職場で使用しているNECのノートパソコン VarsaPro VA18Sというのが調子悪くなっていた。動作が遅くなって突然落ちたり、変なエラーが頻発したりで、キーボードを触ると熱い。確か放熱ファンがあった気がするのだが、排気されていないようで、音もしないし、ファンが動かなくなったのかな。そこでキーボードを外してファンの天板を外してみると、カクカクと往復運動しているファンが見えた。手で回したりなんかしているうちに何となく回るようになってきた。しかし元に戻してみると、起動時には一旦最高速で回転するものの、また静かになってカクカクしたりしている。たまにキーボードに振動が伝わってきて、そういう時はファンが回転して廃熱されてるようであるが、結局その振動もしなくなり、動作が不安定な状態に戻ってしまった。
ソフトウェアでCPU(かその周辺?)の温度をみてみると、クロックスピードを上げたり下げたりしながら60〜72℃くらいの範囲で、温度が上がったり下がったりを繰り返している。最高で1.8 GHzのこのマシンも、その半分の速度にまで落ちることもあった。ひどいときは起動中に落ちたりもした。どうも温度が上がるとスピードを落とし、限界までいくとハードウェアシャットダウンする仕様らしい。
これではどうにもならないと思い、オークションで中古部品を探したところ、意外と中古のCPUファンが売買されていることがわかった。結構壊れる部品なのかな。2000円前後で買えそうなので、程度のよさそうなものを落札して付け替えてみた。ネジ2本とCPU周辺に固定する4本を外し、コードを丁寧に外して、新しいものと付け替えた。
起動させてみる。何となく動作がスムーズになった気もする。しかし、CPUの温度ははじめ50℃前後まで落ちているものの、1.8GHzで動き出すと急激に60℃を越え、すぐに1.2GHzに戻っては温度が下がる、を繰り返すようになった。こんなに急激に温度変化するものなのか。正常動作のときの挙動を知らないので何とも言えないが、とりあえずファンは動作していた。
気になっていたのは、CPUとファンユニットの放熱板との間の接触部分に放熱シールらしきものが貼ってあり、正方形にへこんでいる。恐らく新品の部品を取り付ける際に上から圧力をかけ、へこませるようにしてCPUと密着していたらしい。これを一旦外してしまうと、密着の度合いが減りそうで、放熱が悪くなることが予想された。かといって放熱シールを新たに買うのもなんだし、そういえば10年以上前に買った放熱用シリコーングリスがあったっけ。これを使ってみることにした。あの頃は33 MHzのものを44 MHzまで上げるのに苦労してたなぁ。最近ではもっといいものが出回っているようで、シルバーグリスと呼ばれるものもあるようだ。ただし、これは扱いが少し難しいらしい。まああるもので試すということで、シリコーングリスでやってみた。一旦外して、CPUと放熱シールは2-propanolで拭いてきれいにした。どうせ密着するのだからと、ほんの少量のグリスを適当につけて、再度はめてみた。
すると、動作速度は体感でそれほど変化はしないのだが、温度が40℃前後で安定している!。また1.8 GHzでの動作時にも温度はじりじりと上がるようになり、50℃付近で収まっている!今までの温度はかなり熱かったのかー。動作が遅いのは、どうもSP3になるまでにどんどんOSやらアンチウイルスソフトやらが重くなってきたせいもあったみたい。メモリも256MBしかないし。
現在のCPUの速度制御の様子が新品のときの動作と同じであるのかどうかははわからない。でも、数字上では安定動作していそうな雰囲気である。再度の分解の際にネジをうっかり電源付近に落とし、バチッとやってしまった時には思わず天を仰いだが、今となってはよい思い出だ。
2008-08-02
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