難読漢字が常用されるある種異様な京極夏彦の小説な。
その中に登場する個人的に気になった難読漢字を集めてみました。
今後少しづつ増やしていく予定です。
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| 京極夏彦専用難読常用漢字辞書データ | |||
| 部 | 字 | 読み | 備考 |
| あか(赤) | 赦す | ゆるす | 罪をゆるす |
| あし(足) | 跫 | あしおと | 歩くときの足の音 |
| あし(足) | 足+宛く | もがく | もだえ苦しんで手足をしきりに動かす |
| あし(足) | 蹲る | うずくまる | ひざをまげて体を丸く小さくする |
| あし(足) | 跼む | かがむ | からだが折れるように曲がる |
| あし(足) | 蹣跚て | よろけて | 足もとが不安定になって、ころびそうになる |
| あし(足) | 蹌踉ける | よろける | 足もとが不安定になって、ころびそうになる |
| あな(穴) | 窘める | たしなめる | ことばに出しておだやかに注意する |
| あな(穴) | 窶れる | やつれる | みすぼらしくなる |
| あまい(甘) | 甚振る | いたぶる | ゆする |
| あみがしら(网) | 罷り越す | まかりこす | 行く |
| いし(石) | 破落戸 | ごろつき | 無頼漢 |
| いち(一)(上) | 上古 | いにしえ | 遠い昔 |
| いと(糸) | 綯い交ぜ | ないまぜ | いろいろなものをまぜ合わせて一つにする |
| いと(糸) | 縋る | すがる | つかんで離すまいとする |
| いと(糸) | 繙く | ひもとく | 本を開いて読む |
| いぬ(犬) | 狸穴 | まみあな | たぬきの住処 |
| いぬ(犬) | 猶 | なお | 相変わらず |
| いのこ(豕) | 豪く | えらく | 立派で優れている |
| うかんむり(ウ) | 宥める | なだめる | やわらげしずめる |
| うかんむり(ウ) | 寂寥 | せきりょう | わびしく、ものさびしい |
| うし(牛) | 犇めく | ひしめく | 大勢の人が集まって押し合う |
| おい(老) | 耄け | ほうけ | おいぼれ |
| おい(老) | 耄け | ぼけ | 意識や知覚がにぶった状態になる |
| おおがい(頁) | 項 | うなじ | 首のうしろの部分 |
| おおがい(頁) | 頻り | しきり | たびたび |
| おおがい(頁) | 顳需+頁 | こめかみ | 耳の上、目のわきの、物をかむと動く部分(米噛) |
| おおがい(頁) | 顰める | ひそめる | 眉間にしわをよせる |
| おおがい(頁) | 頽落 | たいらく | くずれおちる |
| おおざと | 鄙俗しい | いやらしい | 不快な感じがする |
| おのれ(己) | 巽 | たつみ | 人名 |
| おのれ(己) | 已む | やむ | やめる |
| おんな(女) | 奸計 | かんけい | よこしま |
| おんな(女) | 娶る | めとる | 妻として迎える |
| おんな(女) | 嬶 | かかあ | 自分の妻または他人の妻を親しんで呼ぶ語 |
| おんな(女) | 嫋やか | たおやか | しなやかでやさしいさま |
| かい(貝) | 賺す | すかす | だます |
| かい(貝) | 貶める | おとしめる | 劣ったものとしてばかにする |
| かく(鬲) | 鬻ぐ | ひさぐ | 売る |
| かける(欠) | 欹てる | そばだてる | 注意して…しようとする |
| かね(金) | 鑿 | のみ | 大工道具 |
| かわら(瓦) | 甕 | かめ | 焼き物でできた容れ物の一つ |
| がんだれ(厂) | 厭う | いとう | いやがる |
| がんだれ(厂) | 厭む | あぐむ | いやになる |
| がんだれ(厂) | 魘される | うなされる | 睡眠中苦しそうなうなり声をあげる |
| き(木) | 棘鬣 | はりのりょう | たてがみ |
| き(木) | 梳かす | とかす | 乱れたかみの毛をととのえる |
| ぎょうにんべん(彳) | 徐 | おもむろ | (ものものしく)ゆっくりしている |
| ぎょうにんべん(彳) | 衍る | はびこる | のばし広げる |
| くさ(艸) | 草臥て | くたびれて | 野宿する |
| くさ(艸) | 蔑む | さげすむ | 能力、人格などが劣っているものとして、ばかにする |
| くさ(艸) | 蕘 | たきぎ | 燃料にする木 |
| くさ(艸) | 蒼褪める | あおざめる | 顔色が青白くなる |
| くさ(艸) | 苦呶い | くどい | しつこい(諄い) |
| くち(口) | 呷る | あおる | 勢いよく飲む |
| くち(口) | 周章て | あわてて | 予期しない出来事に出会って、落ち着きを失う |
| くち(口) | 周章狼狽 | しゅうしょうろうばい | あわてふためく |
| くち(口) | 只管 | ひたすら | ただそのことだけに心を集中している |
