まさに骨折り損の日記 |
最終更新日:2003年8月11日 |
いやぁ、まいった。
イントロダクション
飛び石連休。月曜に休暇を入れ、八ヶ岳でのんびりとバックカントリースキーを楽しむ事にした。
まだ2月というのに予想以上に気温は高く、2000メートル以上ある山の上でも気温はプラスだった。だからもちろん、そこから下に続くスキー場の雪質は良くなかった。というのは言い訳。
2月11日(火・祝)
その連休の最終日。
昨日はテレマークで山歩きを満喫した。今日は午前中ゲレンデで滑って、午後に帰る予定。
縞枯山荘から出発し、午前9時のオープンとともにゲレンデを降りる。降りてからチケット(午前券)を買い、ロープウェイで上がってまた降りる。そこでやってしまった。カッコつけてウェーデルンっぽいテレマークターンを決めようとして、右ターンから左ターンへ入る前、左足を後ろに引いたところで、その外エッジを引っ掛けて左に倒れた。鈍痛が全身を走り、冷たい雪が顔面を覆った。いてて…
起き上がって… ちょっと左肩が痛い、強打したな…。 ちょっとすりゃ大丈夫だろう、そんな雰囲気だった。下まで降りて、リーシュコードを外そうとしたが、あれ、左腕に力が入らない。こりゃ、マジメな捻挫かな、そう思いつつ、また滑った。なにしろチケット買った1本目。まだまだこのチケットで滑れるのだから、もっと滑った。おまけにクロカンコースにまで出て深雪に入った。あれ、深雪で転ぶと起き上がるのが辛い、バランスを崩すとリカバリーできない。ちょっとやばいかな。
とりあえずそんな雰囲気で滑って午前券のモトを取った。山小屋に戻り、帽子をストーブの上の物干に干そうとしたら…あれ、左腕が上がらない…。
こりゃ本格的な怪我だな。メシ食って、ザック背負って、…まずは、とにかく、降りなくちゃ。この荷物で、スキーで。きついぞ。ロングコースをボーゲンで降りた。足の筋肉パンパン。きつかった。
左肩に鈍痛。帰りの電車でも荷物を網棚に乗せられない。幸いザックはウエストベルトとチェストベルトのおかげで左肩に全然負担をかけることなく背負えた。駅から家への帰り道に病院を探した。あ、なんだ、こんな近所に接骨院があるじゃん。
家に荷物を置き、湿布を買いに。
荷物を片付ける気力が無い。最低限、濡れ物だけをザックから出し、シャワー浴びて、湿布貼って、寝るが…痛くてまともに眠れなかった。
2月12日(水)
遅刻する旨のメールを会社に入れて、接骨院へ。
一応、外見とか触診とかで、折れてはなさそうだ、打撲(捻挫)だろう、と言われた。電気治療をして、テーピングして、湿布貼って、包帯して、なんとかなった。しばらくすると内出血が出ますよ、との事。湿布が効いて気持ちいい。午後から会社に行った。でも左腕は動かすと痛い。しかし電気治療が効いたのか、痛みはだんだん少なくなり、動かさなければ痛くない。とりあえず眠れるようになった。よかった。
それからしばらく、湿布貼って包帯して、なるべく動かさないようにして過ごした。おかげで肩に包帯をする方法が勉強できた。
2月15日(土)〜16日(日)
二度目の接骨院へ。
動かさなければ痛くないけど、そもそも動かない。それに、前に言われた内出血も無い。これは良いのか悪いのか。とりあえず電気治療。テーピング。実家に帰ったが、車の運転ができないし、犬の散歩もできない。そもそも雪が降って犬の散歩どころじゃなかったけど。
しかし、ずっと前に足を捻挫した時と、ちょっと違うなぁ。なにしろ動かない。自宅への帰り道の夜に、近くの病院(川崎幸クリニック)に整形外科と放射線科があることを確認。家に帰ってからインターネットでその病院の情報を確認。明日、電話しよう。
2月17日(月)
朝、まず病院に電話し、午後の診療を予約した。
午前中会社に行き、午後に病院へ。
レントゲンを撮って診察。「痛いでしょ、折れてるよ。」…げげ、そうだったかぁ。
とりあえず、無理しないように、ズレたら手術になるから、との事。動かさないようにじっと過ごす、それだけ。診察のみ。治療は無し。
しかし骨折というのは初めてだ。「痛い」とは聞いていた。まぁ、確かに痛いが、もっともっと痛いものだと思ってた。とにかく、動かさなければ痛くない。動かせないという事が辛いが、動かさなければなんともない。思ってたより楽じゃん、骨折って。家に帰ってから、入社時に貰った救急箱から三角巾を探した。あった。しかし黄ばんでて不潔。捨てた。ドラッグストアで三角巾を購入。インターネットで使い方を調べた。なんだ、簡単じゃないか。でも、不便だなぁ。やっぱ、いいや、うごかさないように注意すれば。というわけで三角巾吊りは数分で中止。
コンビニでカルシウムのサプリメントフードを買った。カルシウム豊富なヨーグルトを買った。病は気から。治すぞ〜。
その後しばらく湿布と包帯を続ける。
しかし数日後、湿布によるかぶれが出た。これで湿布をやめ、同時に包帯もやめた。
すると、動かさない事による肩こりがひどくなった。動かす時の鈍痛より肩こりのほうがつらい。動かさなければ痛くないけど、キーボードとか打つと、肩に鉄板が入っているかのようなキツい肩こりになる。
2月24日(月)
2度目のレントゲン診察。
ズレてない。なんとかなってる。そのまま固定を延長。
