VitzのカーナビNVD-D50のVICSについて




トヨタ純正カーナビNVD-D50はVICS対応と謳われている。確かにアンテナ端子(♀端子)もある。アンテナさえつければTVチューナーは無くともVICS機能が働くとの情報を元にやってみた。

(1) 先ずは配線をどうするかだ。通常はTV兼用の外付けアンテナを使うみたいだが、TVチューナーは付けていないので既存のラジオ用アンテナを使うことにした。
用意したのは分岐コードとブースター、ブースター用変換コネクタだ。変換コネクタはこちらの都合で調達したものであって通常は必要無い。
ブースターはラジオの下の助手席側に両面テープで張り付けてみた。
(2) 配線は上図のとおり。

(3) (2)のアンテナ回路を搭載するにはオーディオ部を分解しないといけない。ヴィッツの場合は、とにかく引っ張ればその多くの部分が外れる。まずは空調のつまみだ(マニュアル仕様)。つまみを引っ張ると取れる。次はコイン入れだ。途中、止まったところから更に力を入れて引っ張れば、コイン入れは手前に外れる。
そして黄色矢印のネジと(かなり奥まった)緑色矢印を外せば準備完了だ。
(4) 次に上側のカバーをレバーをはじっこに突っ込んで手前に外す。クリップが何ケ所かあるので、少しづつ手前に引っ張る。全体が外れると電気系のコネクタが3つついてくるのでこれも外す(外さなくて作業できないことはないけど)。
ラジオ部は両側奥にネジがあるからこれを緩める。さらに爪があるので細いマイナスドライバ等で押す(両側。ここは引っ張らない)。そうするとラジオ部は手前に引っ張ることができる。

(5) 作業的にカーナビも外した方がやりやすい。カーナビ背面にアンテナ端子があるのでここに分配器から出た一つを差し込む。
ブースタの電源はオーディオ端子に割り込みコネクタで+12Vとアースを接続する。(電源はアクセサリONで+12Vが出現する端子を針振れテスターで確認する)これで配線は完了だ。
(6) 今までの作業を逆にすると元に戻すことができる。
そして電源を入れ待つこと数分、VICS情報を受信することができた。文字情報もご覧の通り。

さて、どんなもんかと言うと印象としてはこんなもんかぁってところでしょうか。VICSは正常に機能したもののAMラジオの感度は著しく落ちた(*1)。ブースターの取説ではAM波(*2)も問題無いような説明だったが、分岐線との組み合わせが悪いのかも知れないし、理屈通りなのかも知れない(*3)。ま、FM放送はむしろ感度アップするんだが。
VICSの実使用についても、うーむと唸ることがある。それはVICS情報が現状より遅い場合だ。電波状況とVICSのデータ処理時間、間隔(5分)との問題であるが、電波状況は決してよくはない。電波自体が弱いことと(5kw/30km)、移動体としての受信性能レベルが低いからだ。アンテナを多チャネルのダイバシティ方式にしたりすればそれは改善されるのだろうが、それでも100%の受信率は不可能だ(*4)
どおやら貧乏チューニングとしてはこの辺が区切りがいいようだ。

(*1)電波状態が悪い時、混信が起る。しかも北京放送。

(*2)細かいことは言いたく無いがAMとかFMは変調方式を表す。周波数帯で言えば一般的に前者がMF(Middle Waveなんてとも言う)、後者がVHFだ。理屈で言えばMF(中波)のFMだってあり得る。もっと知りたい人は自力でどうぞ。

(*3)分岐線にはインピーダンスは整合していると書かれていた。すなわち分岐部に整合回路が入っているものと想像できる。これはまっとうだ。従ってこの時、2つに別れたその先は1本の半分のパワーになるから電波が弱くなるのは当たり前。また、インピーダンス整合していなくても出力は弱くなる。これも当たり前。

(*4)当たり前の話。電波が届かなければ、どんな高性能な受信設備でも電波は受からない。

Indexに戻る


このページへのお問い合わせや、感想は電子メールで受け付けています。
IsMySun宛メールはトップページから

IsMySun CopyRight(C)

作成日2003.08.03

トップに戻る