燃費について
実用燃費については個人個人の乗り方の差で大きく変わるので一概に言えないのところが難しいですが、例えば
e燃費
などのサイトで統計処理した値が出ているので、そちらの方が参考になるです。
それか、一度実際に自分で車を運転してみて、いつもの走行区間を燃費計で確かめながら確認するのも良いかと思います。燃費計の誤差はだいたい5%くらい良い値が出ると考えてよさそうです。
うちのプリウスの場合、ほどんど通勤に使用しているだけなので長距離を走っていません。しかしエアコンや暖房をほどんど使用しませんので、わりに良い値が出ています。平均すると18.5km/lくらいでしょうか。夏と冬ではプラスマイナス2km/lくらいになります。
実際にグラフ化してみるともっとよく分かるかと思いましたが、意外と季節感が見えないものになってしまいました。これは行楽に出かけた回の燃費がかなり良いせいだと考えられます(だいたい23~5km/lになるから)。秋は行楽シーズンですし。また高速などの一定速度での燃費も良くはなりますが、飛ばせば飛ばすほど悪くなるので、燃費を稼ぐには高速よりもバイパス系が良いかと思います(汗

燃費を良くする手段としては、
- エアコンを入れない
入れるのはエンジンが動いている定速走行時
オンオフが苦にならなければ、最低温度にしてマニュアル操作でマニュアルエアコン仕様にする。
- 暖房を入れない
入れるのは水温が80℃くらいに達してから
- Bレンジを多用する
回生をうんと効かせて運動エネルギーを吸収する(ハーフスロットルでエンジン停止のままで回生を効かせる)。またBレンジだとエアコンもエンジンブレーキ時に特に動かすように見えるのでお得。
- 暖機をしない
これはエンジン寿命とのトレードオフになるみたいで賛否あるかも。30秒くらいでよいでしょうか。まあ1万km/年くらいなら。
- モーター走行を多用しない
電池表示で半分の位置になるとエンジン回転数を400~500rpmくらいわざと上げて発電させます。本来エンジンパワーの余った分を発電に回すことで燃費を良くするのがいいので、このモードにしないようにする、という意味のようです。
私は現在走行最後の方でモーターで走って電池をぎりぎりまで使って(アイドリングを始めるくらいまで)駐車させています。この意図は、次にエンジンをかけて暖機をする時に、ついでに発電もすることで少しはいい値が出るかと考えたからです。これがいいのか悪いのか。もちろん、単なる暖機のアイドリング時よりは発電をする分燃料を食うので本当にいいかどうかは分かりません。ただ、発電時の残りの7割の熱が暖機に回るので、どうなんでしょうか。一度きちんと計算してみようと思いますが、少なくとも毎日の燃費は計算上良くはなっているように見えます...
プリウス自体、あまり気にしなくても燃費が良くなるような車ですので、神経質にならずに運転している方がかえっていい成績をたたき出せるという噂もあります。
実は私はまだ一度も1000km超えをしたことありませんので説得力ないですね。
02.12.26
さて、
究極の燃料消費率とはどのくらいか、計算してみました。(基準値を計算し直しました1/26)
- まずガソリンのエネルギー。
資源エネルギー庁のインフォメーションの統計情報の需給関連のエネル ギー源別標準発熱量の改訂について(PDFファイル)
では、レギュラーガソリン1リットルあたり34.5 MJ (1)だそうです。
- プリウスの走行エネルギー
プリウス(NHW11)は摩擦などで走行時には190 Nの走行抵抗がかかります (2)。これにさらに空気抵抗が加わります。まずは真空だとして、空気抵抗を無視します。
34,500,000 J / 190 N = 182 km
ガソリンのエネルギーが100%運動エネルギーに変換されると1リッターで182 km進めます。
- プリウスのエンジンの燃料消費率
次に、エンジンの燃料消費率として、245 g/kWh (3) という数値があります。初期型プリウス(NHW10)のエンジンで2,800 rpmが一番効率が良いです。残念ながら11型の数値は書籍などから見つけられませんでした。パワーアップの副作用で数値は10型よりも少し悪いと思います。とりあえず10型で計算するとして、比重は0.75 (4)でリットル換算すると0.327 liter/kWh。一方ガソリンの発熱量は34.5 MJでkWh換算で9.6 kWh、すなわち1 kWh発熱するガソリンは0.104 liter。ですから、0.104/0.327 = 32%。エンジンでガソリンから運動エネルギーへの変換率は32%になります。
先ほどの計算でプリウスでガソリンのエネルギーを100%の変換効率で使えるとすると182 km/lでしたから、32%では58 km/lになります。これ以上はどう転んでも出せません。
- 空気抵抗を加味する
さて リッター58 kmという数値に空気抵抗を加味してみます。時速0kmの走行抵抗と比較すると、空気抵抗は時速60 kmで1.5倍、80 km/hで2倍、120 km/hで3.5倍と増えます。それを考慮すると燃費はそれぞれ39 km/l、29 km/l、16.5 km/lになります。速度を上げれば上げるほど燃費は悪くなります。
- 通常の走行条件を加味する
先ほどの計算では、10型の理想的なエンジン回転数でのエネルギー変換率、32%で計算しました。しかし、2,800 rpmも回していては車はどんどん加速し続けていってしまいます。通常の定速走行では1,300 rpm程度のエンジン回転数が常用されると思います。この時、理想的な回転数の時よりも効率は15%ほど下がるようで (3)、変換率を27%とすると、時速60kmでは33 km/l、時速80 kmで24.7 km/lになります。
以上は10型のエンジンのデータを11型の走行抵抗に当てはめた場合の計算でした。
参考文献等
(1) 資源エネルギー庁発表 エネルギー源別標準発熱量の改訂について
(2) トヨタ自動車(株)発行 プリウス新型車解説書 NHW11
(3) トヨタ自動車(株)発行 プリウス新型車解説書 NHW10
(4) 国立天文台 編 理科年表 1991年版
2004.1.26
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