芹沢俊介さんの『子ども暴力論』
芹沢俊介さんの『子ども暴力論』読んでる。これ、
ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)より面白い。
ただしミイラ取りがミイラにならないように。
芹沢俊介
http://homepage2.nifty.com/shihai/message/message_serizawa.html
>2005年9月14日死刑執行。国家は宅間守の挑発に乗った。
>私は麻原彰晃に負けたくないと思った。彼を絶対に許せないという立場を崩さないためには、彼のやったのと同じことを、それがどんな形であれやってはいけない。私は彼を殺害することを承認するどんな意思にも加担しないと決意した。
受動的に生じる「暴力」。
この世に生まれ(させられ)たこと自体が実は暴力的な現実。
そのイノセンス(暴力)は、大人(主に親)に受け止められることによって解体される。
大人(主に親など)が権力で巧妙に抑えられ続けると、宅間守のようにイノセンス(暴力)は解体されないまま肥大化。
「体罰」の章体罰が直接の暴力じゃなくて「巧妙な権力」にすり替えられてる今の時代にはもっとガツンとくるお話。
日本の知性。
面白くて寝不足。
宅間や麻原の狂気にそまらない理性をもってる芹沢俊介。
ヒステリーに動じない態度はやっぱり先がみえてるから。
やるなあという感じ。
哲学者と言うより、子育て人。
子どもに「どうして夫婦関係もクソなくせにオレを生んだんだ!ぶっ殺してやる!」って言われたとき、それが言葉どおりの「本当」ではないことを見抜ける。
ヒステリーだと、普通は暴力(権力)で子どもを抑えつける「親に向かって何様だ!」と。それじゃだめなんだけど。
フジテレビ「32歳ニート、母への暴力からの出発」ドキュメント見てたら、母への暴力より母の暴力にびっくり(笑。
話し合いの最中にバケツで水かける姉。
ニートじゃなくて典型的な共依存じゃん!!
泣フジテレビ・ザ・ノンフィクションの「不倫を繰り返す32歳女」て痛いドキュメント。(「不倫を繰り返す32歳女」で検索したら11万件ヒット!満員御礼!)MusicOnTVドキュメント・ハナレグミなんかと併せてDVD化してほしい。なぜか?「三十路シリーズ」が旬なことに気づいてるのはエロ本、AV業界だけじゃないはず。
32歳といえば統計的にいうとベビーブームの頂点の人たち。
ホリエモン、キムタク、人数も多いのでいろいろ居て面白い。
バブル経済をぎりぎり知ってるひとも。
写真家・橋口譲二さん、どうか「17歳の地図」の続編「32歳の地図」出版して下さい。
http://www.koshoshi-noir.com/jituzon/01.html
と思ったら近いものが出版されていた。『17歳の軌跡』。12年後、29歳になった人たちを取材したもの。私はどこかに狂気に魅了されてくとこがあるので、
芹沢俊介と禅やってる友人と3人で麻原に会ったら、最初に麻原に傾倒するのはあたしだろーなーと。
私は「ヒステリー感染」しやすい。
あの(間違った)高揚感に(間違って)惹かれるのか。
それともレクター博士のようにヒステリーを増幅させて楽しみたい私の無意識の「悪意」か。
ハンニバル・レクターは正気じゃないから捕まったけど、
彼くらいの冷静さそのものは大事。
Mr.Rogersの名演説。涙が止まらない。
Posted: 2006年07月05日 (水) at 21:21