ちょっと詳しい説明を受けた。折れたところに筋肉がつながってるから、そもそも動かない。なるほど、動かそうと思っても動かないわけだ。無理に動かそうとすると折れた部分を引っ張ることになるから、折れた所がずれるかもしれない、ずれたら外から折れた骨の場所を直す事はできないので手術との事。とにかく肩付近の筋肉に力を入れないほうがいいな。この日から常時三角巾で吊ることにした。できるだけ動かさないようにする、ということと、意識して動かさないようにする事による肩こりを軽減することのため。あとは、他人への「けが人だぞ」というアピールという点もあるかな。なにしろただ手を動かさないでいるだけだと、「物を持てない」「車を運転できない」という事をわかってくれにくい。実際、できないのに。キーボードだって一度置いた手首を動かせないから、ASDFはいいとして、QWあたりはきつい。数字はテンキー、漢字キーは右手だ。
結局肩こりはキツい。ピップエレキバンを買ってみる。
しかし、三角巾は予想以上に他人へのアピールが強い。不謹慎な言い方ではあるが、腕なら三角巾、足なら松葉杖、これがまさに怪我人のトレードマークのようだ。とにかく、とことん、「どうしたの?」と聞かれる。既に怪我してから2週間。この間、左腕を全然使わないようにしていたが、もちろんそんな事は他人には関係ない。「動かさない、という行為を楽するためと、肩こりを軽減するため」という、自分が楽するために三角巾をしたことによって他人の注目を浴びるというのが、なんだか面白い。苦労ってのは他人からは見えないものなのだ。自分が楽するための行為が、苦痛に見えるのだ。
ちなみにピップエレキバンはほとんど効かないので張るのをやめた。
3月3日(月)
3度目のレントゲン診察。
「ちょっとズレてるような感じもするけど、なんとか頑張ってるね。」よし、がんばれ。何もしてあげないから。
そのまま延長固定。次は2週間後に見ようか、との事。三角巾吊りを続ける。
三角巾をもうひとつ買った。上着を着ている時と着ていない時とで、服の厚みの違いで実質的に吊られる高さが違ってくる。そこで吊る長さを変え、上着着用時用と非着用時用に使い分けることにした。便利。
3月8日(土)
怪我してから思った事として、2月、3月に観劇のチケットを全然持ってなかったということが幸いだった、ということがある。こんな状態じゃ思い切って拍手なんてできない。見る側として拍手できないというのは辛い。
この日はレ・ミゼラブルの発売に加え、新・三国志3の四月分発売。まず帝劇に並び、次に新橋演舞場に行ったら、今日は電話予約のみらしい。で、今日は初日。思い切って当日券を買ってしまった。まぁ、それなりにソフトな拍手にとどめて…ただ、買えた当日券は1階最後列の補助席。双眼鏡を使おうとして気付いた。左手が双眼鏡の高さまで上げられないから、右手だけで双眼鏡を持ってピント合わせもしなけりゃならない。きつい〜。でも、スーパー歌舞伎の鑑賞は感動しました。
3月12日(水)
この日は研修。残業が無い。スーパー歌舞伎で調子に乗った余韻で(なんだそりゃ)、四季劇場「海」に行ってしまった。しかし売り切れで入れず。その後「秋」にも行ったが貸し切りで入れず。関係ないけど浜離宮でボラの大群を見た。
3月17日(月)
4度目のレントゲン診察。
順調。折れたホネは定位置にあって、くっついてくれつつあるようだ。
「動かす練習をしなさい」と言われた。筋肉を使って動かすのではなく、外からの力で動かすというもの。体を前屈させ、腕を前にだらりと垂らし、それを振り子のように動かす。健常な腕なら全然難しくない事だが…これが痛い。関節技をかけられているような鈍痛。というわけで痛み止めを処方してもらった。湿布はかぶれるので、今回は飲み薬。まぁ、動かさなければ痛くないので薬のお世話になる事も無いのだが、リハビリに励みなさい、って事なのか…というわけで三角巾は外し、意識して腕を振り子のように動かすようにしたが… 痛い。痛い。痛い。 甘えて三角巾をしてしまった。
会社でもリハビリ。たまに体を前屈し、左腕をだらりと下に垂らす。いたたたた… 関節技をかけられているような痛み。その状態で振り子のように… いたたたたたた…
3月19日(水)
ミュージカル・フレディーを観にいく。なんとか拍手できた。当日券でD列が買えたから双眼鏡の心配は不要。というかこの距離じゃ双眼鏡使って歌穂ちゃん観るのが恥ずかしい。
3月21日(金)
NOISE&FUNCを観にいく。当日券で24列目。この劇場(赤坂ACTシアター)は後方になると遠い。双眼鏡も使えたし、拍手もできた。しかしラストのスタンディングオベーションで頭上で拍手まではできない。
って、おいおい、なんだか観劇日記になりつつあるぞ。
3月23日(日)
実家に帰る。彼岸ということもあり、叔母と姉も来ていた。久しぶりに犬を散歩に連れていく。年寄の犬だが元気はまだまだ。左手で綱を持つのは辛いので、甥を連れて行き、糞の始末をする間、綱を持ってもらった。
しかし暖かくなったなぁ。東京駅ではスキー・スノボを抱えている人が目につく。最後の滑りかな。いいなぁ。予定ではこの三連休も八ヶ岳だったのに。
問題は5月連休だな。いつものように八ヶ岳に行けるか…。
3月24日〜26日
いろいろリハビリを考えてみる。
その1:椅子に座って左腕をだらりと垂らし、そのまま上体を左に傾ける。これで腕を外側に広げるような形になるが、これが痛い。肩だけでなく椅子にも負担がかかるようで、椅子の調子がおかしくなった。
その2:椅子に座り、机の上に左手をのせる。ひじはほぼ90度。このまま左手の指を使って机の上を手のひらが「歩く」ように、手を前に、または左に動かす。これで腕を前に上げたり、外側にひねるような形になる。これも痛い。でも、外側にひねるという動作ができないと車の運転でシフトレバーまで手が届かない。こりゃ運転できるようになるまで時間かかるかな。
リハビリその1 リハビリその2
