きまぐれ観劇日誌

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東宝

四季

tick, tick ... BOOM! @横浜BLITS
2006年12月8日(金) ソワレ

今年はRENT映画版に始まり、来日、そしてこの公演と、ジョナサンな1年だった。その締めくくりとなる tick の千秋楽。横浜BLITSは初めて。2階H列5番。後ろから2列目だが、ほどよい大きさの小屋、なかなかいい感じ。RENT来日公演もこういうところでやってくれれば良かったのに。

まずや山本耕史登場。ピアノの前に座り…バンドも入って…シーンとした劇場。緊張感。なかなか始まらない…というか始まっているのか…そしてようやく「チック、タック…」の声。始まった。山本耕史が語る。やばい。またこれだけで涙が出て来てしまった。そして30/90。迫力あるサウンドがなかなかいい。ロック・ミュージカルはこうでなきゃ。ただちょっとハーモニーが奇麗でない感じがした。愛内里菜がちょっと外したのか…とは思いたくないけど。しかし千秋楽だというのにちょっと盛り上がりに欠けるような気もするなぁ。拍手はあるけど。
そして千秋楽だけに山本耕史のアドリブ炸裂。階段を降りて水を飲むシーンでは…「マリオで降りてみる」ってなんだそりゃ。「プーン」「プーン」と言いながら階段を降りて大爆笑。油の代用品のネーミングも「デブの最後の舞台」と、いかにも千秋楽向けの名を披露。楽しいね。バンドもふざけたネーミングを連発、愛内里菜も笑ってしまい、山本耕史も突っ込み。
そんな笑いを誘う1幕はあっという間に終わって2幕へ。ワークショップを前に不安を語るシーンでまた涙が出てしまう。そしてその後の熱い語りに感動。さらに涙。そして2幕もあっという間に終わってしまった。ラストの Louder Than Words は見事。
世田谷とはちょっと違った雰囲気で、こういったホールならではのサウンドがなかなか良かったし、3人のハーモニーが奇麗だったのが印象的だった。愛内里菜のソロ、 Come To Your Senses もパワーがあって良かったし、ゲイリー・アドキンスも歌声が良かった。
そしてカーテンコール。1階は総スタンディング、2階も半分以上はスタンディング。山本耕史が挨拶。自分のこと、この公演中に自分も30を迎えた等、そしてジョナサンの事を。そして最後の最後に Boho Days 。tick... のサントラに収録されている、ジョナサン自身が歌っている曲だ。皆で手拍子。歌いながらこの手拍子って難しいけど、間違ってもいい。とにかく楽しんで手拍子(サントラを聴くと、結構ブレイクもあって正確に手拍子をするのはかなり難しそう)。
最後にもう一度挨拶しておしまい。いい舞台だった。RENTと共にいつまでも楽しみたい舞台だと思うのだが、いつまで楽しむことが出来るのだろうか…。

