|
ALESSIのポット型(直火型)エスプレッソ・メーカを購入したのが96年3月.泡の立たないエスプレッソに飽き足らず2年後の98年4月,onlineショップでPavoniのレバー式メーカを注文,同じPavoniのポンプ式マシンやデロンギのポンプ式マシンを入手したりしましたが,結局2002年12月にセミコマーシャルなポンプ&熱交換器式のIsomac Teaを購入.さらに2004年9月にはPavoniの家庭用ポンプ式マシンの上級機CLLを入手,現在に至っています. 最近の話題はWeblogページのespressoカテゴリを見て下さい. 使用器具![]() 上段左から,Isomac Tea, La Pavoni Jolly, La Pavoni Cellini,右下は,La Pavoni Pro, ALESSI Art 9090)
基本テクニックとメモコーヒー豆
エスプレッソ用にはアラビカ種の豆を深煎りにしたものが基本です.たいていの自家焙煎のお店なら「エスプレッソブレンド」とか「フレンチブレンド」とかいう名前で,ブラジルやケニヤ,マンデリンなどをブレンドしてイタリアンかフレンチローストしたものを用意していると思います. ブルマンとかハワイアンコナとか(日本だけで)人気があって高い豆をエスプレッソに使うのはお勧めできません.その手のいわゆるマイルドコーヒーの類いはその酸味と苦みとコクなどが絶妙にバランスしている(らしい)のが売りなので,イタリアンとかフレンチにローストしてしまっては(酸味がほとんど飛んでしまうので)意味ないのです. 焙煎された豆はせいぜい2週間しか持たないと考えた方がいいようです.どんどん酸化がすすんで,(コーヒー本来のではない)いやな酸味がでてきます. 豆の入手先ですが,適当な自家焙煎のお店で買ってもいいですし,僕はインターネット上の通販(長野松本のコーヒー屋さん)でフレンチローストの豆を毎週200gづつ購入しています. スターバックスの店頭でもエスプレッソ用の豆を売っていて何度か利用しましたが,どうも品質がよくないです.焙煎してから時間が相当たっているらしく,後述するような試行錯誤をしてもクレマができにくいことが多かったです.また,豆自体も形がかけているものがほとんどで,クズのようなものばかりでした.店頭でラッテとか飲む分には満足していたのですが,この豆を見てしまうと.... コーヒーやエスプレッソに関する著書や解説記事を多く執筆している堀口さんのコーヒー店「珈琲工房ホリグチ」のエスプレッソロースト(ブレンドだったかも)も数回試しました.確かに品質はよさそうなのですが,ちょっと苦味がきついような気がしました.ということで,あまり好みに合わず以来買ってません. 今現在のお気に入りは,東麻布にある「マキネスティ」というカフェの豆です.エスプレッソに関する書籍やビデオを複数出しているDavid C. Schomer氏が経営するEspresso Vivaceというシアトルのカフェと提携していて,毎週ローストされた豆を空輸しています.100gあたり800円と,ちと高いですが,香り,甘味,クレマの出来,全てダントツです. ところで,エスプレッソに限らず,コーヒーの抽出はあまり高い温度は望ましくないようです.90度くらいが好ましいそうで,高すぎるとキンキンするというか,化学的な味(?)になってきます.さらに,高い温度で抽出する程コーヒー豆の焙煎の善し悪しが目立ってくるようです.抽出時の温度の観点からは,ボイラタンク式のPavoniは電動ポンプ式のエスプレッソマシンより不利です.なぜなら,Pavoniではタンク内が約2気圧まであがるため,沸点が高くなり100度Cを超えてしまう可能性があるからです.このへんが,Pavoniはコーヒー豆を選ぶマシンと言われている理由の一つだと思います. グラインド
コーヒーをいれる前に,コーヒー豆をコーヒー粉にしなければなりません.エスプレッソ用にはパウダーのように細かく挽く必要があります.エスプレッソと言っても,ストーブトップのエスプレッソメーカーと電気ポンプやピストンで圧力をかけるエスプレッソマシンとではコーヒー粉の細かさも違います. エスプレッソメーカはエスプレッソマシンにくらべ抽出圧力が低いので,若干粗目に挽く必要があります.だいたいグラニュー糖くらいですか.エスプレッソマシン用にはさらに細かさが要求されます. コーヒー粉の細かさでエスプレッソの抽出圧力が決まります.細かいほど圧力が高まり,粗いと圧力が上がりません.一般にエスプレッソ抽出の最適圧力は9気圧と言われています.それより圧力が低いと薄っぺらく苦みばかりのエスプレッソになります.