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'07 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP レースレポート


東京ヴェルディトライアスロンチーム・塩野絵美


 [日時] 2007年10月13日(土)6時45分スタート
 [場所] ハワイ島カイルアコナ
 [天気] 晴
 [距離] S:3.8K B:180.2K R:42.2K

 [結果] 10時間4分25秒(プロカテゴリー27位)

 今回で3回目のアイアンマンハワイ。特に今年はハワイで15位以内を目標に1年間トレーニングしてきました。
6月のアイアンマンジャパンでハワイの出場権を取ってから7、8、9月に合宿を行い、このレースに照準を絞って臨みました。

 スイムは片道1.9km先にある大きな船を折り返してくるコース。アカペラのアメリカ国家を聴き終わると緊張感が一気に増した。
しかしなかなかスタートの号砲が鳴らない。昨年は国家を聴き終わったと同時にスタートだった。どうやら始まるタイミングは決まっていないようだ。近くにいた堀陽子選手の「いつ号砲がなるか分からないから準備しよう」の声に心を落ち着かせる。
プロは15分前にスタートするので集団から離れたら最後まで1人で泳がなければならない可能性がある。
最初はそれぞれバラバラに泳いでいたのが段々とまとまり、最終的には5人のパックで泳いだ。昨年より約10分速いタイムでスイムアップできバイクへ移る。

コナの街の往復を終え、パラニロードの上りで先頭集団と30秒縮まったことを聞く。
今回はバイクラップを獲ることを目標にしていた。そうでもないと先頭には追いつかないし15位以内も狙えないからだ。
しかしクイーンKハイウェイに入ってからドラフティングルールの事が気になり思い切った走りがいつの間にかできなくなっていた。後ろから追いついてきて私の前に入ってきたエイジの選手との10mのドラフティングゾーンを守ることに頭がいっぱいだった。
クイーンKハイウエイから左に曲がり、ハビィの折り返しまで向かう40kmはコナウインドがさらに強くなり我慢の走りに。
さらにパワージェルをいれたボトルをどこかの段差で落としてしまい、大事な補給食をなくすアクシデント。
そこは別に持っていたパワーバーとエイドステーションでもらえるパワージェル、コーラで補給をつないだが、なかなかリズムに乗りきれないまま、ハビィで折り返す。
後半は人もばらけ、いつも通りの走りができたが前半の走りが響き、バイクで先頭との差を詰めることができず最後のランに移る。

ランコースは、トランジットを出て始めは海沿いのアリィドライブを約7kmを往復し、バイクコースと同じパラニロードを上り、クイーンKハイウェイを北上、ナチュラルエナジーラボを折り返して帰ってくる。
走り出しは非常に脚が重く、先が不安になったが、次第にフワッと脚が軽くなり快調に進む。今のベストを尽くそうと思い、前を走るプロ選手を追った。
とても集中していたのか、それとも走れていたせいなのか、27km付近のナチュラルエナジーラボがあっという間に見えてきた。その間にプロ選手を数人抜かす。
ナチュラルエナジーラボ内で前を走る選手との差を確認。前には追いつけそうな選手が数人いた。自分はまだ余力があったので、ここからさらにペースを上げる。
あと10km。エナジーラボに向かう日本人選手や応援の方々に励まされ、その度に元気が出た。

歓喜の中のフィニッシュラインを駆け抜けるときは最高の気分だった。今でも思い出すと鳥肌が立つくらいだ。
ランタイムは3時間24分45秒。過去2回はランで失速し悔しい思いをしてきたが今回は自己最高タイムの走りでゴールできた。

レースを振り返ってみると反省点がたくさん出てきた。
自分も年々順位もタイムもレベルアップしているけれど、周りのレベルも上がっていると感じた。
世界の壁はまだまだ高いけれど、確実にトップとの差は縮んでいる。これからも一歩一歩前に進んでいきたい。

今シーズンはまずはスイムの強化、そしてハワイに向けてランの強化を集中的にしてきた。
その成果がスイムでは、出場したロングディスタンスの宮古島大会・アイアンマンジャパン・アイアンマンハワイとも昨年よりも速いタイムで上がることができた。
国内ではそれでも通用するけれど、世界ではもう1つ、もう2つレベルを上げないと通用しない。それはランも同様。
今回の走りを自信にしてこれらを高めていきたい。そしてバイクは更に磨きをかけ、誰にも負けない力をつけて来年勝負したいと思う。

最後になりますが、今シーズンもまた1年間応援していただきありがとうございました。
3月のバイク練習中での事故以外は大きな故障・病気もなく過ごすことができました。
来シーズンに向けてより一層トレーニングに励み、あらゆる面で成長できるようにオフシーズンを過ごしたいと思います。
今後も変わらぬ声援をよろしくお願い致します。


【大会結果】オフィシャルレースレポートはこちら


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