BARRICADES LIVE @品川プリンスホテル クラブeX
2006年11月24日(金) ソワレ

当日券。サイドでステージ横のテーブルもあったけど、ちょっと後ろでも前から観られる席を選択。そしたらその周辺は役者さんがいろいろ。いや、びっくりした。
まずオリジナルを披露してから1幕はミュージカルナンバー。こういうホールの雰囲気にあった結構おしゃれなショーなのかなと思ったら違っていた。Tonightでは…最初はまじめな雰囲気だったけどおちゃらけた詩になって爆笑。しかし歌声はさすがパワフル。すごい楽しい。 Damn Yankees では野球のユニフォーム姿で客席に登場し、局田さん(ちなみに背番号725)は周りの役者さんとハイタッチ。野球をするけどスライディングはしない。ライトを浴びて歌うのが我ら。いいね、こういう雰囲気。
しっかり聴かせてくれるナンバーあり、笑わせてくれるナンバーあり、すごく楽しい。個人的にはRENTからLa vie Bohemを入れてくれて、しかもそれを1幕ラストに入れてくれたのがうれしかった。
2幕はまず冬の歌メドレー。ポップス系の歌で楽しませてくれてから、そして「ラララみぜらぶる」へ。あのオープニングの音楽が流れ、囚人…ではなくOLが。レ・ミゼを観ている人しかわからないようなパロディーではあるけれどそれは当然のこと。だからこそ面白い。とにかく爆笑の連続。そして周りの役者さん達がとにかく盛り上がっていて、それに巻き込まれて楽しさ倍増。「一日の終わり」では適当な衣装にほおかぶりした役者が一列に並ぶと周りから「稽古場だ〜」。なるほど、稽古場ってこういう雰囲気なんだ。
その後も爆笑が続き、そして One Day More 。特に誰が誰役という固定はなく、いろいろな役者がいろいろなパートを歌う。徐々に雰囲気は熱くなり、本物さながらの濃厚でパワフルな合唱が素晴らしい。拍手。しかし周りからはすすり泣く声が。そうか、この隊列の中に立っていた役者さんには、このレ・ミゼラブルという舞台に、そしてこの歌に、特別な思い出があるのだろうなぁ。感動的なひととき。
ラスト、本田美奈子.さんの「つばさ」、これが素晴らしかった。そして「翼をひろげて」、最後にKAZZさん作の「ONE LOVE」。一曲目が「ONE VOICE」だったので「ひとつの声から始まり、ひとつの愛につながる」という説明にキャストも「へー、知らなかった〜」って、そこがまた楽しいね。大きく盛り上がって、カーテンコールもしっかりと。
ほんと、楽しい舞台。役者さん達が、自分達がやりたい舞台を、自分達が楽しみたい舞台を自分達で作る。そしてその楽しさを一般客に分けてくれて、一緒に楽しませてくれる。レ・ミゼラブルのアンサンブル陣によるミュージカルとしては Complex Party があったけど、それと同じ楽しさ。舞台の上での仲間達の楽しみと、舞台の下での観客達の楽しみががっちりと融和してとても楽しい舞台ができあがる。観客としてもすごく楽しい。こういう舞台って大切にしてほしい。まずは役者がとことん楽しんでほしい。その楽しさに観客を巻き込んでくれれば、それでいい。お互い楽しいんだから。

tick, tick ... BOOM! @世田谷パブリックシアター
2006年11月4日(土) ソワレ

1階席で観たかった。ということで、11/3に観た時にチケット購入。1階K列24番。ななかないい席。2階は2階の観やすさがあったけど、やっぱり1階席ならではの舞台との近さも楽しい。

やっぱり2回目ということで、1回目でちょっと違和感を感じていた愛内スーザンが、まぁ聴いている側として慣れてきたという事だとは思うけれど、なかなか良かったかな。歌でもそれなりに声は出ているし、山本耕史とのデュオでも負けてない。いいじゃないか。他の役、ローザやカレッサでも、特にスーザンとカレッサをうまく声の雰囲気を替えて演じ分けていたところが好感。
ゲイリーは、ほんと、歌はすごくいい。いっそのこと、セリフは全部英語、字幕にしてしまっても良かったのかもしれない、とさえ思った。とにかくセリフが弱く、特に2幕、山本耕史の熱さとのギャップを感じてしまう。
そして山本耕史、いいねぇ。熱く、そして淡々と語る。2回目に観るとアドリブもいろいろ楽しめて笑う事ができる。笑わせてくれて、そして聴かせてくれて、泣かせてくれた。でもなぜか、昨日ほどの涙は出なかった。昨日観ているからというのが大きな理由なのかもしれないけど。