高すぎると雑味の多い濃厚なものになります. ストーブトップのエスプレッソメーカでは構造上せいぜい2〜3気圧くらいまでしか圧力はあげられず,細かく挽きすぎたコーヒー粉を用いると安全弁が作動します.すなわち,ストーブトップのエスプレッソメーカでは本当のエスプレッソは作れません. 電気ポンプ式のエスプレッソマシンといっても,家庭用のものには圧力を制御する仕組みはついていなく,ポンプの最大能力(なぜかたいていそろって14気圧)が記されているだけです.よって,抽出圧力はコーヒー粉の細かさ(それと後述するタンピングの強さ)で決まります.後述のようにエスプレッソが抽出されるスピードを目安にして最適な細かさを探る必要があります. ピストンレバー式のエスプレッソマシンの場合,ポンプが手動ですので最大圧力は腕力またはピストンのシール具合などで決まります.Pavoni Proの場合,ピストンの半径やレバー比などから概算すると手先力10kgfで10気圧相当になります.そのときそれなりの手ごたえを感じます.手動の場合,レバーをおろすスピードも調整することが可能です.すなわちスピードを速めれば同じ細かさのコーヒー粉でも高い圧力で抽出されますし,ゆっくりやれば圧力はかかりません.しかし,エスプレッソの抽出にかける最適な時間というのも通説があって,それは20秒前後だそうです.よって,圧力をレバーのスピードで大きく調節することはうまくなく,やはりコーヒー粉の細かさはそれなりに最適になっていなければならないようです. コーヒー豆は焙煎すると酸化がどんどん進みますが,コーヒー粉に挽いてしまうと酸化のスピードはますます上がり,せいぜい1週間のいのちと言われています.理想はコーヒーをいれる直前に挽くことです.また,前述のようにエスプレッソはコーヒー粉の細かさに対してシビアなので,コーヒー粉の細かさをいろいろ調節する試行錯誤が必要になります.コーヒー店で挽いてもらうには1回あたりの量が多すぎて(200gとかなので)試行錯誤はやってられません.よって,コーヒー豆を挽くミルも必要になってきます. コーヒー粉に挽く際にもう一つ重要なポイントは,コーヒー粉の粒子の大きさが揃っていることです.特に非常に小さなカスのような粉が多くまじっているのはいけません.エスプレッソの場合,ペーパドリップのように濾紙をつかわず,金属の網のようなフィルタをつかいます.よって,網目より小さな粉は通り抜けてしまいます.抽出されたエスプレッソに粉がまじっていると粉っぽくて飲みにくいですし,ミルクを混ぜた時にその粉が浮いてきたりして見栄えも悪いです.家庭用のコーヒーミルは数千円のやすいものから,数万円のものまであります.しかし,安いものはたいていBlade式,すなわちミキサーのような羽車が回って砕くタイプのやつです.このタイプはエスプレッソにはまず使えません.細かさの調節は羽車を回している時間でします.よって再現性のある調節はまず無理です.また,羽車が豆を砕くので細かいカスもたくさん出来てしまいます.さらに,摩擦熱で発熱するのでコーヒーの香りもかなり飛んでしまいます.エスプレッソに最適なのはBurr刃式のものです.2枚のぎざぎざの臼刃が向き合っていて,そのうちの片方が回転します.刃と刃の間隔で粗さを調節します.このタイプのミルはコーヒー豆を砕くと言うより切るといった感じで挽いていくのでカスも出にくいです.ということで,僕はエスプレッソマシンと同じPavoni社のJollyというミルを使っています.家庭用にしてはちょっと図体が大きいのが難点です.あと,カッティングタイプのミルというのもあって,こちらはどちらかというと業務用に多いようです.熱の発生は一番少ないようですが,細かい粉はすこし出てしまうようです.家庭用にはカリタのナイスカットミルというのがあります. グラインドの調整は一度すめばずっと固定でよければ簡単なのですが,コーヒー豆の種類はもとより,その日の湿度にけっこう左右されます.参考文献によれば湿度が高い程ミルの設定は細かくする必要があるようです.昨日まではこれでよかったはずなのに...ということがたまにあるのはこのせいかも知れません. エスプレッソの抽出
ストーブトップのエスプレッソメーカについてはいろんなところで解説されているのでパスします.あとからエスプレッソマシンを買って分かったのですが,出来上がるエスプレッソはエスプレッソメーカとエスプレッソマシンでは全く違います.エスプレッソメーカではどんなに頑張っても本当のエスプレッソは作れませんので,別の飲み物として割り切りましょう. それでは,エスプレッソマシン(Pavoni Pro)でのエスプレッソの抽出の手順です.
