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IRONMAN WORLD CHAMPINSHIP レースレポート


東京ヴェルディトライアスロンチーム・塩野絵美


【日時】 2006年10月21日(土)
【場所】 米国ハワイ州ハワイ島
【天候】 曇りときどき雨のち晴れ
【距離】 Swim 3.86k / Bike 180.2k / Run 42.2k


 スタートは浜から150m先のフローティングスタート。約2km先にある大きな船を回って折り返してくるコース。10月15日に起きた地震の影響か、潮の流れやうねりが強く、ブイも見づらかった。
昨年はまったくの一人旅だったが、今年は3人のパックができ、横にぴったりついて泳いだ。
折り返しまでは早く感じたが、後半はフィニッシュ地点までがとても長く感じた。途中バラけたものの、最後にはまた3人のパックに戻りスイムフィニッシュ。
タイムを見て予想以上に時間がかかってびっくりしたが、全体的にタイムが悪いと聞き、気を取り直した。

 バイクは序盤、カイルアコナの街をまわってから、クイーンKハイウェイをひたすら北上して折り返して帰ってくるコース。大きなアップダウンはない。
今シーズン大きく成長したバイクが、どこまで通用するのかがとても楽しみだった。カイルアコナの街を走っている間は人も多く、なかなかペースを上げることができなかったが、クイーンKハイウェイに入ってからはコツコツ順位を上げていくことができた。
ここ数レースで、レース中の補給に失敗していたので、補給は確実に、そしてエイドステーションでは飲み過ぎに注意し、水をかけて身体を冷やすことを心がけて走った。
ハイウェイを北上し、ハヴィの折り返し(約100km)付近のダラダラ続く上り坂でトップ選手との差を確認すると、ちょっと差が縮んでいる気がした。折り返してからのゆるやかな下りも、昨年はパワーのある外国人選手に抜かれっぱなしだったが、今年は抜かれることもなく、良いペースで走れた。
しかし、ラスト25km付近でドラフティングペナルティーを取られ、気が動転してしまった。それでも気持ちだけは切らしてはいけないと思い、フィニッシュ地点を目指した。
180kmがこんなに短く感じたのは初めてだった。気負わず、無心で走れた証拠だと思う。

 ランコース前半のアリィドライブは観客も多く、応援もすごいので自然に気分もハイテンションになれた。とりあえず、いつも通り行ける所まで行き、一人でも多くの選手を抜かすことだけを考えた。 1マイル(1.6km)ごとにあるエイドステーションで氷をもらい、それを背中に入れてずっと走った。
30kmすぎから脚がつりそうになり、気づくとペースが落ちていた。序盤に抜いた選手にも追いつかれてしまう。
その時、ふと昨年のランの失速が頭に浮かんだ。昨年歩き始めてしまった場所とほぼ同じ所だった。あの屈辱は二度と味わいたくなかったし、今までやってきた練習を無駄にはできないという気持ちが最後まで諦めずに走りきれたのだと思う。
大歓声の中のフィニッシュは、思い出すと今でも鳥肌が立つくらいだ。昨年の自分から実力も人間的にもレベルアップできたことが一番嬉しかった。

 今回の目標はトップ10に入ることでした。目標には遠く及ばなかったけれど、内容的には良いレースができたと思います。 バイクは自分の実力を世界にアピールでき、上位選手と変わらないタイムで走れたことはとても自信になりました。
バイクタイム4時間台も今後の目標にしたいです。

 このアイアンマンハワイで2006年シーズンが終了しました。 大きな故障や病気もなく、メジャーレース優勝と飛躍できた1年でした。 来シーズンに向けてよりいっそうトレーニングに励み、あらゆる面で成長できるようオフの期間を過ごしたいと思います。
 最後になりますが、スポンサー各位の多大なるご支援と応援していただいた皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

【大会結果】

 2006 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP プロカテゴリー女子

No.
Name
Age
Country
TOTAL
SWIM
BIKE
RUN
1

Jones, Michellie

37
AUS

09:18:31

0:54:29

5:06:09

3:13:08

2

Ficker, Desiree

29
USA

09:24:02

1:01:46

5:05:06

3:11:49

3

Bentley, Lisa

37
CAN

09:25:18

1:01:31

5:10:31

3:08:53

4

Kehr, Gina

37
USA

09:27:24

0:54:02

5:16:10

3:12:29

5

Allen, Katherine

36
JPN

09:30:22

0:59:48

5:10:34

3:14:50

30

Shiono, Emi

26
JPN

10:13:56

1:18:40

5:08:26

3:38:05




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