カーテンコールでのスタンディングは数人。でも思い切ってスタンディングした。感動したから。

tick, tick ... BOOM! @世田谷パブリックシアター
2006年11月3日(金) ソワレ

個人的に待望の再演。2階C列13番。この舞台にはこのくらいの劇場が似合う。前回公演とはキャストも違うしセットも違う。どんな舞台になるのか楽しみだ。
まず、開演前にバンドのメンバーと共に山本耕史も登場。なにやら作曲の仕草。そして「チック、タック、…」と始まる。今の心境を淡々と語るジョナサン。そのジョナサンの運命を知っているが故、不覚にもそれだけで涙が出てしまった。そしてタイトルソングとも言える30/90。好きな曲だ。サントラでは何度も聴いたこの曲、あれ、舞台では途中でこんなにセリフが入ってたんだっけ。
スーザンの愛内里菜、可愛らしい声ではあるがちょっと違和感。2幕でようやく慣れたという感じ。歌はちょっと詩が聞き取りにくいような歌い方もあったけど、それなりに声も出ているからいいかな。2幕のソロナンバーでもラストは想像以上にパワーがあった。
そしてマイケル役のゲイリー・アドキンス、もちろん彼の事は全然知らなかったし、それなりに日本語が喋られるのかとも思っていたが、とても流暢に喋られるとは言えないシンガーを日本語の芝居の役者として抜擢することは、キャスティングの段階でもある意味掛けだったのかもしれない。お世辞にも芝居がうまいとは言えない。訛った日本語を、時に英語のセリフを交えてながら台本どおりにただ喋っているだけ。歌になるとたとえ日本語でもいい声で歌っているのに、普通のセリフになると英語のセリフでさえもとことん弱々しくなってしまう。正直、このセリフ部分は残念だった。もっとマイケルとジョナサンの激しいぶつかり合いが欲しかった。ただ、翻訳ミュージカルの中でこれだけ英語を残して演じるという事は、ある意味斬新にも感じた。全編英語で歌われる「No More」はなかなか良かった。
そしてジョナサン、山本耕史。淡々と、そして熱く語ってくれる。この語りがとても素晴らしい。まさにジョナサンの心の苦しみを、夢を実現させる苦しみ、現実とのギャップ、それを時に爆発しながらしっかりと伝えてくれる。もちろん歌も独特の声で聴かせてくれるが、やっぱり芝居が、語りが良かった。

たった3人の小さなミュージカル。しかし熱いメッセージが伝わってくる。ジョナサンは、遠い日本でこの作品が演じられる事を果たして想像していたのだろうか…。

GOLF : THE MUSICAL @PARCO劇場
2006年10月26日(木) ソワレ

D列19番。どまんなかのとても観やすい席。
まずはゴルフをミュージカルにするという事自体が歌われる。どんな舞台なのだろう。18ホールに様々な人生が詰まっている。ちょっとオケピっぽい。このあとどんなふうに面白くなっていくのだろう。ちょっと不安も感じながら…とくかく個性的な5人。この「濃さ」がいい。まず川平さん(ワッキー)。川平慈英ならではのコミカルなキャラが笑わせてくれる。ストーリーの中でも、だんだんとゴルフが好きになっていく様子が、ちょっと悔しくも思うけど(ずっと嫌いのままでもいいのかも)なかなか面白い。高橋さん(キャディー)、淡々と、冷酷なほどに喜怒哀楽の無い冷静なキャディー。その雰囲気が他の4人と対照的で面白く、かつ高橋由美子独特の声になかなか似合っていた。そして2幕での変身ぶりもなかなか面白い。堀内さん(サカシタさん)、可愛らしい雰囲気。そして歌は見事。それなのに歌う曲数がちょっと少ないのが残念。池田さん(カラクサギさん)、濃いねぇ。ちょっと悪役っぽい雰囲気が面白い。しかしそれだけで終わらせないところがなかなか良い。相島さん(クロちゃん)、他のキャラが濃いだけにちょっと控え目にさえ感じてしまうけど、その弱々しいところもまた個性的で面白い。
オヤジギャグ炸裂の笑える舞台だった。一歩間違えれば寒いミュージカルになっていたかもしれないけど、それを飛び越えて笑えたことは川平慈英をはじめとする個性的な役者の実力だろう。楽しい観劇だった。