3月27日(木)
なんとなく、左手を上げやすくなったような気がする。両手で顔を洗える。が、以前は意識して肩を下げていただけだからかもしれない。
リハビリ続行中。歩く時など、なるべく左腕は下に下げようとするが、つい楽な姿勢、つまり三角巾で吊っている時の形になってしまう。ちなみに最も楽な形は、脇を締め、ひじを曲げ、手首を胸に当てる形。ふと思ったのだが、胎児だった頃の手の位置、腕の形はまさにこの形だったのだろう。ってことは、リハビリって、成長しなおすって事か? …んなわけないか。
3月29日(土)
ミー&マイガールを観にいく。楽しかった〜。一幕ラスト「ランベス・ウォーク」、もっと思いっきり手拍子したかった。そして前楽という事もあるのか、ラストの盛り上がりも良かった。なんとか拍手できたけど、やっぱり手を上に上げられないのが残念。
3月31日(月)
5度目のレントゲン診察。
順調。骨が出来てきているようだ、との事。安心すると同時に、え、今まで何だったの?という印象も。骨そのものが元どおりくっついていなくても、骨のまわり膜のようなものがあるので、それがきちんとなっていれば折れた部分がずれる事を押さえてくれるらしい。
しかしそんな事よりも「動かす」事のほうが重要のようだ。動かさないと固まってしまう。アイロン運動(というらしい。上体を倒して腕をブラブラさせる運動)をもっとやるように、との事。実際、他からの力で動かすのが辛い。ごく普通の動作、例えば腕を上げるという動作が、まるで柔軟体操をして体の固い部分を動かしているかのよう。今まで普通に動いていたのが嘘のように、動かない。やばいぞ、きっとこのまま怠けると、ほんとにこのままになってしまうのだろう。「ちょっと不安」と言われてしまい、とっても不安だ。カルテにも「がんばりましょう」と書かれた。マジに頑張らねば。薬は痛み止めを3回/日×14日分。午後の出勤時に、左手で電車の吊り革を掴んでみた。もちろん自力じゃまだ上がらないので、右手で上げてやって掴む。または右手で掴み、左手で右手の腕を掴み、左手の指で右手を「登って」いって吊り革まで登る。痛い〜。けど、掴めた。久しぶりの事だ。うーん、なんとなく感動。
4月1日〜4日
痛い。
動かそうとすると痛い。しかしそれだけではなく、動かした後に動かしている時とは違う痛みが残る。そして時々ではあるが、さらに違う痛みがある。我慢できないほどではないけど、薬のお世話になる。3日には、久しぶりに夜中に痛くなった。薬を飲もうかと思ったが、空腹ではまずいかもしれない(薬は、痛み止めと胃の保護の2種類が処方されている。おそらく痛み止めは胃に負担がかかるのだろう)。そこで以前に処方された湿布を貼った。
4月5日(土)
この湿布(セルタッチ)は合わないようだ。たった数時間貼っただけなのに、軽いかぶれが出た。次にどうしても湿布のお世話になる時は市販品(ハリックス)にしてみよう。
アイロン運動をすると、なんとなく今までよりも広範囲に腕が振れるようになったような気がする。でも、右腕に比べたら動かせる範囲がぜんぜん違う。本当に元通りになるのだろうか。カルテに書かれた「がんばりましょう」の言葉を思い出す。せめて、はやく車を運転できるくらいには復帰したい。
4月6日(日)
実家で、久しぶりに車に乗ってみる。運転するのではなく、乗るだけ。なんとかシフトレバーには手は届くけど、ハンドルの上の方を掴むはつらい。駐車とか、ハンドルを大きく動かす必要のある操作はまだ無理かな。
ひさしぶりにエンジンをかけてみたらバッテリーがあがってた。チャージャーで充電をする。
4月8日〜11日
つい、左手を使ってしまう。まぁ、ある程度使ったほうがいいのかもしれないけど、分厚いファイルを持ったり、ゴミを捨てたり…。で、その都度、痛い。痛いんだけど、つい使ってしまうっていうのは回復してきたからなのだろうか。よくわからない。
つい使ってしまうからなのか、時に不快な痛みが襲う。薬のお世話になる。
4月13日(日)
なんだか痛い。アイロン運動できる範囲が狭くなったような気がする。うーん。
4月14日(月)
6度目のレントゲン診察。
今日はいつもとちがうアングル(?)で写真(もちろんX線)を撮った。いつもは立った位置から肩を撮っているのだが、それに加え、台に寝て、腕を開けるだけ開き(これが痛い)、脇の下から撮影した。つらかった。
余談だが、レントゲン撮影のフィルムは、被写体の後ろにあるという事を初めて知った。なるほど、今まで肩の後にセットしていた分厚い板にフィルムがセットされていたのか。そして前にあるでっかい機械からX線を照射して、その影がフィルムに感光(っていうのかな?)するって仕組みだったのか。そして…「くっついてますね。」…嬉しいお言葉。ようやく元に戻った。骨は。
そう、元に戻ったのは骨だけなのだ。まだ痛いし、不自由なのだ。リハビリの話が出た。「仕事がありますよねぇ…」とか。「だいたい3ヶ月放置すると動かなくなってしまう。もう2ヶ月だから、あとの1ヶ月が勝負…まだ若いから動かせないと…」 そりゃそうだ。動かせなきゃ骨が元に戻った意味がない。
「これできる?」と言われながら見せられたのが、頭の後で手を組み合わせるポーズ。腹筋を鍛える時とかに手を頭の後で組む、その時の形。やってみると… まぁ、なんとか…引っ張りながら…いててて…「頭が下がりますねぇ…」 そう。頭を下げ、左ひじを充分に下げた状態でようやく頭の後で手が組める程度。しかも痛い。こりゃ今後がキツそうだなぁ。というわけでリハビリ(運動療法)を予約。まずは明日に。「頑張ってください。」はい。ありがとうございました。「じゃ、頑張って。」… 何度「がんばって」と言われただろうか。それほどに頑張らないとダメなんだろう。言葉の重みを感じる。
