BatteryAmnesia の効用
PowerBook を普段持ち歩いている人はいいですが、AC 電源で動かしていると、いざ携帯使用するときにバッテリーの持ちが短くなります。そこで、2〜3ヶ月ごとに使い切って新たに充電しなおした方がいいのです。
BatteryAmnesia はシステムがスリープする以上に深く放電してくれます。
<例> うちの場合
普段は AC アダプターで繋ぎっぱなし。使用しないときはスリープではなく、システム終了させている。新品のバッテリーに交換後、1年経過。だいたい2月に1度 BatteryAmnesia を使用している。今回は4回連続で放充電をくり返した。
その後半年ほどACアダプターを繋ぎっぱなしで放置したのですが、バッテリの電圧が1.3Vとすっかり空になっておりました(通常は6V前後)。充電しようにもバッテリを全く認識しません。PRAMクリア、パワーマネージャーのクリアをしましたが解決せず、またマザーボード上のヒューズも生きていました。
そこで運を天に任せ、とりあえずハードディスクを止めた状態で、ACアダプターのプラグを引き抜いてみました。その瞬間「ぶちっ」と言って、シャットダウンしました(バッテリが空なので当たり前です)。そしておもむろにプラグを挿し直して、起動。
何とバッテリを認識しました。こんなこともあるよ、ということで。(もちろんリスクのある行為ですので十分理解した上で自己責任でおねがします。)
解説:デジカメなどの付属の充電池は製造からしばらく経っているので、初回の充電がうまく行かないことがあるようです。充電されてなくても充電器が切れてしまう。そんな時は何回かコンセントに抜き差しするといいそうです。上記の措置もいわばショック療法です。しかしPB150にもショックを与えることになる...
認識してしまえばその後のバッテリの回復にはもちろん BatteryAmnesia。数回のカツでみごとに復活しました。
QT movie
その後、引っ越しやら何やらでACアダプターを引き抜いた状態で放ってあったりで電池が大分駄目になってきましたので、数回カツを入れてみましたが、ご覧のとおり復活しませんでした。こうなると寿命でしょう。
<ちょっと一言>
PB150 用のバッテリは内部ではニッカド電池が5本直列になっています。ニッカド電池は一本あたり通常 1.2 V ですのでバッテリパック全体では 1.2 X 5 = 6.0 V となります。ニッカド電池の性能を維持するためには、一本あたり 1.0 V を切らないように放電しなければなりません。1.0 Vを下回ると電池がダメになります。懐中電灯などでの放電がマズイのはそのため。ですからバッテリパック当たりですと最低 5.0 V 以上を維持せよと言うことです。ただし電池によってばらつきがありますので、安全のため、例えばPB150ではハード的に 5.63 V と切ると自動的にシャットダウンするように設計されています。BatteryAmnesia はこの機能を利用して、強制スリープを超えて強制シャットダウンまで深く放電させています。
充電池の特性について詳しくはこちらが参考になるかと思います。バッテリーの改造をお考えの方はその特性を十分に理解した上で自己責任で実行願います。
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June 3, 2001