AKURO @サンシャイン劇場
2006年10月22日(日) マチネ

当日券。通路に置かれた補助席、1階第四通路9番。上手側の通路。サイドだけど結構前。椅子も悪くなくなかなかいい席。
事前情報はほとんど無し。AKUROが悪路であるという事、そして陸奥の話だという事をチラシで見ていたくらいで、ほとんど皆無に近い。オープニング…いきなり群衆のセリフで始まり、うう、難しい話なのかなぁ…と思ったけどそんなことはなかった。安倍高磨が坂上田村麻呂の使命を受け、鉄の谷を探す。そこには鬼が… 一気にストーリーに引き込まれてしまった。
まずはその安倍高磨役、坂元健児が絶妙。軽いノリのセリフで笑いを誘う。この作品はコメディーなのかと本気で思ってしまったくらいだ。そして田村麻呂の今拓哉、堂々たる風格と歌声。サカケンとの雰囲気のバランスもなかなかいい。謎の若者、吉野圭吾、高磨との出会いがちょっと強引な気がしなくもないけどそんなことどうでも良くなってしまう。うーん、ちょっとヘルベルトを思い出してしまうが、まぁ、それも味。いいぞ、面白いぞ。あっという間に1幕が終わってしまう。
2幕。アケシが動き出す。前半のちょっとコメディーチックな雰囲気とは代わり、重みのある感動的な展開へ。まずは高磨とアケシの会話に涙。舞台はどんどん訴えてくる。そしてそれを坂元健児が持ち前の見事な声量で惜しみなく聴かせてくれる。素晴らしい。そしてイサシコ、駒田一がまた良かった。渋い役、難しい役だと思うのだけど、その演じっぷりはすごかった。
そしてなんといってもラストの殺陣。争いを避けるためなのに、なぜ争わねばならぬのか。殺陣そのものが一歩間違えれば怪我になりかねないダイナミックなものもあり、そこから伝わってくるこの舞台の深く熱いメッセージに涙が止まらなかった。
本当に感動した。舞台でこれだけ涙を流したのも、この感想を書きながら思い出して涙を流したのも久しぶり。いい舞台だった。観て良かった。ぜひいつか再演してほしい。再演させるべき作品だ。

ペテン師と詐欺師 @銀河劇場
2006年10月7日(土) ソワレ

アートスフィア改め銀河劇場。そのオープニング作品だからかどうかよくわからないけど、すごい花。劇場前どころじゃなくシーフォートスクエアのガレリア2階を埋め尽くすほど。すごいなぁ、そんな人気な作品なのかとちょっと不安。毎度の当日券狙いだし。しかし買えた。3列目の一番端。1階C列2番。
劇場の名は変わったけど中は改装とかされたのかな…と思ったけど全然変わってない。この際だから、舞台を半分見えなくしてしまうバルコニー席とか直せばよかったのに…。

結論から言ってしまおう。面白かった! どんな作品なんだか全く知らなかったが、ストーリー展開が面白いし、そして主演、鹿賀さん市村さん、対照的なこの2人がすごく面白かった。
オープニングのちょっと豪華なダンスから始まり、まずはそんな上流階級に似合ったダンディーな鹿賀ローレンス。独特の雰囲気がいいね。そして雰囲気が180度違う市村フレディー。これまたコミカルな雰囲気が最高。そして奥菜クリスティーン、うーん、雰囲気は、これまた独特でいいけど、やっぱり歌はいまひとつ。男性陣がパワフルなだけに、それに負けない歌いっぷりが欲しかったというのが正直なところ。あとは愛華さん、濃厚なキャラを見事な歌声で演じてくれて良かった。
で、いやほんと、面白かった。騙し騙され、自分が仕掛けた罠に自分がハマる。そしてラスト、後味も良くて好感。

