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2003年11月13日、横須賀を母港とする空母キティホークKitty Hawk CV-63に搭載される第5空母航空団に新たに加わった、新鋭F/A-18Fスーパーホーネットを装備する第102戦闘飛行隊"Diamond Backs"の第1陣4機が飛来しました。夕方の到着のため機体はほとんどシルエットとなってしまい、再度チャレンジの機会をうかがっていた弊サイト取材班でしたが、このほど2月18日、空母出港直前に厚木で最後の調整に励むスーパーホーネットの姿を撮影できました。久々(本格的に撮ったのは12年位ぶり)のヒコーキ撮影でしたが、なんとか写っていたのでここに公開させていただきます。 |
| 到着前、車で走っているときに2機が上がってしまい、間に合わなかったがとりあえず今日は飛びそうで一安心。まずR/W01エンド、すなわち滑走路北側で様子を見がてら・・・と思ったら早速上がってきた。VFA-192"Golden Dragons"のF/A-18C、モデックス306(Bu.No.不明)。「スーパー」ではない従来形のホーネットである。1986年11月、ホーネット初来日以来の現在では古株ともいえる攻撃戦闘飛行隊の中核。 | ||
| 同じく306の離陸シーン。同時に上がった313とともにしばらく帰ってこなかったので、洋上でACM(Air Combat Maneuver)訓練を行ったのだろうか・・・出港当日に!?本来もう仕上がっていなければならないはずだが・・・01離陸は撮影地点ではかなり高く上がってしまっているので、作例のようなかなり見上げるアングルになる。戦闘機クラスならレンズは最低でも300mmが必要。 | ||
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観艦式編にも登場する救難飛行艇、新明和US-1A(シリアル9084)。観艦式編でも触れているとおり、岩国の第31航空群第71航空隊から厚木に分遣隊で出されている3機のうちの1機で、タッチアンドゴーを1回やって降りた。とにかく足が遅く、向こうに見えてからもなかなか近づいてこない。戦闘機とからむと管制は大変だろうな〜 | |
| 早期警戒飛行隊、VAW-115"Liberty Bells"のE-2Cホークアイが上がる。モデックスは603(Bu.No.165296)。 | ||
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いよいよ登場!VFA-102のスーパーホーネット。モデックスは106(Bu.No.165888)。1033に離陸し、どこかに飛び去ったと思ったらすぐ戻ってきて黙々とタッチアンドゴーを始めた。 | |
| 海軍の輸送飛行隊VR-53所属のKC-130T(Bu.No.164995)。遙か彼方、メリーランド州NAFワシントンをホームベースとする部隊で、各種輸送任務に従事している。撮影時は厚木―岩国往復などのミッションをこなしていたようである。厚木ではそれほど珍機というわけではないが、ターボプロップ機で太平洋+アメリカ大陸を横断するのはさぞや大変だろうと同情してしまう。 | ||
| その直後に離陸したのはなんと空自のC-130H(シリアル85-1080)。現在イラクへの派遣任務で大忙しの小牧基地第401飛行隊の機体で、定期では厚木に用はないが、第5空母航空団が硫黄島でNLPを実施する際は機材や人員の輸送を行うため、硫黄島輸送に従事し任務終了で帰投するところかも知れない。部隊所在地にちなんだシャチホコを尾翼に描く401隊のC-130Hだが、なぜか現在は尾翼を真っ白に塗っている(今後全機がイラク迷彩と呼ばれる明るいブルーに塗り替えられる予定)。 | ||
| 1140頃ランウェイが01から19にチェンジ、移動せずにアプローチを撮ることができるというまさに至れり尽くせりの状況。どうしちゃったの!?なんか気味悪いんですけど・・・早速VFA-102の106がアプローチしてきた。まさに居残り特訓といった趣である。しかし、この角度から見ると何かに似ているような・・・あっ、神林長平の「戦闘妖精・雪風」に出てくるシルフィードか!?(あ、アニメじゃなくて昔SFマガジンに出てたスタジオぬえが描いたイラストのやつです) | ||
| 黙々とタッチアンドゴーをこなす106だが、この角度からみると今度はロシアのSu-27/30シリーズに似ているような気が・・・スーパーホーネットは従来モデルの、エアインテイクが丸い形状から二次元型に改められたのが最大の変更点だが、他にも胴体が延長され、主翼も一回り大きくなっている。この辺り、主翼前縁とインテイク周辺のたたずまいがそう見えさせるのだろうか。 | ||