左手は使ったほうがいいか?と聞いた。そうですね、との答え。よし、今まで休ませた分、しっかり使ってやるぞ。…っていうか、…使わなきゃいけないんだよね。痛いのに。
4月15日(火)
1回目のリハビリ治療。
肩を温めてから現状のチェック。まず握力。これは問題なし。次に、自力でどこまで腕を上げられるか。前方向と横方向に上げてみるが…自分でも悲しいほどに上がらない。この角度を測定。その次は他からの力で動かした時にどれだけ動くか。腕を上げてもらうとどうしても肩に力が入ってしまう。そこで台に寝た状態でチェック。これは比較的上がる。けど、例えば前方向、右腕なら真上まで上げられるけど、左は90度プラスα程度。2ヶ月でここまで退化していたか…。次は、実際に運動をやってみる…が、最初に教えてもらったのは、だいぶ前から教えてもらってたいわゆるアイロン運動。ある程度できたら、ペットボトルとかを持つといった負荷をかけて…との事。なるほど。
次に、棒を使って動かす運動。肩幅より広めに両手で棒をつかみ、そのまま左に振る。右手で棒を押すようにすれば、左腕は力を入れることなく動く。同じように前にも振る。これ、結構効果ありそうだけど、痛い。
あとは自力で動かす。これが一番辛い。怠けずやらねば。今日のリハビリはこれだけでおしまい。もっと拷問のように辛いものかと不安だったが、ちょっと拍子抜け。
4月16日(水)
とにかく「がんばる」。
特製・長い取っ手のドライヤー
まずは朝。両手で頭を洗う。なんとか脳天までは指が届く。左手でドライヤーを持つ。というのは、今までは左腕を上げることなくドライヤーを使えるように、スキーのストックをドライヤーにくくりつけて使っていたのを、手でドライヤーそのものを持って頭に温風をあてられるように努力しよう、という試み。痛いけど、とにかくがんばる。
職場で簡単にできるリハビリなら、まずは腕を前、横に上げたまま止め、ゆっくり降ろすとか、右腕や傘等の棒を使って前や横に上げてやる、というもの。しかし会議が多い。会議中に意見も無いのに手を上げるわけにもいかず、じっとしているだけ。デスクワークではなるべく左腕を動かす。お茶を飲む時も左手を使うようにした。痛いけど、とにかくがんばる。
夜、自宅でも腕を上げたりアイロン運動をしたり…あれれ、アイロン運動で動く範囲が広くなったぞ。そうだよね。動かなくなった、と言うより、動かし方を忘れてしまったという事のような気がする。痛いけど、そこをとにかくがんばれば、そこまで動かすという事を筋肉が思い出してくれるような、そんな気がした。
痛いけど、とにかくがんばろう。
4月17日(木)
会議中でも、腕は机の上に置き、ちょっと浮かして耐える、左肩で右肩をつかむような動作をしてみる…などなど、きつい動きを続け、とにかく今まで休んでいた筋肉を使ってみる。
けっこうきついのが、腕を前または横に上げる運動。上げた状態で止め、ゆっくりと(ここが肝心らしい)下ろす。この程度なら仕事中でもできる。そのためか、前方向は自力で90度まで腕を上げられるようになった。横方向はまだ90度に満たない。
家に帰ったら棒を使ってリハビリ。棒はスキーのストック。転んだのもスキー。ドライヤーの補助もスキーストック、リハビリもスキーストック。
4月19日(土)
2度目のリハビリ。
今回からは本格的な運動療法。考えてみれば、怪我をしてから初めての「治療」だ。
まずは温めて、動く範囲の確認。前は90度まで上がるぞ。横は70度くらいかな。問題はひねり。ひじを90度曲げて手を前に出し(いわゆる「小さく前ならえ」の形)、そのまま手を外側に曲げることがほとんどできない。
いろいろ筋肉を触ったり押したりしながら腕を動かし、弱ってる部分を探していく。単に動かない方向に動かそうとするのではない(って、当然だよな)。動かしたり、力を入れてみたり、いろいろな動きを時間をかけてじっくりとやってみる。なんとなく動かせる範囲が広くなったような気がするけど、痛い方向はやっぱり痛い。本当に動くようになるのだろうか…。怪我をしてから1ヶ月半くらいは固定していたから、元通りになるには最低でも同じくらい時間はかかるだろうとの事。運転できるようになるのは6月かな。
いろいろやった後にもう一度測定。前は115度まで上がるようになった。すげー、やっぱりプロだ。短時間でここまで復帰したぞ。横も少し広がったけど、90度までは上がらない。よし、次の目標は前135度、横90度だ。
別の運動を教えてもらう。まずひねり。風呂の中で、「ババンババンバンバン…」をやる。水圧を抵抗として利用するというもの。シャワーと湯船を使って温めたり冷やしたりを繰り返す。そして、ひざをついた状態での簡単な腕立て伏せ。これをやってみたら、ちょっと腕を曲げると痛くはないのだけど力が入らず、左腕だけがブルブルと震えた。「動かない」だけじゃなく「弱った」を実感。あとはアイロン運動と棒を使った運動。これらをがんばるように、との事。
そのあと電気治療を10分。なかなか気持ちいい。そして今日はおしまい。次の月曜まで横方向がどこまで上がるようになるか…。
4月20日(日)
オケピ 東京千秋楽を観にいく。なんとか当日券を入手できた。
入手できたチケットは立ち見。2階最後方で観る。長い舞台だ(開演前に三谷幸喜本人から「長いですよ」と言われたので、「座ってみたいから再演を」とお願いした)。手すりにもたれて観れば多少は楽だが、もたれ方によっては痛い。2幕では念のため準備しておいた折り畳み椅子を使った。
