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佐渡のレースから一週間後だったため、どんなレースになるのか不安であったが、どれくらいできるのかという楽しみもあった。
現地に到着してすぐに感じた、蒸し暑さと強風。これが今回のポイントだと感じる。
スイムは漁港を三周回するコース。波もなく見通しがよく泳ぎやすかった。500mくらいからトップに出てそのままスイムフィニッシュ。
バイクは男女の中でトップの気持ちの良いスタート。しかし、足が重たく回転数が上がらない。ここにきて、先週のレースの疲労を感じた。けれど今は向かい風だから仕方がないと、自分を励ます。
10Kmもしないうちに、内蔵に異変を感じた。補給食を身体が受けつけていない。嘔吐を繰り返しながらのライドは辛く、一瞬リタイアの思いが頭を過ぎる。
バイクは直線を折り返すコースを二周回だったため、後続との距離が確認できる。後ろとの差が縮まってくるのがわかり、意地の走りが始まった。気分が悪くても足は別物だと思って動かしていた。
ランでは気力のみで走っている状態に加え、その後すぐに腹痛が始まった。しかし、ここまできてトップを譲るわけにはいかないと自分に言い聞かせる。
そして8Kmを過ぎるとトイレを目指して必死に走っている自分がいた。エイドステーションで水を飲むと直にお腹へくるため、水分補給が出来なかった。非常に苦しい状況に追い込まれていた。ここまでくると、順位なんてどうでもよく、トライアスロン本来の自分との戦いが始まった。
そこからは記憶が疎らだったが、なんとか優勝することができた。順位はともかく、ゴールの喜びはどんなレースであろうと最高のものだと痛感した。
今回のレースはハワイを控えている自分にとっては危険な挑戦であった。けれど、あえてチャレンジしたことに後悔はない。一つの目標のレースが終わると、しばらくポカンとしてしまうところに火をつけることができたから。
今回も最後まで決してあきらめることはなかった。そしてこの競技が本当に好きなのだと実感した。今日の経験は私の今後を支えるものになったと思う。
次のハワイでは、是非、世界の表彰台に立つという目標を達成させたいと思う。
いつもお世話になっている方々、チームのみんな、そして自分に、、、これからもよろしくお願いします。
2003年9月
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