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15.7.2003 束草市内観光 |
| 統一展望台より襄陽国際空港行きのバスで再び束草に戻る。さすがに早起きで疲れており、同居人はもちろん私も不覚にもうとうとしてしまった。路線バスと違いあっという間に束草まで帰ってきてしまったようだ。アナムプラザ前でバスを降り、さてどうしたものか・・・明日は朝一のバスで内陸の楊口まで行かなければならないので、当初の計画通り市外バスターミナル近くに宿を取ることにした。タクシーに乗って市外バスターミナルに向かい、以前泊まったことのあるホテルを見たのだが、同じ所に泊まるのもどうかと思ったので、バスターミナル隣のホテルにチェックイン。こちらの国の建物はミラーっぽい素材を多用して「なんとな〜く」近代的な外観をしているのだが、中身を見ると結構クラシックなのでビックリすることがある。このホテルがまさにそうで、ドアは木製で立て付けが悪く、エアコンは窓枠一体形でパッと見からは結構だまされたって感じだが、それなりに快適であった。ちなみに宿泊料は30,000W。なんといってもバスターミナルが隣なので便利なことこの上ないのが魅力。 |
| さっそく束草名物「ケッペ」に乗るべく、荷物をホテルに置きバスターミナル近くの停留所からバスに乗ったのだが、2つ目の停留所で降りるはめになった。歩いても充分行ける距離である。写真で対岸の乗り場の後方、バスが見えているのがメインストリート。右の写真、市街側の乗り場は刺身横町と呼ばれる刺身料理屋街の真ん中に位置している。ガイドブックでは束草のグルメと言えば主にこちらが紹介されているので、夜には大賑わいを見せるが昼間はご覧のように閑散。 | |
| 束草市街で必ずガイドブックに載っている名物がこのケッペ。なんと人力の渡し船で、お客が金を払って船のエンジンの代わりをしなければいけないというとんでもない代物である。束草市街には青草湖という汽水湖があり、湖の北側で海につながっているが、そのため南から海岸に沿ってくるとこの細い水路を渡らなければならず、そこにこの渡し船が運航(?)されているのである。写真は対岸の「アバイ村」方を見たところで、アバイというのは共和国も含んだ江原道の方言で父のこと(辞書に載っている通常の言葉ではアボジですね)。ここは朝鮮戦争時北の方から逃れてきた難民の人々が仮住まいのバラック村として住み着いた場所で、現在でも共和国領土となっている地方の言葉、食べ物、習慣が色濃く残っている。 |
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| 海峡は差し渡し約50m、両側の船着き場の間に2本のワイヤーロープが8m位の間隔で張られており、そのワイヤーに串刺しされるような形で2隻のバージ状の渡し船が交互に行ったり来たりする形態になっている。乗船客は船に備え付けられている鉄製のフックをめいめい手に取る。フックの数はおおよそ4〜5個で、それ以上の乗船客がいる場合は当然全員が作業を行う必要はないが、通常は日常の生活手段なので、ただ乗っているだけの人間がいても咎められるわけではなく、自然と役割の分担ができているようである。もちろん観光客はやるなと言われてもやりたくて乗ってくるのだから、推進エンジンには格好の素材として期待がかかる。後ろは船頭さん(船長!?)で、当然先頭を切ってフックを持つ。 | ||||||||||||||||||||
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| 各員位置について、さて、出航!単純に先端がU字形をしているだけのフックでワイヤーをどうしてつかめるのかと思っていたら・・・あらら、不思議!フックはがっちりワイヤーをホールドしている。これで皆が一列に進行方向とは反対側にフックを引いて甲板(?)上を船尾に向かって歩く。 | ||||||||||||||||||||
| 最初は渾身の力を出さないと動き出さないが、いったん弾みがつけばそれほど力は要らない。 | ||||||||||||||||||||
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| フックを持って船の最後尾まで来たらロープに対して直角にして、素早くロープから離す。もたもたしているとそのまま持って行かれて船尾の繰り出し口に噛み込んでしまうが、これをやると「ガンッ!」とすごいショックで船は急停止、下手をすると漕ぎ手も大けがをするので要注意。無事に離れることができたら、また船首についてこのプロセスを繰り返す。大体1人3〜4回やると対岸が近づいてくるので、フックをフックかけに戻して推進作業は終了、後は惰性で進む。ブレーキがないので、あまり速度がついている時は船頭さんがフックを持って逆方向に引っぱることになる。船着き場にけっこうな速度で激突することもあるので最後まで気を抜いてはいけません(私が見ている前で白人の観光客がすっころんでいた)。これで1人片道200W、つまり20円である。 | ||||||||||||||||||||
| ここがケッペの船着き場からすぐの所にある、ドラマ「秋の童話」でソン・ヘギョ演じるヒロイン、ウンソの育った家として使われた建物で、現在は土産物屋となっている。店頭にはロケ時の記念写真が飾られている。左からウォンビン、店のオバチャンと子供、ソン・ヘギョ、「冬のソナタ」でもユジンの母親役として出演している、韓国の母、キム・ヘスク。キーホルダーも節操のない品揃えですネ。 | ||||||||||||||||||||