そしていつも問題の拍手。千秋楽だから盛り上がる。リハビリも兼ねて、高い位置で拍手するぞ〜。痛いけど拍手送るぞ〜。面白かったぞ〜。楽しかったぞ〜。痛いぞ〜。
4月21日(月)
7度目の診察。今回はレントゲン無し。
「どうですか?」と言われ「結構調子いいです」と答えた。「ほんと?」と聞かれ、腕を上げてみる。へへへ。どうだ。90度以上上がるようになったんだぜ。「お、上がりますねぇ。」と嬉しい言葉。カルテには目分量ではあるが120度と書かれた。そして3度目のリハビリ。
温め、電気治療して、まず測定。まず前。120度だぜ…と思ったら115度だった。前回のリハビリでは治療前は90度だったので、「上がるようになりましたねぇ」とは言ってたけど、前回もラストは115度だったじゃん。変わってないよ。
筋肉の痛い部分を確認しながら動かしていく。痛い。我慢できる程度ではあるけど痛い。その痛みが、なんとなく悔しい。なんでこの程度の動きでこんなに痛い思いをしなきゃならないんだ(って、それを追求すりゃ結局自業自得なんだけどね)。そんな思いで腕を動かされ、筋肉を押され、アドバイスを頂き、本日は終了。会社に行って、ゴムを脇机に固定。これを苦手な「ババンババンバンバン」の体勢で引っ張る。結構筋肉が疲れる。うーん、筋肉の使い方を間違っているかな。
夜、シャワーを浴びていて気か付いた。右、つまり正常な方は、腕を前に上げていっても意識しない限り肩の高さはほとんど変わらない。しかし左肩は、意識して押さえないと、腕を前に上げるとともに肩全体が上がってしまう。
4月26日(土)
4度目のリハビリ。
今日は担当者が違う。温め、電気治療して、測定。まず前。いくぞ135度…と思ったら110度だった。え、前は115度だったよ。そう言って計り直しても115度。おかしい。少なくとも120は上がってると思うのだが…。次に横。ようやく90度達成。しかしこれはきつい。ひねりは多少だけど増えたかな。30度くらい。その後いろいろ動かすけど、うーん、ちょっと頼りないなぁ。普段の運動じゃできない事をやってほしいもんだ。
腕を上げる時に肩全体が上がる事を伝えた。普通に腕を上げる筋肉が弱ってるから、他の筋肉で上げようとして、肩全体が上がってしまうらしい。なるべく意識して肩全体が上がらないように、しかし無理をせず…との事。リハビリを終えて11時頃には帰ったが、また寝てしまった。仕事の疲れか、そのまま15時過ぎまで寝てしまった。
4月27日(日)
実家に帰り、近所まで久しぶりに車の運転をしてみることにした。
ハンドルにもシフトレバーにも手は届く。しかしハンドルをつかむ左腕が重い。ついついハンドルの下のほうをつかんでしまう。こりゃ、長距離はまだダメだ。
もうひとつの問題がバック。特に窓から顔を出して後ろを見ようとすると左手でハンドルをつかむことができない。これは盲点だった。
さらにバッテリーもあがり、目的地のケアセンターではエンジンがかからず。他の方の車のバッテリーのお世話になってしまった。
4月28日(月)
5度目のリハビリ。
いつものようにホットパックと電気治療。前は120度。計り方は担当者によって違うようだ。
いろいろ運動をした後、自分で棒を使っての運動。鏡を見ながら、肩全体が上がらないように、右と左が同じような形で関節が動くように、そう意識しながら腕を上げる。これを続けて… 右腕が疲れてきた。
次は10日。間が空く。どうなるだろうか。
4月29日(火)〜5月3日(土)
恒例:春の八ヶ岳へ。
左腕が上がらないから、クサリ場やハシゴが不安。そこで「足で登れるエリア」ということで北八ッへ。ロープウェイから上がり、縞枯−黒百合−硫黄−しらびそ。行ければ硫黄から横岳(奥の院)に行ってみよう。しかし、出発前からまず問題。ザックを背負う瞬間がつらい。右肩をかけ、左腕をショルダーベルトに通そうとするが、腕に自由がきかずショルダーベルトがさぐれない。背負う前に左のショルダーベルトを最大にゆるくしておいて、なんとか背負えた。
次の問題が電車の網棚に荷物を上げられるか。…肩に乗せ、右手で押し…なんとか乗せられた。下ろす時は落とせばいいや。ケガをして以来の山。というかケガをした山。ロープウェイに乗り、あぁ、あのあたりでコケたんだなぁ、なんて思いながら雪のないコースを見る。今年の雪は少ないかな。…しかし上に上がるとすごい雪。縞枯のスタッフが小屋までの木道を出すための雪掻きをしていた。そして小屋着。番をしていた裕香さんに「実は2月に来た時、骨折しまして…」と報告。「昼に戻ってきて、帽子をそこ(ストーブの上)に干そうとしたら、腕が上がらなかったんですよ…」
翌日から縦走。のんびりと歩き…と言いたいが(実際、のんびりなのだが)、しばらく歩くと左肩が痛む。雨だからザック下ろして休むのも億劫。ストックを荷物の下に着いて…いわゆる「一本立てる」。麦草、高見石でコーヒーを頂き、雪の中、黒百合へ。なんとか歩けた。硫黄まで行けるな。
翌日は硫黄岳山荘で荷物を降ろし、サブザックで奥の院にチャレンジ。安易にピッケルを使って楽をした。おお、便利じゃん。クサリ場はクサリをつかんでしまえばなんとかなった。ハシゴもなんとか登れた。無事に奥の院到着。結構行けそうじゃん。これなら赤岳まで行けたかな。
静かな、本当に静かな陽気の中、のんびりと縦走を続け、当初の予定どおり3日にしらびそ小屋から稲子湯に降りた。行けた。歩けた。今年の5月も、いつものように八ヶ岳に行けた。八ヶ岳を歩けた。
しかし、歩いている間、左腕を使わない。ちょっと衰えたかな?