クレマをともなった完璧なエスプレッソを抽出するのはなかなか大変で,コーヒー豆の鮮度,グラインドの細かさ,コーヒー粉の量,タンピングの強さといったファクタが揃わないといけません.日々練習してください. ブリエール社とかが出している電動ポンプ式のエスプレッソマシンでは,いとも簡単にクレマがでるそうです.しかし,それはフィルタホルダ内部に細工がしてあって,エスプレッソを針穴から吹き出させることで泡が立つようになっているそうです(参考).クレマの色や量でエスプレッソの出来を判断できなくなりますし,いんちき(?)してまで泡たてなくても...と思います.ということで,Pavoniユーザの方は正真正銘のクレマを目指して精進しましょう. どうもPavoniのレバーマシンは連続して何カップも抽出するのは得意でないようです.ちょっとした集まりのときに続けて使用していると,だんだんとレバーの手応えが悪くなり(軽くなり),抽出されるエスプレッソもクレマが減り,苦くなってきます.この時ヘッドの部分,すなわちシリンダの部分の外装がとても熱くなっています.うまく抽出できなくなる原因として,ヘッド部が高温になることでピストンとシリンダのシール具合が悪くなり,圧力がかけられなくなること.もう一つは,もともとエスプレッソの抽出には高温すぎるお湯(ボイラ内圧力が2気圧くらいになるので沸点が上がるため)がこのヘッドの部分で適当に冷めていたのに,それが冷めなくなってしまうことが考えられます.どうしても連続して抽出したい場合は,こまめに電源を切って,ヘッド部を冷水につけたタオル等で冷やすといいようです. 2000年以降のPavoniのレバーマシンはフィルタバスケットの直径を5mmほど増やし,ヘッド部分も大型化して上述の過熱の問題を軽減しているようです.(参考レビューページ) スチームド&フォームド・ミルク
スチームノズルを用いたミルクの泡立てには多少慣れがひつようです.Pavoni Proにはスチームノズルのかわりに取り付けてミルクフォームを自動的につくる装置(といっても霧吹きの原理を応用した簡単な物)がついてきます.これを使えば簡単にできるようですが,一度も試したことありません.ビニルチューブとプラスチックのアダプタのような物からなるこの装置を使う度に手入れする(洗浄する)のが面倒そうだからです. 同様にPavoni以外のエスプレッソマシンでも,ミルクをタンクに入れておけば自動的にミルクフォームが出てくるような機能がついている機種がありますが,ミルクを必要最小限の量だけタンクに入れるのも難しそうだし,手入れも面倒そうなので便利だとは思えません. ということで,スチームノズルで泡立てるのが一番いいのではないでしょうか.しかも,Pavoni Proのスチームは(多分)他の電動ポンプ式のエスプレッソマシンのスチームよりもずっと強力だと思います.一般のエスプレッソマシンでミルクを泡立てると水っぽくなってしまったり,ミルクが十分温まらなかったりするという話も聞きますが,Pavoniに関してはそんなことはありません. それでは簡単に手順を示します.スターバックスのラテのようにしっかりした泡を作る場合と,カフェラッテアートと呼ばれるミルクを使ってハート形や木の葉模様を描く時に必要となるような,泡と液体部分が分離せずにまんべんなく混じったクリーミーなミルクを作る場合ではコツが多少違います.