スウィート・チャリティ @ル・テアトル銀座
2006年9月8日(金) ソワレ

今日は何をやっているかなぁと思って選んだ作品。ということでもちろん当日券。最前列が買えた。1階1列8番。しかし客席に入ると結構空席が目立っていた。うーん。

まだオケがいろいろ鳴らしている中、いきなり後ろから大胆な衣装で登場してびっくり。そしてオープニング。まずはチャリティとチャーリーのエピソード。なのだが、なんだかテンポが悪いというか何というか、あんまり面白くない。掴みは失敗ってとこだろうか。そして次の男、ヴィットリオ。ここから雰囲気が変わった感じだ。なかなか面白いのだ。
玉置チャリティ、初舞台、初主演とのことだが、ダンスは軽やかで可愛らしく、なかなか良かった。しかし歌が、別に下手というわけではないのだが、思いっきり拍手を贈りたくなるような見事な歌というほどでもなかった(のか、そのような歌が無かっただけなのか)。気になったのがセリフ。なんだか不自然な雰囲気で、普通のセリフのシーンを聞いているとちょっと疲れてしまう。逆に「濃い」シーンでは気にならなくなってしまった。
石井ヴィットリオ、さすがベテラン。歌も演技も見事。と思ったらビッグ・ダディにびっくり。意外でもありハマっているようでもあり、笑わせてくれました。そしてもっと笑わせてくれたのが岡田オスカー。見かけとは全然ちがう病的でビミョーな演技が最高。もちろん歌も良いね。
そして良かったのが宝塚勢、樹里ニッキーと初風ヘレン。セリフもすごく自然だし、ダンスも奇麗だし、もちろん歌声も最高。そのベテランっぷりがダンスホールでの先輩の雰囲気にマッチしていて、ピッタリとはまっていた。あとは赤坂ハーマン、いい雰囲気を出してくれていた。最後に歌を披露してくれた時にも、お、なかなかいいなと感じた。
って、ここまで書いてみるとそれぞれのキャストは結構いいのだが、なんか、全体的にガツンとくるものが無く、玉置成実の独特の雰囲気だけが前面に出てしまっていた…というところか。

Nothing But Musicals GORGEOUS 〜SHOWしま賞〜 @日本青年館 大ホール
2006年9月2日(土) ソワレ

当日券。1階L列35番。まさにゴージャス。幕が上がって、ほんとにそう思った。

タナボタというと、どちらかと言えば小さめのホールで楽しいショーを、というイメージがあった。この日本青年館で観るのは初めてだし、タナボタをこの規模の劇場で観るのも初めてだ。で、いきなり今までのイメージをひっくり返すゴージャスな雰囲気。しかししっかりと笑わせてくれる。まず出演者の紹介で笑わせてくれた。伊藤恵里さんは初めて観るかもしれない。笹本玲奈ちゃんはこの雰囲気にちょっと戸惑い気味。シルビア・グラブさんはもうタナボタの一員って感じ。そしてキーヨが…どうなるのか楽しみ。
で、タナボタのショーは歌そのものをしっかりと聴かせてくれるのがいい。まず玲奈ちゃん、まさに若手にして大物という雰囲気の歌いっぷり。キーヨも持ち前の声量を披露してくれて見事。At The Ballet (コーラスライン)では女性3人のハーモニーが素晴らしい。そしてHome(The Wiz)での伊藤さん、すごい。可愛らしい声から奇麗でパワフルな声まで自在に披露。感動。
そしてやっぱり好きな作品から歌われると嬉しい。A Heart Full of Love(レ・ミゼラブル)では岡マリウスに笹本コゼット。この組み合わせもなかなかいいじゃないか。そしてそこにシルビアエポ。うわ〜すごい。タナボタでしか味わえない組み合わせに拍手。そしてAll I Ask of You(オペラ座の怪人)、すごい〜。岡ラウルに伊藤クリスティーヌ、ここに今井ファントム! ラストの素晴らしさに感動させてくれて、しっかりとタナボタ風の笑いで締めて最高! いや、ほんといろいろな意味で最高!
Without You(RENT)は期待していたけどいまひとつだったかな。男性ボーカルがちょっと外してたのが残念。そして1幕ラストはゴージャスにWhere You Are(蜘蛛女のキス)で締め。あぁ、また蜘蛛女を観たくなってしまった。

2幕。いきなりタナボタだぁ。こう来たか。ここはとにかく笑わせてもらおう。豪華(?)衣装でのトークを楽しみ、うーん、2幕は結構知らない作品が多いなぁ。そんな中でやっぱり印象に残るのが、And All That Jazz(シカゴ)かな。セクシー系のこのナンバーにシルビア・グラブさんが似合ってる。その後のトークで玲奈ちゃんが戸惑い気味のところが可愛らしい。そしてCabaretではやっぱりビアさん。いいね〜。カッコいい。
なんだか2幕はあっという間に終わってしまう。One(コーラスライン)は少人数ではどうなのだろうかと思ったけどそんな心配無用。男性と女性とそれぞれのパートをしっかりと聴かせてくれて、Oneならではの楽しさ、美しさを味わわせてくれて満足。
ラストはしっとりとした雰囲気で締めておしまい。タナボタならではの楽しさと、タナボタならではの実力派を並べた見事な歌に思いっきり拍手。とにかく楽しかった!素晴らしい歌だった!

