きまぐれ観劇日誌
劇団四季

四季

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'09〜 CATS

ウエストサイド物語 @四季劇場 秋
2007年10月13日(土) ソワレ

初の四季版WEST SIDE STORY。ということで初めて観る日本語版でもある。チケット上の表記も日本語なので、この観劇記のタイトルも日本語にしてみた。
もう何度も聞いた音楽から始まり…今までに見た事のない、ひとつの場面のセット。ジェット団とシャーク団が戦い合う。やはり最初に観たのが英語版だからか、ちょっと違和感。というかはっきり言って四季節に違和感。
1幕。楽しみなのはMaria、トニーとマリアのTonight、そして皆で歌うTonightだ。しかしまずMaria、阿久津トニーは決して悪くは無いのだが、もっともっと声量のある、とにかく豊かな声量を存分に披露してくれるようなMariaを聞きたかった。というわけで次のTonightも、トニーの歌声がちょっと寂しかったかな。木村マリアは奇麗なソプラノを披露してくれた。
そしてなかなか良かったのがAmerica。なんといっても樋口アニタ、見事な歌声。その存在感にマッチした堂々たる歌声が本当に素晴らしかった。うーん、はやく樋口エルファバも聞いてみたいものだ…。そして楽しみだった、クインテットとアンサンブルのTonight、何かが、何かが足りない。いまひとつ迫力というか濃厚さが足りない。もしかしたらオーケストラなのかもしれないし、全体的な音量なのかもしれない。クライマックスなだけに、もっと圧倒されるようなTonightを聞きたかった。
2幕、美しい旋律のSomewhereを楽しみ、そして楽しいGee Officer Krupke、どんな雰囲気になるのか楽しみだったけど、まぁこんなもんかな。これもやっぱりもっと迫力あればもっともっと楽しくなると思うのだけど。そしてやっぱり樋口アニタが見事。A Boy Like That and I Have A Loveの、木村マリアとのデュオがとても素晴らしかった。
ストーリーはシリアスに進み、衝撃的な、そして静かなエンディング。やっぱり感動的だった。やっぱり名作だ。
来日公演と、そして四季版と観る事ができたが、来日公演で体験できた歌声の迫力を楽しめなかったのには残念。四季としても伝統的な作品なのだから、もっと「すごい」という声が漏れるような舞台であってほしかった。

コンタクト @四季劇場 秋
2007年2月24日(土) ソワレ

結局今年の2本目もコンタクト。1F17列16番。劇場内では結構後方だがそれほど遠くは感じない。ほぼ中央でとても観やすい。
前回とはPart2の妻と黄色いドレスの女が違う。前回妻だった坂田加奈子が黄色いドレスの女に、そして妻は団こと葉。
Part2、いいねぇ。Waltz Eugeneのメニュー放り投げでのキャッチは失敗。残念。でもそんな事はどうでも良くなってしまう。やっぱりダンスが奇麗で観ていて楽しい。もうちょっとこの群舞を長く楽しみたい…とも思うのだが、メリハリというか、このくらいでビシッと決めるところがいいのかな。
Part3、前回とは違って留守番電話での言葉にはそれほど違和感を感じることは無かった。黄色いドレスの女でも妖しくいい感じ。その後のセリフも違和感なく聞くことができた。もちろん加藤敬二、明戸信吾も独特の雰囲気がいい。
そしてカーテンコール。コンタクトって、カーテンコールがまたなかなかお洒落でいい。ダンスが奇麗だし、そしてステージ中央に置かれるトロフィー、そしてその周りでダンスするマイケル・ワイリーと黄色いドレスの女、ワイリーはトロフィーを見つけて… そのあたりの描写がなんだか感動的でさえある。そしてこの「コンタクト」というタイトルに結びついているのかな…なんても思う。

コンタクト @四季劇場 秋
2007年1月20日(土) ソワレ

今年の1本目。1F14列28番。確か一般発売日に買った席だが、悪くない席。
四季の公演だといつもならまず先にキャストを確認するのだが、今回はそれを忘れてしまった。そして幕が開いてまずPart1。ブランコに乗る女、クリスティン・ゼンダーにまずちょっと驚いてしまった。まぁ、このパートは歌もダンスらしいダンスも無いが、若い貴婦人というイメージからはちょっと外れてしまう。あんまり若々しさを感じなかった。
そしてPart2。結構このパートは好きだ。妻の坂田加奈子、細く長い手足をピンと伸ばしたダンスがなかなか奇麗。そしてこのパートの面白さのひとつに、妻、ウェイター、そして他の客らの計算しつくされた動きがあるだろう。その中でも、ちょっとしたシーンではあるがWaltz Eugeneの冒頭シーン、初めて見た時は驚いた。従業員がコンテナを持って歩く。その前で妻はウェイターからメニューを奪い、後ろに放り投げる。宙を舞ったメニューは普通に歩く従業員が持っているコンテナの中に奇麗に入る…。それがすごく自然で見事だった。しかしやっぱり難しいのだろう。次に観た時は大失敗だったし、今回もキャッチし損ねた。残念。
しかしその後のダンスはやっぱり奇麗。そして次のアルルの女でのダイナミックな群舞が見事。そもそもミュージカルって、突然歌ったりする事など、普段ではまずあり得ない事を堂々とやる事が面白さのひとつなのかもしれない。そしてこの作品には歌が無いが、様々な客や従業員が一斉に踊りだす、しかもキチンとそろった群舞を…というこれまた絶対あり得ない事だから面白いのかもしれない。そしてそのあり得なかった事は、本当にあり得なかった事なのだという描写もまた面白い。うーん、このパート、好きだ。
休憩をはさんでPart3。コンタクトという作品の象徴とも言える黄色いドレスの女が登場。いや、その前にまず留守番電話。しかし、ちょっとこの声の調子が好きになれない。いわゆる四季節とはまたちょっと違う、棒読みという感じ。そして加藤敬二。これはもちろん文句無し。いい演技と下手なダンスを観せてくれる。なかなか面白かったのがバーテンダーの明戸信吾。Part2では夫を演じていたが、それとは全く違う印象を見事に演じ分けている。
そして黄色いドレスの女。酒井はな。妖しい雰囲気がなかなかいい。が、ドレスの女では良かったが、やっぱりセリフがちょっと。そこだけが残念。

不思議な作品。やっぱり群舞は観ていて楽しい。


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