| 食堂の看板には「アバイハムフン(咸興―共和国東部の都市)冷麺」「アバイスンデ」と書かれている。 | ||||||||||||||||||||
| アバイ村をあてどなく歩く。写真では人気がなく見えるが、結構人通りも多くそれなりに活気もあるし、それほど貧しい感じもしない。通りに面している家の窓が開いていたので覗き込んでみたら、6畳ほどの部屋に10人位のアジュンマが灯りもつけずひしめいていて、花札で「アイゴー!」とかやっているのにびっくり! | ||||||||||||||||||||
| アバイ村の東側はすぐ海。南の束草海水浴場からずっと砂浜が続いている。 | ||||||||||||||||||||
| 青草湖を通して市街の南と、遠く雪岳山を望む。ご覧のように、束草は海には砂浜、山にはスキー場とあらゆる季節のレジャーに対応できる、オールラウンドのリゾート都市なのです。 | |
| ケッペと並んでアバイ村に来た目的は、束草名物のマッククス(唐辛子味噌和えの冷麺)とオジンオスンデ(米の代わりにおからを詰めた韓国版イカめし)を本場で食べるためだったが、観光客向けの店は上記のように何軒かあるのだが、地元密着の「らしい」店はなかなか見あたらない・・・ケッペからはもうかれこれ500〜600mも来ただろうか、そろそろ引き返そうと思っていたところ、やっといい感じの店を発見! |
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| 実はこの店に惹かれた決定打はこの看板犬。まだ子犬で、名前は「チンドルリ」という。帰って意味を調べたのだが、音では「つつじ」に思えるのだが書いてもらった字が違う。あとで韓国人に聞いたら英語の「Gently」そのままなんだそうな。また洒落た名前を・・・しかしこのビジュアル、ただものではない。共和国の天然記念物、豊山犬の血統か!? | ||||||||
| 店は一応看板は出ているものの、(時間帯のせいもあるが)お客は1人もおらずやってんだかやってないんだかわからない雰囲気。マッククス食べたいんだがOK?と言う(言ったつもり)と、早速湯を沸かして支度を始めた。どうやらアジュンマ1人で切り盛りしているらしい。後で看板をじっくり見てみるとフグ○○という料理名が並んでいて、そちら関係の料理がメニューの主体らしい。さて何ができるのでしょうか・・・ | ||||||||
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| 日の長い夕方、ゆったりとした時間が流れて行く。つき出しのキムチをつまんでいると、子供達がチンドルリと遊びに来た。まだ生後半年くらいか、遊びたい盛りのようで店内に入ってきては今度はアジュンマとひっぱりっこ。 | |||||||||||
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| で、結局できてきたのは・・・そうめんのような素麺でした!ん〜これはさすがにマッククスとは似ても似つかない代物、我々の語学力では完璧なオーダーは難しかったようである。しかし、これがなかなかうまかった。単なるお湯のように見えるつゆは味がついておりそのままでも食べられるが、ここに中写真の下に見える薬味を混ぜ込んだ味噌を落としてかき混ぜるのだそうだ。麺の食感はそうめんをさらに太く、柔らかくした感じ。これで1人前3,000Wであった。 | |||||||||||
| 時々チンドルリのお相手をさせられたりして・・・ | |||||||||||
| 近所のアジュンマがやってきて、2人でもやしの種取りをはじめる。日本のとは違ったところがあるのかとかじってみたら、普通のもやしだった。なぜ種を取るのか聞いたら、食感がよくないだろうという。そうかな〜?この辺結構考え方のギャップが・・・ | |||||||||||
| あ〜あ、またオイタを・・・ | |||||||||||
| オシャレな韓式犬舎を発見!左はアバイ村、海岸近くの海の家のような飲食店で飼われていた犬の小屋として使用されていたもの、右は高速バスターミナル近くの荒物屋で売られていた大小サイズ。韓国の人は猫が大嫌いとのことで、その通り飼い猫はおろか野良猫もほとんど見かけることがない。対照的に犬は比較的好きで、このページでもわかるように良く飼われているが、そのココロはやっぱり・・・食用だという。ただしこれは昔の話で、今は都市部を中心として日本のように愛玩犬としての飼養がほとんどだそうだが、向こうでは人間と犬との付き合いは日本のように昔番犬、今愛玩犬というのとは大分違う、複雑なものだというのを知った。 | |
| 「さびしんぼう」の富田靖子を彷彿とさせるシーンですが、そんな叙情的なものではありません。客が1人しかいなければ、まったくサボることができないというこの非情さ!恋を成就させたかったら、写真撮ってないで一緒に乗って漕げ! |
| 束草市外バスターミナル横の道はかつての東海北部線の線路跡だと国貞様に教えてもらった。この道、前回来たときも歩いたのだが、確かにちょっと鉄っぽい雰囲気を醸し出しており、今でも「チョルドキル」(鉄道通り)と呼ばれているらしい。左の写真はバスターミナル横、大通りとの交差点、右はこの交差点を南側から引いてみたところ。この通りは谷のようになっているので、恐らく橋で通過したものと思われるが、右写真手前に見えるコンクリートの部分が橋につながる盛土部分かも知れない。ちなみに、前回来たときは右写真の右奥に写っているホテルに泊まった。 | ||||||
| 市外バスターミナル前の通りを100m位東に行った、国道7号との三叉路のところに建っている、共和国からこの街を奪還したことを記念して建立した(と思われる)収復記念塔。 | ||||||