| くち(口) | 喧喧囂囂 | けんけんごうごう | やかましくしゃべる |
| くち(口) | 噎せる | むせる | 息がつまりそうになる |
| くち(口) | 唆す | そそのかす | 相手がよくない行為をする気になるようにさそいすすめる |
| くち(口) | 哂う | あざわらう | わらう |
| くち(口) | 嘗める | なめる | 苦しみを経験する |
| くち(口) | 嚔 | くしゃみ | 激しく息を吐き出す反射 |
| くち(口) | 嘯く | うそぶく | ほえる |
| くち(口) | 吝嗇 | りんしょく | 極端にもの惜しみする(けち) |
| くち(口) | 吝嗇 | しみたれ | 極端にもの惜しみする(けち) |
| け(毛) | 毟る | むしる | 毛などをつかんでひき抜く |
| こ(子) | 子爵 | ししゃく | 爵位の一つ |
| こころ(心) | 忝ない | かたじけない | 恐れ多い |
| こころ(心) | 愈々弥々 | いよいよ | ますます |
| ころもへん(衣) | 褞袍 | どてら | 防寒用寝巻き |
| ころもへん(衣) | 褻 | けがれ | 心が純粋でない |
| ころもへん(衣) | 裡 | うち | その条件、状況のなかにある意を表す |
| ごんべん(言) | 誦える | となえる | 声を出してよむ |
| ごんべん(言) | 認めた | したためた | 書きしるす |
| ごんべん(言) | 誹る | そしる | 他人のことを悪く言いたてる(謗る、譏る) |
| ごんべん(言) | 詰る | なじる | とがめて問いつめる |
| ごんべん(言) | 諂う | へつらう | こびる |
| ごんべん(言) | 謀る | はかる | たばかる |
| ごんべん(言) | 謀る | たばかる | 相談して騙す |
| ごんべん(言) | 誑かす | たぶらかす | うまいことを言って人をだます |
| ごんべん(言) | 謔る | おどける | おどけて冗談をいう |
| ごんべん(言) | 訝る | いぶかる | あやしむ |
| ごんべん(言) | 誤謬 | ごびゅう | あやまり |
| さじのひ(匕) | 北叟笑む | ほくそえむ | 物事がうまくいったとひそかに笑う |
| さんずい(水) | 滔滔と | とうとうと | よどみなくさかんに話す |
| さんずい(水) | 滾る | たぎる | 感情がつよくわきあがる |
| さんずい(水) | 汚穢 | おわい | よごれ、けがれる |
| しかして(而) | 而して | しこうして | そうして |
| したごころ(心) | 恭しい | うやうやしい | 敬いつつしんで礼儀正しくふるまう |
| したごころ(心) | 悉く | ことごとく | 全部 |
| したごころ(心) | 恙ない | つつがない | 病気、事故などの異状や心配事がない |
| しめすへん(示) | 禍禍しい | まがまがしい | わざわい |
| しめすへん(示) | 禧たし- | めでたし- | さいわい |
| しめすへん(示) | 禊 | みそぎ | 神事の前などに、川の水を浴びて身を清め、罪や汚れを払う |
| しょくへん(食) | 饐える | すえる | 飲食物などが腐ってすっぱくなる |
| しんにょう | 逞しい | たくましい | 体格ががっしりして、強そうである |
| しんにょう | 迚 | とても | 非常に |
| しんにょう | 遍く | あまねく | ひろく |
| せい(齊) | 齎す | もたらす | ある影響や状態を生じさせる |
| た(田) | 畢竟 | ひっきょう | つまるところ |
| た(田) | 畏まる | かしこまる | おそれいって、つつしんだ態度をとる |
| た(田) | 畏れる | おそれる | こわがる |
| たくみ(工) | 巫山戯る | ふざける | たわむれる |
| たけかんむり(竹) | 簪 | かんざし | 髪飾り |
| たつへん(立) | 竦む | すくむ | 緊張してからだが動かなくなる |
| たに(谷) | 豁然大悟 | かつねんだいご | 完全に迷いを捨て去って真理を知ること |
| ちょう(鬯) | 鬱ぐ | ふさぐ | 気がすぐれず、ふさぎこむ |
| つき(月) | 胡乱 | うろん | あやしい |
| つくえ(几) | 凡百 | あらゆる | ある限りの |
| つくえ(几) | 凭れた | もたれた | 寄りかかる |
| つくえ(几) | 凡そ | およそ | まったく |
| てへん(手) | 拙い | まずい | 力が足らずへたである |
| てへん(手) | 接接 | まじまじ | じっとながめる |
| てへん(手) | 抽匣 | ひきだし | 抽き出し |
| てへん(手) | 揶う | からかう | もてあそぶ |
| てへん(手) | 抓る | つねる | 指先やつめで皮膚をつまんでねじる |
| てへん(手) | 揮う | ふるう | 発揮する |
| てへん(手) | 攫う | さらう | その場にある物を、横合いから(残らず)持ち去る(掠う) |
