再出発にあたって

 最初に謝罪しておきます。ごめんなさい。

 そもそもこのサイト、立ち上げ当初(一九八九)は、技術屋主導の草の根 BBS でした。それが就職していた会社の経営上のトラブルから身体を壊して(一九九二年。一九九六年には突発性拡張型心筋症で難病認定&障害者認定)長い長い休眠期間に入り、その後二〇〇〇年頃からに社会復帰して、活動拠点たるサイトも「自閉症スペクトラム障害者(自閉症・アスペルガー症候群・高機能広汎性発達障害など)を中心に結成された、学習障害児童・学習障害者の自立(就学・就労・生活訓練)のための情報交換/情報提供のページ」になったという経緯があります。ところが、仕事上のトラブルが頻発するわ、身内に病人が出るわで、仕事と介護で手一杯でサイト更新もままならない状態が数年続いていました。

 そして、よりにもよってそうした苦しい状況の中、いろんな場所で、痛い目にあってきました。で、そういう場所では、特定のタイプの人物が、“ある種の構造”を作っていて、その“ある種の構造”の中では、社会の常識であるとか、伝統的な価値観であるとか、そういうものが通用しなくなってることに気がつきました。

 よく考えてみると、ここ数年話題になっているのは「ある業界のどこかの企業の不祥事」というより、「業界最大手(ないしそれに近い企業)の不祥事によって明らかになった、ある業界の問題」です。ソフトウェア業界の場合、業界が細分化され、特定の業界大手企業の仕事を特定の企業グループが請負っているケースがほとんどです。そこで、こうした職場ぐるみ・企業ぐるみ・企業グループぐるみ・業界ぐるみの不正が横行しやすいという構造があります。実際、ハローワークで求人検索を行うと過去に痛い目にあわされた企業、あるいはその企業と同一の企業グループに属す企業が大部分を占めていたりします。で、残った数社のうち関連のなさそうな企業にアプローチしたところ、じつは過去に痛い目にあわされた企業グループに吸収されていた、なんてことにもなったりします。

 こうした「組織ぐるみの不正」に個人が対抗する手段は、民事訴訟を除けばほとんどありません。では行政はといえば、手を出しかねています。たとえば偽装労働に代表される企業の不正行為でいうと、労働基準監監督局やハローワークも把握してはいるのですが、企業に対する強制力を持っていないため、ほとんど何もできないのが実情です。

 でまあ、さすがにそうした閉塞感溢れる業界に嫌気がさして、原点に帰ろうと思いました。地元密着型・顧客密着型の小規模システムの開発を通じての地域振興です。モデルケースは、祖父が講元をしていた相州大山参詣・大森 榮盛講です。地域の同業者・関連業者との交流団体は多数存在しますが、お互いがお得意さんでもあり、時に同じ仕事を請負う仲間であり、さらにそこにお客さんが加わるといった形の団体というのは、よく考えたらあまり例がありません。

 サイト名は、神奈川県伊勢原市大山(雨降山)と東京都大田区大森から、『霝森坊』です。どうぞよろしく。

 なお、霝森坊本館もテスト運用を開始しました。お知らせまで。

草の根 BBS

 一九八九年のスタート時には SONY の SONY IT-V1200 という BBS 機能内蔵電話機一体型モデムを使用していましたが、一九九〇には MS-DOS マシン(最初は NEC PC-9801VF。後に父の遺品の PC-9801NS に移行)上で動く自作の掲示板システム(記述は C 言語)になりました。サイトの雰囲気は「自作派を含む技術系パーソナル・コンピュータ・ユーザの技術交流および意見交換のための掲示板システム、およびその運用試験環境」です。

いろんな場所

 実名を挙げたいところですが、“霊性が下がる”そうなので止めておきます。

把握してはいる

 ネットで検索すると、そうした企業不正の実例がぞろそろ出てくるので当然といえば当然ですが。

嫌気がさして

 ……というか、今までに仕事上のトラブルが原因で二度ほど入院し、死線をさまよった経験があります。次はたぶん死んじゃうので逃げ出した、というのが正確なところです。