
| 2003年5月10日、アメリカ海軍のニミッツ級原子力空母 USS カール・ビンソンCarl Vinson CVN-70が横須賀海軍基地に寄港しました。日差しこそ差すもののもやがかかったあいにくのコンディションでしたが、朝5時起きで観音崎に出向き撮影をしてきましたので公開します。 |
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カール・ビンソンは1975年に就役したニミッツ Nimitz級原子力空母の3番艦として、1982年ノーフォークのNewportnews Shipbuildings&drydocks Co.で完成、同級で初めて太平洋艦隊に配置されて以来太平洋を離れず就役20年を迎えた。全長332.9m、満載排水量91,500t、航空団は就役以来長らく行動を共にした第15空母航空団から第14空母航空団、第11空母航空団、そして現在の第9空母航空団へと変遷、現在の構成部隊はVFA-146"Blue Diamonds"(F/A-18C)、VFA-147"Argonauts"(F/A-18C)、VFA-22"Fighting Redcocks"(F/A-18C)、VMFA-314"Black Knights"(F/A-18C)、VAQ-138"Yellow Jackets"(EA-6B)、VS-33"ScrewBirds"(S-3B)、VAW-112"Golden Hawks"(E-2C)、HS-8"EightBallers"(SH-60B・F)。
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0700過ぎ、カール・ビンソン入港に先立って浦賀水道を通過する随伴艦のタイコンデロガ級巡洋艦、USSアンティータムAntietam CG-54。1987年就役、排水量は9,516t(満載)。1983年に1番艦が就役した、世界初のいわゆる「イージス艦」。 |
| 0715頃、はるか沖から姿を見せ始めたカール・ビンソン。天気は悪くないものの花曇りといった感じでもやがかかり、ほとんどシルエットにしか見えないが少しずつ大きくなってきた。後方にうっすらと見える山並みは房総半島、富津市・鹿野山の辺り。浦賀水道航路南端の通報ラインであるUSラインを通過、東京湾内に歩を進める。 |
| 観音崎に再接近するカール・ビンソン。この辺で北航船はNo.2ブイとNo.4ブイの間を通過、観音崎にかぶさるように位置する富津岬―第1海堡、第2海堡を逃げるようにここまでほぼ真北に取ってきた進路を西北西、約320度に変針する。この後水深が浅く座礁事故が最も多い第3海堡の東側を通過し、反時計回りに巻き込むようにして横須賀に向かう。 |
| 世界に名だたる海の難所、浦賀水道を漁船と併走するカール・ビンソン。人間の目から見れば広〜い海に見えるこの海域ですが、実は航路は右側通行で片側左右700mの細い海上の道となっていまして、空母にしてみればハマーで下北沢本多劇場の前を通るようなもの(この例えわかるかな?いつも自分の車であそこを通るとき、浦賀水道を通る大型艦の艦長になった気がしてしまう)。ちょっとでも操艦を誤ると大事故になってしまいます。小回りが利かない巨大船としては、この辺を漁場とする漁船やプレジャーボートに本当に神経を使うのです。 |
| 遠ざかってゆくカール・ビンソンを見送るふうこ。「艦上にトムキャットがいないのなんて空母じゃない!!」と憤っています!? |
| その後さらに横須賀港を見下ろすショットを撮るべくいそいそとふうこを抱いて移動。途中JR横須賀駅前、ヴェルニー公園に寄って港内と海自吉倉桟橋をチェック。以下は空母とは関係ないですが、お手軽に見ることができる艦船の数々です。 | ||
| 船体を葉巻形とした最新鋭の「おやしお」級潜水艦と、これまた最新鋭の護衛艦「たかなみ」級の2番艦、「おおなみ」DD111以下同級2隻と「むらさめ」級1隻の並び。海自の潜水艦は艦番号を一切記入していないので艦名は不明ですが、横須賀を母港とする第2潜水隊群のネームシップ、SS590「おやしお」かSS592「うずしお」と思われます。 | ||
| 米軍桟橋に停泊している、恐らくジョン S. マッケイン Jhon s.McCain DDG-56(左)と、これも恐らく5月6日キティホークと一緒にイラク帰りのタイコンデロガ級巡洋艦カウペンス Cowpens CG-63。右の写真は停泊している艦船の乗組員の宿泊施設として使用されているAPL-40(艦名なし)。 | ||
| さらに次は横須賀港を見下ろす塚山公園(安針塚…洋ドラ「SHOGUN」のモデルとなった三浦按針―ウイリアム・アダムスの墓)に移動、港外に沖留めで停泊したカール・ビンソンを撮影しようとしたのですが・・・ちょっとこれどういうことですか! なんにも見えません。よく見ると右手前、赤白の塔の左後方にキティホークがいて、実はサンディエゴやノーフォーク位でしかなかなか見ることができない空母のツーショットになっているのですが、まさに憤死寸前のカット! | |
| かすかにカール・ビンソンの艦影が・・・ | |
| これもよく見ると豪華なショットで、ちょうど吉倉に入港してきた護衛艦「はたかぜ」DDG171(右端)と第1護衛隊群旗艦「しらね」DDH143(左上)。手前の桟橋には右から「はつゆき」級のおそらく「しらゆき」DD123、「むらさめ」級のネームシップ「むらさめ」DD101か「はるさめ」DD102のどちらか、桟橋を挟んで掃海艇かな? 右から「はつしま」級、「やえやま」級の「はちじょう」MSO303(どちらも推定) | |
| 入港、出船で係留するため回頭する「はたかぜ」。 | |
| 続いて回頭する「しらね」。 |
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今回は雨こそ降らないものの非常に天気が悪く、若干(非常に?)残念な仕上がりでしたが、初めて見るニミッツ級空母を始め海自の各艦船を見ることができ、休日のレクとしてはまあ満足の行くものではありました。 |