| てへん(手) | 搦む | からむ | しばって動かないようにする |
| てへん(手) | 揺蕩う | たゆたう | ゆらゆらと揺れ動く |
| てへん(手) | 擽る | くすぐる | ひふを刺激して笑いたい状態にする。人の心を軽く刺激する |
| てへん(手) | 捏る | こねる | 粉、土などに水を加えてねる。無理や理屈をくどくどと言う |
| てへん(手) | 拵る | すえる | こさえる(「こしらえる」のなまり) |
| てへん(手) | 擬える | なぞらえる | 似せる |
| てへん(手) | 抉付け | こじつけ | 無理に理屈をつけて他の事柄に結びつける。(抉=えぐる) |
| とまた(攴) | 敏捷 | びんしょう | きびきびしてすばやい |
| に(二) | 五百子 | いおこ | 五百=いお(数え方) |
| に(二) | 些細も | ちっとも | 少しも |
| においこう(香) | 馥 | かおり | かんばしい |
| にじゅうあし(廾) | 弁える | わきまえる | 正しく判断して見分ける(辨える) |
| にすい(冫) | 凝乎と | じっと | がまんして、たえしのぶ |
| にち(日) | 普く | あまねく | ひろく |
| にち(日) | 書肆 | しょし | 本屋 |
| にんべん(イ) | 侍る | はべる | 自分より地位の高い人のそばにつつしんでひかえる |
| にんべん(イ) | 傅く | かしづく | 人の世話をする |
| にんべん(イ) | 僥倖 | ぎょうこう | 思いがけない偶然の幸福 |
| にんべん(イ) | 俯く | うつむく | 頭をたれ下をむく |
| にんべん(イ) | 偏に | ひとえに | ただそれだけである |
| にんべん(イ) | 偈箱 | げばこ | 虚無僧グッズの一つで胸にさげる箱 |
| にんべん(イ) | 仮令 | たとえ | かりに(縦令) |
| のぎへん(禾) | 穢れ | けがれ | 汚穢(おわい) |
| のぎへん(禾) | 稀覯本 | きこうぼん | 珍しい |
| はち(八) | 具に | つぶさに | 細かく詳しい(悉に、備に) |
| はち(八) | 其処許 | そこもと | そこらへん |
| ひ(火) | 燥ぐ | はしゃぐ | 調子にのってさわぐ |
| ひき(疋) | 疎ら | まばら | 間がすいている |
| ひへん(火) | 煩悶 | はんもん | 悩み苦しむ |
| ひへん(火) | 煩瑣 | うるさい | こまごまとしてわずらわしい(はんさ) |
| ふしづくり(卩) | 却説 | さて | ところで(扠、扨、偖) |
| ふるとり(隹) | 雖も | いえども | 〜だけれども(スイ) |
| まだれ(广) | 序で | ついで | ちょうどその機会に |
| みみへん(耳) | 耽る | ふける | 他のいっさいのことを忘れて、1つの事に心を奪われ熱中する |
| みみへん(耳) | 耽美 | たんび | 美をこの世で最高のものと考え、ひたすら美的なものにふける |
| みる(見) | 覿面 | てきめん | 報いや効果がすぐに現れるよう |
| みる(見) | 見縊る | みくびる | 軽く見てあなどる |
| みる(見) | 見蕩れる | みとれる | うっとりとして見入る |
| むじな | 貌 | かお | 顔のかたちや姿 |
| むしへん(虫) | 蠱惑 | こわく | まどわす |
| むしへん(虫) | 蠢く | うごめく | たえまなくこまかく動かす |
| むしへん(虫) | 蝟 | はりねずみ | ハリネズミ |
| むしへん(虫) | 蟠り | わだかまり | 解け合わず、晴れ晴れしない感情 |
| め(目) | 矍鑠 | かくしゃく | 年老いても、健康で元気のいい |
| め(目) | 眇目 | すがめ | やぶにらみ |
| もん(門) | 閨 | ねや | 婦人のへや |
| やまいだれ | 疾しい | やましい | 良心に恥じるところがあってうしろめたい |
| やまいだれ | 癇性 | かんしょう | ひきつけ |
| やまいだれ | 疚しい | やましい | なやむ |
| やまいだれ | 瘧 | おこり | マラリヤ性 |
| ゆうべ(夕) | 夥しい | おびただしい | 物の量があきれるほど多い |
| ゆみへん(弓) | 強請り | ゆすり | おどして、金品をうばう(人) |
| ゆみへん(弓) | 引き攣る | ひきつる | ひきつれる |
| りっしんべん | 恰も | あたかも | ちょうど |
| りっしんべん | 懊悩 | おうのう | なやみもだえる |
| りっしんべん | 忸怩 | じくじ | 深く恥じ入る |
| りっしんべん | 慥に | たしかに | おそらく |
| りっしんべん | 恠しい | あやしい | あやしい |
| りっしんべん | 悖う | さからう | もとる。道理にそむく。 |
| りっしんべん | 忤う | さからう | さからう |
| りっとう(リ) | 剰え | あまつさえ | その上に |
| れっか(火) | 熟々 | つくづく | 念を入れて考える(見る) |