エスプレッソとアレンジメニューエスプレッソ(espresso)
カプチーノ
カフェ・ラッテ
カフェ・モカ
カフェ・マキアート
ラッテ・マキアート
カフェ・アメリカーノ
エスプレッソ・コン・パナ
アイス・カプチーノ
エスプレッソに関する書籍新装版 エスプレッソ −その味と香り−, 国際コーヒーテイスターズ協会編 広瀬幸雄 訳, いなほ書房 (2000)
まだ全部読み切っていないですが,テイスティングの手法,焙煎,パッケージングなど,プロ向けの情報が解説されています. 工学屋の見た コーヒーの世界, 広瀬幸雄, いなほ書房 (1999)
抽出温度や圧力と抽出成分の関係などが実験を通じて議論されています.これを読むとエスプレッソの抽出法が理にかなっていることがわかります. 珈琲の事典, 伊藤 博 監修, 成美堂出版 (1995)
コーヒーの歴史から豆の原産地,焙煎,各種抽出法にわたる一般的な入門的解説書.エスプレッソに関しては直火式のポット型だけの記述です.あと,なぜか缶コーヒーまでたくさんの種類が解説されている. エスプレッソ・カルチャー&キュイジーヌ, K・ベッキー+S・スレイヴン 著 鈴木るみこ 訳, フレックス・ファーム (1995)
街角のカフェの写真や,エスプレッソに関するちょっとした話題,エスプレッソにあうお菓子レシピなどが解説されているオールカラーのおしゃれな本.エスプレッソの抽出法等には触れられてません. THE COFFEE COMPANION, Jon Thorn, Apple Press (1995)
コーヒーの歴史,豆の原産地,焙煎方法等ていねいに解説されています.エスプレッソについては少しページがさかれていて,Pavoniマシンが写真付きで紹介されています.ただし,抽出方法については電動ポンプ式に限った解説です. ESPRESSO QUICK REFERENCE GUIDE, Phillip Janssen, COFFEE TIME PUBLICATIONS (1995)
エスプレッソに関する歴史から各種機具,抽出方法,ミルクのスチーム,アレンジメニュー(800種類)など,知りたい情報の宝庫です.Pavoniマシンも紹介されています. ESPRESSO COFFEE PROFESSIONAL TECHNIQUES, David C. Schomer, PEANUT BUTTER PUBLISHING (1996)
対象は業務用マシンですが,カラー写真いりでエスプレッソの抽出の善し悪しが解説されていたりして参考になります.特にフィルタへのコーヒー粉の詰め方の解説はとても詳しく,詰め方が悪いとどうしてまずいかがきちんと解説されています. CAPPUCCINO EPRESSO The Book of Beverages, Christie and Thomas Katona, BRISTOL PUBLISHING ENTERPRISES, (1998)
エスプレッソの抽出方法に関する記述は基本的なことにとどめ,アレンジメニューのレシピにすべてをさいています."ESPRESSO QUICK REFERENCE GUIDE"にもレシピはたくさんのっていますが,そちらがアルファベット順であるのに対し,こちらはカプチーノベースとかモカベースといった種類で分類されています. 料理と食シリーズ No. 32 人気のコーヒー チョコレート ココア, 旭屋出版 (1999)
コーヒー店を営業している人向けのムックです.業務向けのエスプレッソマシンの紹介が詳しいです.また,デザインカプチーノ(ミルクでハートマークやウサギを描くもの)のテクニックが紹介されていて,参考になります. コーヒー&紅茶 第1号, 柴田書店 (1999)
こちらもコーヒー業界人向けのムックです.いろんなカフェのオリジナルメニューが紹介されていたりして参考になります.また,レバー式マシン(家庭向けのPavoniではありませんが)にこだわっているコーヒー店の紹介等興味深い記事が多いです. コーヒー&エスプレッソの技術教本, 旭屋出版 (2000)
これからコーヒー店を開業しようかという人向けのムックです. ドリップ(ペーパー,ネル)やサイフォン,エスプレッソ(業務用マシン対象) での抽出のコツが詳しく解説されています.特にドリップ式についてはドリップ時 の温度変化やpH変化をグラフで示したり,ネルとペーパーフィルタの違いを顕微鏡写真 を用いて説明したりと,入門書とは全く違った説得力のある説明になってます. エスプレッソについてはブレンドや焙煎具合との総合的なバランスの重要さを強調して 説いています.また,本場イタリアのエスプレッソの特徴が日本の(出来のよくない) エスプレッソと比較する形で説明されています. あと,代表的なカフェのオリジナルメニューや業務用エスプレッソマシン, 焙煎器の紹介もあります. ちょっと上級向けですが,ためになる本だと思います. コーヒーのテースティング, 堀口俊英, 柴田書店 (2000)
自家焙煎のコーヒー店を開業しようという人向けの本です.コーヒーの格付けの勘所が実用的にまとめられています. 後半にエスプレッソに関する記述が多く記載されており,特に筆者がイタリアの複数のカフェに 実際に行って味見してきた採点結果は,本場でも観光客相手っぽいカフェではまともな エスプレッソを供するところは少ないという結論で興味深いです. Cafe Latte Art, David C. Schomer