5月9日(金)
外出時、電車の吊り革の、出入り口付近の一段高い部分に捕まってみる。補助なしで、いきなり左手だけでつかむことができた。痛い。けど、ずっと掴んでるとなんとなく痛みが引いてくるような気もする。こうやって少しずつ動く範囲が広がって行くのだろうか。
5月10日(土)
6度目のリハビリ。
まずホットパック。電気は無し。先生は皆忙しそうで、まず自分で棒で運動。それからチェック。ちょっとサボってしまったからどうなることやら…と思ったけど、ようやく前135度をクリア。横は105度?(そんなに上がるかなぁ)。思ったより動くようになっていた。それと、腕の筋肉を押した時の痛みがだいぶ減った。痛い部分はピンポイントで、探さないとどこが痛いかわからない。
肩を引っ張ってもらったり、いろいろな動きをして結構動く範囲が広がったような気がした。500mlくらいのペットボトルを持ってアイロン運動をもっとやったほうがいいとの事。
次に8度目の診察。
ひさしぶりにレントゲンを撮ってから診察。「もうくっつきましたね。ずれないでよかったですね。」ほんと、よかった。そして腕を前に上げてみて「お、いいですね」と言い、カルテに135度と記録した。
次は5/31の予定、レントゲンは無し。おそらく次回で診察は終わるだろう。夜にクレイジー・フォー・ユーを観に行く。予想以上に観客が少ない。なんか、笑いどころのテンポがいまひとつだなぁ…。しかし拍手はしっかりできた。手を上げて拍手というほどの盛り上がりじゃなかったのがちょっと残念だけど。でも、もうこれでマンマ・ミーアも大丈夫だぞ。ってチケット取れないけど。
5月17日(土)
7度目のリハビリ。
今週は忙しくてほとんど自分でリハビリっぽいことをやらなかった。全然変わってないんじゃないかな。今日は11:30からで、ほとんど患者さんがいない。いつものようにホットパック、そして電気治療。その後自分で簡単な運動をしてから治療。忙しかったとは言うものの、無意識に多少は動かしているためか(よくわからないけど)やっぱり以前よりは動く範囲は広くなってきている。
それからきついのが、背中を触るような動作。腕を後に動かすのは前からそれほど苦ではなく、腕を伸ばしたままであれば、左右同じくらい後に振ることができる。しかしその状態で肘を曲げることができない。右なら背中から手を上にあげて肩甲骨くらいまでは触れるけど、左は到底そこまでは及ばない。これだからザックを背負うのに苦労する。それを伝えたら、そのような動作になると腕のひねりの動作が必要になるから…との事。なるほど、ひねりは苦手だ。「ババンババンバンバン」が苦しいし。まぁ、焦らず、ゆっくり動かしていくことにしよう。
あとは、運転していて左腕が重い。これは筋力をつければいいとの事。腕を前にあげて5秒くらい保持。横は45度くらいに。横は上げ過ぎると肩の筋肉を使うことになるので、そうではなく腕の筋肉を使う範囲でトレーニングをしたほうがいいとの事。なるほど。
そして別の運動。腕を伸ばして、前方で丸を描くように。窓をぞうきんがけするような雰囲気。けっこうきつい、というか重い。しかしやらねば。
5月20日(火)
だいたい朝は調子良くないのだが…。今日も目覚めて、無意識に両手を頭上にグッと伸ばそうとしてしまって、伸びないから、痛かった。
で、問題はそのあと。なぜか左手の小指、薬指がしびれる。伸びた時に何かよくない事をしてしまったのだろうか。なんか不安。しかもそのしびれが取れない。…結局、10時過ぎまではしびれが取れなかった。その後問題なくなったから大丈夫ではあるけど、あのしびれは何だったのだろう。ちょっと不安。
5月24日(水)
8度目のリハビリ。調子いいぞ〜。
今週もやたら忙しくてほとんど運動をしていなかった。全然変わらないかな。しかしいつものようにホットパック、電気治療をして、そのあと棒を使って腕を上げてみたら…お、結構上がるじゃん。前方向は棒を使って(つまり他力で)ほぼ真上まで上がるような雰囲気(あくまでも雰囲気)、横も 130位行くかな。
しばらく運動してから治療。今日はいつもと違うベテランの先生(一度この先生に診てもらいたかった)。「お、結構上がりますね」と言われた。そしてベッドへ。
やっぱり前方向真上は「雰囲気」だった。寝て上げてみるとわかるけど、真上までは行かない。ゆっくりと腕を動かしながら関節の動きを探るように指でいろいろな所を押す。いかにも弱点を探しているという感じが伝わってくる。痛む部位を探り、いろいろと動かし、探っては動かし…。
とにかく前方向は結構動くようになった。問題は「ひねり」。これは、何と言うか、肩の中でも一番難しい動きのようで、例えば野球選手でも痛めるのはこの「ひねり」の部分らしい。おまけに今回の骨折で一番影響する動きでもあるようだ。いわゆる「ババンババンバンバン」の動きだが、それを、ひじを少し横方向に上げた状態でやってみると…これが一番つらい。無理せず、少しずつ動かしてみるように、との事。前回の診察の時に言われた事だが、肩の関節というものは人間の関節の中で最も広範囲に動く関節だ、という事を実感した(今更?)。元通りになるためには、ひとつひとつの動きに対して元通りにしなきゃならないようだ。この日記を読み返すと「思ってたより楽じゃん、骨折って」なんて書いてある。肩だったのは、ある意味幸いであり、ある意味大変だった。幸いってのは、折ったけど手術とかギプスで固定とかすることなく、とにかく動かさないという事で治癒できたという事。大変だったというのは、とにかくいろいろと動く関節、動かさなければならない関節だったという事。今思い返せば、折った時に思ったほどに楽じゃない。骨折って。