| 106と2機で組んでタッチアンドゴーを行っているのは103(Bu.No.165884)。最初のホーネット量産型の複座モデルであるB形は実戦部隊には配備されず、機種転換訓練部隊のVFA-106・122・125、VMFAT-101で訓練用に用いられただけだったが、次のモデルであるD形は海兵隊の全天候攻撃戦闘実戦飛行隊に採用され、スーパーホーネットでもF-14から転換する部隊は複座F形となる予定である。 | ||
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ほぼ南北(厳密には北北東から南南西に10度ずれている。ランウェイ01/19というのはこれを表しており、一例を挙げると滑走路が真東―真西に延びていればランウェイ09/27となる)に滑走路が延びる厚木は、正午を境に撮影場所が滑走路をはさんで正反対に変わる。1300前まで午前順光側で粘って逆光気味の写真を量産した後、西側に移動。こちらは水平距離が取れるので見上げたような写真からほぼ真横のフォルムが撮れるようになる。 | |
| もともとホーネットあまり好きではないので、「何〜にがスーパーだぁ?しかも複座!」などとバカにしていたのだが、撮るうちに意外にそのスタイルに魅せられていることに気がついた。2次元インテイクが似合うし、複座形だと機首周りのラインがトムキャットに結構似ている。ああ、愛しいトムキャの面影をスパホに追ってしまう・・・ | ||
| 正午過ぎ、一度姿を消したE-2Cだがすぐに2機編隊で姿を現した。左がモデックス603、右が604。通常2機以上で行動する戦闘機や攻撃機と違い、早期警戒機が編隊を組むのは非常にまれ(レーダーを密集させても意味がないので)。どういう意図だったのだろうか・・・北側から進入しオーバーヘッドアプローチ、再びタッチアンドゴーを始めた。 | ||
| ダウンウインドレグから回り込み、ファイナルに入るVAW-115の600(Bu.No.165295)。 | ||
| 同じく600。この日は戦闘/攻撃機(すなわちホーネット)部隊のフライトは比較的少なく、電子戦攻撃機EA-6Bプラウラー部隊のVAQ-136は1機も飛ばず(地上では衝突防止灯を点灯し人も乗っていたのに・・・涙)ホークアイとバイキングが精力的にタッチアンドゴーをこなしていた。本来本日が出港日なので訓練のフライトプランはないはずで、飛んだとしても軽く最終調整かとも思うがかなりミッチリとやるのに驚く。まだ技量に一抹の不安が残るのか!? | ||
| 逆サイド、滑走路西側から撮った600。末尾「00」は、その角を落とした書体がナットを連想させるため「ダブルナッツ」と呼ばれる空母航空団司令機で、昔に比べれば色味がなく地味になってしまった空母艦載機の中でも派手な色が残っていることが多い。この600も尾翼に富士山と太陽をあしらった色つきの柄となっている。 | ||
| 午前中を通してタッチアンドゴーを行っていた対潜哨戒機、VS-21のS-3Bバイキング。モデックスは703(Bu.No.不明)。写真で向かって右側の主翼下に吊されているのは空中給油用のバディキットと呼ばれるA/A42R-1ポッドで、先端にプロペラがついており、風力で発電機を回し動力として尾部からホースを伸ばし、先端の漏斗状の給油ドローグを相手機のプローブにかぶせて空中で給油を行う。 | ||
| 本来空母任務部隊を潜水艦から守るCarrier ASW(Anti Submarine Warfere)機として開発されたS-3だが、冷戦の終結とともにソビエト―ロシア海軍の潜水艦は稼働艦がほとんどなくなってしまい、ほぼ失業状態に陥ってしまった。このため現在は上記のように空中給油が主任務の一つになっているほか、自由落下形の爆弾やAGM-88・HARM対電波源ミサイルを搭載しての爆撃・対レーダーサイト破壊ミッションなども行うようになった。 | ||
| バイキングは上記703・706とこの705の3機が集中的にタッチアンドゴーを行っていた。バイキング装備の飛行隊名は対潜哨戒機ゆえ従来は当然Anti Submarine Squadronと称していたが、その後の任務の変化に応じて実態に即した海上制圧飛行隊―Sea Control Squadronと改められている(部隊略称としては「VS」で変化はない)。
後で知ったことだが、一度延長されたキティホークの出港は本来の予定ではこの日の深夜のはずだったが、実際はちょうどこの写真を撮った頃に出港していた。 |