思いつくままに

睦月雑感

改年吉慶先目出度覚候


初優勝おめでとう。

努力の結果が出たのは嬉しいものです。サッとと見る限りでは単語カードに歌を書いて覚え始めたのも、覚えている人の数も一組が一番だったかも知れませんね。

 

 

朝、学活で

『今朝の風景は凄かったなあ』

と話すと、誰ともなく

「朝ぼらけですね」

という声が挙がった。もちろん、これは、

 

あさぼらけ

宇治のかはぎり

たえだえに

あらはれわたる

瀬々の網代木

 

である。

 

この日の朝は、霧が凄くていつもならよく見える高尾の山も全く見えなかったものな。そんな会話が朝の学活でサッとできてしまう。そして、その会話をクラスのほとんどの人が理解できている。

 

何でもない会話のようにも思えるが、実は結構すごい会話だと思うぞ。

 

 

中学校では、君たちにどんな力を付けてあげられるのだろうか? このごろはこのことをよく考える。中学校でできる教育の限界はどこいらにあるのか、中学校でなければできないことは何かとかね。

 

当たり前のことであるが、君たちは三年間で中学校生活は終わる。人生は中学校以外の方が遥かに、長くて豊かである。だけど、その君の人生の土台を築くのに、この三年間は大事なのだとも思う。

 

やがて君たちも中学校で百人一首に燃えていたことなどすっかり忘れて、これからの人生を歩んでいくことになる。指導している私としては、ちょっと悲しいが、実にそんなものである。

 

だって、人生には他にやらなければならないことや、やりたいことが沢山あるからだ。それは当たり前のことだ。

 

ただ、やがて君の人生に再び春霞が訪れることがあったら、「あさぼらけ 宇治のはぎり たえだえに ・・・」と口ずさんでくれれば、私は嬉しく思う。

2003.1/29 学級通信 『青』 NO.52より

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お帰りなさい。

 

ゆっくり休むことはできたでしょうか? 元気だった諸君はすることもなく体力を持てあましていたことでしょう。最高の体温は四十一度という話も聞きました。辛いねえ。

 

 

君たちが休んでいるときに読んだ本にこんな記事がありました。

「イギリスで健康な人をお風呂に入れて、体を温めた後体を拭かず、温度が五度で完全に消毒された部屋に寒いと言うまでいてもらうという実験です。暫くするとくしゃみをする人、身震いをする人が出てきました。さて、この人達は風邪を引いた?」『授業づくりネットワーク2月号』より

 

 

答えは、誰も風邪をひかなかったです。つまり、丈夫な体であれば、病原体が体に入らなければ、風邪は引かないのです。

 

では、君たちが生活をする教室には、風邪やインフルエンザの病原体はいるでしょうか? はい、たくさんいます。しかし、無くすことはできなので、少なくする必要があります。

 

どうしましょうか?  まず、大事なことは換気をすること。窓を開けることですね。

 

それから、インフルエンザウイルスは、乾燥には強いが湿度には弱いとのことでした。本当は、加湿器があればいいのですが、それもないので、タオルに水を浸して教室にぶら下げておくだけでも違うかなと思いました。

 

で、こんなのもありました。

「インフルエンザは、1918年から4年間大流行し、世界で2000万人、日本でも40万人がなくなりました。このとき、アメリカのサンフランシスコ市では、市長の命令で学校、映画館、劇場などが閉鎖され、市長は【   】をするように市民に命令しました。従わない人は罰金や投獄でした」

 

さて、【   】には何が入ると思いますか?

 

 

最後に究極の予防方法。体力を付けるがあります。体の中にあって病原体を食べる「抗体」は、タンパク質でできていて、アミノ酸が必要。また、細胞を増やすには、亜鉛やビタミンが必要になります。つまり、偏りのない食事ですね。

 

そして、その抗体で大事な「キラーT細胞」は日頃の運動で強くなると言われています。健康が一番です。

あ、答えはマスクです。

2003.1/28 学級通信 『青』 NO.51より

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三学期が始まりました。

 

大きな事故もなく、楽しい正月だったようですね。夏休みとは違って(を、しばらく見ないうちに変わったな)と思う人もそんなにいなくて、無事にスタートしたという感じです。

 

学活では通信簿を集めながら、君たちの家の正月の文化について情報を交流しました。

 

餅は、丸餅、角餅?

雑煮は、醤油、味噌?

紅白は、見た、見ない?

 

なんてことを聞いていきました。

 

私の実家では正月三が日は男が台所に立つ事になっていて、その流れで私も家では雑煮を作ります。中学時代の私はこれが当たり前のことと思っていましたが、地域や家によって違うんですよね。

 

正月は、日本文化が色濃く出ます。若水、初詣、お年玉、年賀状、お節料理、凧揚げ、羽根突き、独楽回し、書き初め、お屠蘇、門松飾り、初日の出・・君たちはいったいいくつ体験できたかな? 

 

これらの日本の伝統文化は、君たちが伝えて行ってね。

2003.1/9 学級通信 『青』 NO.48より

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写真とは似つかわしくありませんが、あけましておめでとうございます。年末、年始はどのようにお過ごしでしたか? 

 

私は大掃除もそっちのけにして、溜めに溜めていた仕事を片づけたところで、正月がやってきました。

 

正月は、

元日、自分の実家に行く。

二日、奥さんの実家に行く。

三日、卒業生が遊びに来る。

四日、大学の恩師の家に行く。

五日、研究会に行く。

と、これで終わってしまいました。

 

幸せな正月といえばそうなのかもしれんが、これからのダイエットが毎年大変だ。

 

 

そうそう、年賀状ありがとう。

君たちの年賀状を見ながら、今年は良い年になると良いなあと心から思いました。

 

世の中は、不景気だなとしみじみ思ったのは、正月飾りが少なかったと言うことです。特に、車に正月飾りをしている人の数が本当に少なかった。

 

世界に関わるニュースでは、アメリカがイラクを攻撃するのは当たり前だと報道されているし、北朝鮮の問題もどのように解決されていくのか、まだまだ分からない。

 

そんな中で今君たちにできることは、心豊かな人間に育つこと、確かな学力を付けることだと、やっぱり思う。

 

 

冬休みに「二十一世紀日本の構想懇談会報告」というものを読んだ、小渕総理大臣の時に出されたものだ。その中に、二〇十四年までに、学校週三日制度を目指すというものがあった。

 

今の五日のうち、後の二日は、「教育チケット」というものを出して、自分で学校を選んで通うようにするとのことだ。今は税金を行政が集めて公立学校を運営しているのだが、チケットで税金を親に戻し、自分の学びたい学校に行ってそのチケットで授業料を支払う方式だ。

 

今の学校も五年前に比べれば、想像も付かないぐらいに大きな変化を遂げてきているのだが、十年後はどのようになるのか、想像するのも恐ろしい。本当に学校が三日になるかどうか分からないが、私のことで言えば、ひょっとしたら、公立中学校の先生にという職業は存在しなくなっているかも知れないなあとも思う。

 

しかし、どのような制度になろうとも、平和を大切にして、人を大切にして、自分と世の中を良くしようと努力する君を支える教育でなければならないなと思うよ。

 

ちょっと難しいが、「教育基本法」という教育の憲法のような法律には、教育の目的として、次のように書いてあるぞ。

 

第一条(教育の目的) 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身とともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

 

 

実り多い三学期になりますように。サンタの担任も応援したいと思います。

2003.1/8 学級通信 『青』 NO.47より

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