ESPRESSO COFFEE PROFESSIONAL TECHNIQUESの著者であるシアトルのカフェ Espresso Vivace のオーナが 解説するカフェラッテアートの教則ビデオ.ミルクの泡立て方の秘けつを中心に実演されています. 料理と食シリーズ No. 43 シアトル系カフェの人気メニュー, 旭屋出版 (2002)
スターバックスなどのチェーン店だけでなく,東麻布のマキネスティなど話題性のあるカフェが紹介されています.それぞれのお店でどんな豆を使っているかも分かるようになってます.あと,ドリンクメニューだけでなく,サンドウィッチなどのフードメニューのレシピも解説されています.また,マキネスティのスタッフによるエスプレッソマシンの使いこなし術といった記事もあります. ボクが教えるほんとのイタリア, アレッサンドロ・ジェレヴィーニ, 新潮社 (2001)
在日イタリア人である翻訳業の著者が,日本においてあまりに美化されているイタリアではなくて,本当のイタリアの日常を描いています.巻末にエスプレッソの飲める東京のカフェ40店鋪の紹介があり,辛口な5段階評価を下しています. バリスタ教本, 旭屋出版 (2002)
これからカフェでバリスタとして働こうとしている人向けの心得本みたいな感じです.エスプレッソ抽出やスチーミング,ラッテアートなどのテクニックだけでなく,スタバやタリーズ,セガフレード,バール・デル・ソルといったカフェにおける教育プログラムなどが紹介されています. cafe sweets, 柴田書店 (2002)
イタリアンバール特集で,ミラノやフィレンツェなど5都市の有名店が紹介されています.エスプレッソメニューよりはパニーノなどのサイドメニューが中心に取り上げられてます.カラー写真が豊富で現在のイタリアンバール事情がわかったような気になれます.あと日本のイタリアンバールとしてバール・デル・ソレ他が紹介されていて,シアトル系の代表としてマキネスティも紹介されています. ESPRESSO ULTIMATE COFFEE, Kenneth Davids, St. Martin's Griffin (2001)
エスプレッソの歴史から,生豆,ロースト,グラインドの基礎知識,家庭用エスプレッソマシンの仕組みから使い方まで,おおよそエスプレッソに関する全てを網羅した(でもあんまり厚くなくて読みやすい)解説本です. Coffee Makers, Edward & Joan Bramah, Quiller Press (1995)
コーヒーを入れるための器具の歴史的がよくわかる大判の写真集です.エスプレッソマシンについては15ページくらいに渡って解説されており,Pavoniの1920年のマシンから現在の家庭用ポンプマシンまで取り上げられています. スーパー・カフェ・ブック vol. 1, 旭屋出版 (2003)
前半は日本の有名店や話題店で働くバリスタやパティシエ,ソムリエなどのスペシャリストの紹介です.一人当たり見開き2ページで,マキネスティの店長さんも紹介されています.後半はチェーン店の経営者インタビューみたいなビジネスっぽい内容です. エスプレッソブック, 門脇洋之, 柴田書店 (2004)
3部構成で,最初はバリスタのテクニックやエスプレッソに適したコーヒー豆のブレンドやローストについて述べられており,第2部ではアレンジメニュー,最後は自身のカフェ開業にまつわるエピソード集です.最初のテクニック編は基本的に業務用マシンに則した説明ですが,グラインドやタンピング,抽出,ミルクのスチーミングなど,それぞれについて非常にわかりやすく丁寧に説明されています.また,アレンジメニュー編ではデザインカプチーノが図柄ごとに解説されています(絵心は本人次第ですが...). トップバリスタの技術, 旭屋出版 (2005)
横山さん,門脇兄弟,マキネスティの大木さん吉村さんといった国内外の著名なバリスタ20人が,バリスタという仕事への思いや,エスプレッソ,カフェラテ,カプチーノ,デザインカプチーノといったメニューにまつわるポイントを解説してくれます.特にCAFEE STRADAの市原バリスタのカフェラテに関するページが,スチーミングの縦回転と横回転の使い分けやカップの形の違いによる注ぎ方の変え方などがとても参考になります.あと,各店のマシンの紹介や,メニューの開発法,ドリンクの知識などなど,バリスタを目指す人にはとても興味深い内容になってます. BARISTA BOOK トップバリスタのすべて, 横山千尋,旭屋出版 (2006)
バール・デル・ソーレの横山氏が,バリスタという仕事にかける情熱やイタリアン・バールの文化,日本でのバール文化などなどについて語ります.後半はバリスタの技術を豊富や写真やイラストとともに詳細に解説してくれています.横山氏のファンならバイブルとして,そうでなくてもバールやバリスタに興味がある人には知りたいことが満載の一冊です. おうちでいれるエスプレッソのおいしい法則, 横山千尋 監修,池田書店 (2007)
エスプレッソの魅力から,家庭用のマシンの選び方,サエコのマジック・カプチーノを題材にエスプレッソ抽出の基本からミルクのスチーミング,簡単なメンテナンスまで写真入りでとても詳しく解説しています.エスプレッソのアレンジレシピも基本的なものを厳選して掲載,巻末にはエスプレッソのまめ知識としてコーヒー豆の種類や焙煎,グラインドなどについての解説もあります.家庭でエスプレッソを楽しむのに本当に必要な知識が正確にコンパクトにまとめられているオススメできる一冊です.値段も1,200円とお手頃です. |