5月31日(土)
9度目のリハビリ。
毎度のことながら忙しくて運動をさぼってしまっている。どうだろう。今日はまず電気治療、次にホットパック。そして自主トレ。むむ、上がるじゃん。。と、ここでは思う。ここまでは先週と同じだ。でも先週よりは上がるような気がする。
今日は2度目にリハビリを受けた時の先生。肩の関節や筋肉を触りながら、いろいろな角度に腕を動かす。上はなんとか上がるが、真横がきつい。転んで打った部分の筋肉がかなり固くなっているようで、苦手な部分のストレッチをする時のような痛みがある。治るのかなぁ。
さらに今日は別の体勢で筋力をチェック。うつぶせになり、ひじから下で腕をだらりと下げる。この状態からひじを上に上げる。うぅぅ…。全然上がらん。肩甲骨周りの筋力が落ちてしまってるようだ。このトレーニングとして、仰向けに寝た状態で500mlのペットボトルを肩を使って上げ下げする、という運動を毎日との事。まずは忙しさをなんとかせねば。
次に9度目の診察。
いろいろ動かしてみる。前方向の目分量として140とカルテに記録。ほとんど普通の生活には支障は無いから、もうやめましょうか、と言われた。リハビリだけもう少し、と答えたら、リハビリを続けるためには診察も続ける必要があるようで、7月に予約。こんどこそ、これで終わりにしたい。
6月7日(土)
10度目のリハビリ。
今週は、ある程度は意識して運動したぞ。肩甲骨を鍛えたぞ。横方向上げる努力したぞ。どうだろう。
まずホットパック、そして電気治療。電気治療は電気の流れがバッチリと決まったのか、関節の奥の方にいつもと違う刺激が走った。いてててて… 勝手に出力をちょっと弱めた。
今日はまた別の先生。記録は見たけれど初めてなんで…ということで、いろいろ経緯を説明しながら関節を動かす。「普段に不自由な事はありますか?」と聞かれて、…そうか、そう言われてみれば、痛いとか不快とかいう事はあるものの、不自由という事はほとんどない。強いて言えば車の運転中にバックをする時くらいだ。それなりに普通に生活はできている。もうリハビリ通いもやめましょう、とも聞こえる質問だった。とは言え、やっぱり、できるだけ元通りにはなりたいとは思うし、そのためのアドバイスをもらいたい。
初めてだからか、ちょっと控えめ。というか、上はかなり動くようになった。横は…やっぱり痛い。
その後筋トレ。ひねり方向にチャレンジ。「…っていうか、動かないです」という方向も。うーん、動く方向は動くようになったものの、ダメな方向はダメだ。
その後自主トレをしばらく続けて…疲れた。今日はここまで。
6月21日(土)
11度目のリハビリ。
2週間ぶり。ちょっとサボり気味。でも結構調子いいぞ。いつものようにホットパック、そして電気治療。ベッドに座って確認。ほぼ真上まで上がるような気がするが、計ってみたら135度。横はまだまだだけど90度は軽くクリアできる。
横になって筋トレ。今日は忙しいからか、ちょっと少なめ。あとは自主トレを10分ほどやっておしまい。
もうほとんど不自由は無い。前方向も90度くらいまでなら重く感じることなく上げられるようになったから車の運転も結構楽になったし、後方向のねじり(手の甲で背中を触る動き)も結構できるようになった(これでザックが背負いやすくなったはずだ)。次のリハビリは7/5に予約。診察の予約をしている日だ。もうこれで終わりにしようか。腕を横に上げる度に、その痛みに「まだまだだなぁ」とは思うのだが…。こんなに病院に甘えていてもいいのか、そんなようにも思える。
6月28日(土)
12度目のリハビリ。
この日はリバーダンスの発売だったのだが、先行の抽選に当たったから今日買う必要が無くなった。というわけで、今週もリハビリに行く事にした。
ひどい雨。リハビリ室に入ったら、あれれ、人がほとんどいない。なぜか先生も少なく、患者も雨だと飛び込みの人とか来ないらしい。って、飛び込みなんてあったんだ。山小屋かよ。
ホットパックして、電気治療して、ゆっくり、少しずつ動かす。うーん、全然変わらないような気がする。前はほとんど問題ない。横と、外側へのひねり。これが変わらない。特に横。寝た状態で腕を横に広げるのはすごくきついのだけど、棒を使うとほとんど問題ない。だから棒を使っても自主トレしているという感覚があまりわかない。筋トレをすべきなのかな。
来週は診察だ。何と言われるか…
7月5日(土)
10度目の診察
今回は今までとは違う先生。ということで今までの経過はカルテ上でしかわからない。やはり予想どおりの事を質問される。通常どうか。困る事は無いか。前は良い。横が上がらない。だから車運転でバックがきつい。ちょっと腕に重さを感じるので運転は近距離だけとか。「これ出来ますか」と言われたのが、背中に手の甲を着ける動作。痛いけど、なんとかできる。そうしたら「あ、できますね」と言われてしまった。痛いんだけど…。
…もう少しでゴールですね、と言われた。やっぱ、まだゴールじゃないよな。痛い角度は痛いもん。上がらない角度は上がらないもん。ちょっと甘え気味。
そして13度目のリハビリ。
ホットパック、電気、これがキマッた。6/10と同じ。「痛い」じゃなく、いてぅえぃ〜 って感じ。我慢。いてぅえぃ〜〜。
