのは良かった。でもやっぱり山口トートに比べたら、声の厚みというか深みというのには欠けるのだろうなぁ。

前回鮮烈なデビューを飾った井上ルドルフは出ていない。今回はパク・トンハだ。どんな雰囲気なんだか楽しみだったが、しっかりしてるではないか。新鮮だけどちょっとクセのあった井上君と違って素直で聴きやすいルドルフだ。「闇が広がる」も良かった。

エンディングの演出はオープニングとの連続感を狙ったものなのかな。ちょっと好きになれないけど、まぁいいか。

そしてカーテンコールでは、指揮者がやたらと観客をあおって、盛り上げてました。こっちも調子に乗って指揮者に拍手。スタンディングして声かけて、思いっきり拍手して… そのうち拍手が盛り上がり、幕がもう一度開いて総スタンディング。うーん、こうでなくちゃね。終わり良ければすべて良し、楽しい観劇となりました。


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