OUR HOUSE @新国立劇場 中劇場
2006年6月24日(土) ソワレ

当日券。開演ギリギリに購入し、S席2階1列16番。

始まってから…いきなり苦しい。広いホールに音が反響し、歌詞がすごく聞き取りにくい。これだったら1階サイドのほうが良かったかも、と思いつつ…。この劇場ってこんなに音環境が悪かったっけ。発音が奇麗な人はそれなりに聞こえるが、アンサンブルが入るといきなり聞きにくくなってしまう。ちょっとストレス。
内容についてはほとんど事前情報無し。なるほど…1幕、ちょっと退屈してしまうようなとこがあったが、2幕からの展開はテンポも良く、そして感動的。なかなか面白い作品だった。
主役の中川ジョー、中川晃教独特の歌い方はやっぱりあまり好きにはなれないが、2人のジョーをうまく演じ分けていたのは見事。池田サラ、持ち前のパワフルな歌声で、この音響ながらも聞きやすい歌声を聞かせてくれて好感。そして両親、今井清隆、いや、どっしりとした歌声がやっぱり素晴らしい。暖かみを感じさせてくれる父親。香寿たつき、いい意味で普通っぽさをも感じさせてくれる、雰囲気のある母親。そしてなかなか面白かったのが坂元健児かな。こんな役どころの笑える坂健は初めて観た。
ダンスがとても楽しい舞台だったが、それだけにその詞が聞き取りにくかったことが残念。ラストは盛り上がり、1階席はほぼスタンディング。いい舞台だった。

Shoes On! 7 @博品館劇場
2006年1月14日(土) マチネ

新春観劇の恒例、Shoes On! 。ついにファイナル公演ということで何がとびだすか…

オープニング、まずはいつもの雰囲気でスタートして、そしてCHICAGOでおなじみの「5,6,7,8!」の掛け声からいきなりTAP。いーねー。このノリ。いきなりいい気分。
そして、いつものウォーリーとポーリー。おいおい、動物の鳴き声の海外版ネタは去年やっただろ…と思いきや、それをさらにバージョンアップ。いや、それどころじゃない。よくわからないけど平澤さんがやたらテンションが高く、川平さんがついて行けないほど。「どうしちゃったの、ちょっとおかしい」「段取りにないよ」「時間オーバー、みんな怒ってるよ」なんてボヤいて爆笑。しかし最後は奇麗にまとまって拍手。
「アイ・ガット・リズム」とか「スイングしなきゃ」等の定番はあるものの、結構知らない曲が多かった。ミュージカルからの曲なのだろうか、よくわからない。
いつものパペッツは…いかにもファイナルらしいストーリー。もちろんゲームあり罰ゲームありアドリブありの爆笑。でも爆笑だけで終わらさず、しっかりと歌とダンスを披露してくれるところが、このShoes On!のいいところだ。だから思いっきり拍手をしたくなる。

今回はほとんどの曲目でタップが披露されていて、まさにタップ・ショーだった。タップ無しの曲目があっても別に構わないと思うのだが、徹底してタップを入れてくれるというのも嬉しい。まさにShoes On!だ。そしてボーカルは女性陣が良かったかな。岡さんの声がなかなか奇麗でよかった。

ラストはいつものメドレー、そしてチップ付き手袋と組み合わせたいつもの演目を観せてくれた。そしてスタンディング。ひとつひとつの演目が素晴らしかったか…と言われるとちょっと疑問だが、構成としてはファイナルっぽくて良かったかな。いつものように楽しかった。また違う雰囲気でこんなショーを観られる事を期待したい。


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