そして動かす。先週と同じ谷川先生。ソフトな動き。「それ、大丈夫」っていう角度から、少しずつキツい角度にもってくる。絶妙だ。キツいはずなのだが、あれ、動く。痛いはずなのだが、あれれ、動くぞ。うーん、ソフトな動かし方からは想像もできないようなハイテクニックなのかもしれない。そりゃ、プロだもんね。
その後、10分ほど自主トレ。箕輪先生が新しい患者をからかいながら治療。「お酒飲んでるんですか?」「右手でつまみ取れないから酒ばっかり」って、理由になってないよ。楽しいね。
7月15日(火)
土・日に出勤したので代休を取った。とにかくのんびりしたくて午前中は寝た。というわけで14度目のリハビリは午後から。
うーん、午後は静かだ。患者も少ないし、先生も少ない。ホットパックして、電気やって、そして今まで会ったことのない初めての先生。この際だ、苦手な横方向を徹底的にやってもらおう。
ベッドに寝て、筋肉を触っていろいろ探りながら腕を動かす。関節部分を引っ張ったり、力を加えてみたり。ある角度まで動かして「このあたりから痛い」とわかると、いろいろ別方向に動かして、もういちど痛かった角度に動かすと、あれ、動く。いろいろ関節って複雑なんだなぁ。
とにかく横はまだまだ苦手だ。筋力が劣っているからだと思ってたけど、それだけでなく関節部分がくっついて(骨と骨との間が狭くなって)しまっているのかもしれないとの事。というわけで、引っ張ったりしていたわけだ。
10分ほど自主トレして、疲れたからおしまい。腕を上げるだけで疲れてしまうんだ。まだまだ。
7月26日(土)
15度目のリハビリ。の前に、朝にちょっと腕を動かしてみると、なんだか動かしやすく感じる。今日は調子良さそうだ。
おや、今日はずいぶん混んでる。いつもどおりにホットパック、そして電気。そして治療。今日は調子いいですねぇ…と思いながら。ちょっと動かして、筋トレやって、混雑しているからか、今日はこれでおしまい。棒を使って自主トレ。しかし棒を使って横に振る運動は、ほとんど上まで上げられるようになった。前方向はほとんど問題ない。もういいかな、そんな思いが強くなる。自主トレも、棒を使うより自力で動かす練習のほうがいいかな。鏡を見ながら、横にゆっくり上げる。右も同じように上げてみて、肩の形が左右変わらずに上げられるか(つまり、使うべき筋肉を使えるか)を確認。結構いいぞ。
次は診察のある日だ。今度こそ、これで終わりにしよう。
7月30日(水)〜8月3日(日)
夏の八ヶ岳へ。
忙しくて遠くまで行くのが面倒だったこと、一度くらいは夏の八ヶ岳に行ってみたかったこと、というわけで今年の夏は八ヶ岳。コースも、いつもどおり。たぶん、会う人もいつもどおり。
まずはザック。腕が背中方向に回せる範囲が広がったから、ベルトをゆるめる事なく普通に背負えた。
ロープウェイ乗り場で縞枯の嶋さんに会った。今年は梅雨明けが遅いから、花も遅めとの事。楽しみ。
山荘にはいつものように裕香さんと卓さん。「まだリハビリ中ですか?」「えぇ、ま、もうほとんど大丈夫なんですけどね」
歩いていて肩が痛む事もなく、問題ない。黒百合でお姉さんに会った。横岳も問題なくクリアし、天望荘ではいないと思ってたけど一三さんにも会えた。小屋に入るといきなり生ビールをおごってくれた。うまかった〜。
唯一の難所となったのが長い源氏バシゴだった。途中まで登ると左肩が重くなった。痛いというより、疲れたという感じだ。だいぶ筋力が落ちているのだろう。ちょっと休んで、なんとか登りきった。今の肩の様子をしっかりと教えてもらった。
青年小屋には竹内さんがいた。縦走してきたと言うと「なんでそんなに歩くの?」と言われた。角田部長も登ってた。飲んで、歌って、星を見て、12時過ぎまで楽しんで、翌朝は朝食を遅くしてもらって、のんびりと降りた。いつもと違う季節の八ヶ岳を、いつもと同じように歩いた。いつものように歩けた。
8月9日(土)
今日で終わりにするぞ。
まず診療。横方向に腕を上げてみる。痛みはあるものの、真上まで上げられる。背中にも回してみる。これも痛みはあるけど、結構できる。ひねりも結構いい。今後リハビリはどうするか聞かれた。もはや一番重要なのは自分自身の意志と言われた。というわけで今回でおわりにする事を宣言。ありがとうございました。
そしてリハビリ室へ。16回目、最後のリハビリ。台風だからか患者さんも少ない。先生も少ない
まずホットパック。次の予約を聞かれた。「もうこれで終わりにします」と告げる。「よかったですね。頑張りましたね」と言われた。頑張ったかな。結構サボったけど。でも、ここまで動かせるようになったのは、よかったです。
そしてちょっと自主トレ。棒を使わず、鏡を見て、腕をゆっくり上げる。痛みはあるけど、上げられる。一番上まで。腕が耳に付くまで。
その後先生に診てもらって、筋トレ。そして今後の練習についてレクチャーを受ける。壁に向かって簡単な腕立て運動と、腕を伸ばしたまま肩甲骨を動かす運動。これをやるように、との事。リハビリに通うのは終わりだけど、まだ痛みが無いわけじゃない。せめて普通の動きで痛みが無くなるようにしたい。
「あ、緩衝波やりましたっけ?」…え、何それ? あの電気のやつが、カンショウハというらしい。最後に初めて知った。そう、今日はそれをやらなかった。「まぁ、もう、いいですよ。」ということで、省略っ。
そして、いよいよ、おしまい。今日は先生方少なくて挨拶できなかったけど、いろいろ教えて頂き、本当にお世話になりました。怪我から実に半年。おかげ様でここまで動くようになりました。
ありがとうございました。
おしまい。