三年の指導


  1. 指導の目標
  2. 生徒の実態


指導の目標

三年時の百人一首の指導の目標は二つある。

  1. 百人一首の試合で正しく読めるようになる。
  2. できるだけ多くの枚数を取れるようにする。
  3. 「源平合戦」までできれば行う。

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生徒の実態

札を取るときに、間違った札を取った生徒は「お手つき」として取った札から、場に出す。取った札がない場合は、一回抜かしになるルールで行ってきた。三年では、読みに関しても同じように「お手つき」を導入する。読み間違えたら取った札から、場に出すのである。かなり真剣にゆっくりと読むようになる。

三年になると、中には(どうせ私なんて取れないから)という姿勢を見せる子どもたちも出てくる。そこで、各リーグでの枚数を授業に関する意欲で評価することを伝える。ただ座っているだけではなく、競い合うことを行わせたい。

三年生はこの百人一首を行う時期には、受験で生徒が全員揃わないことがある。ある時、クラスの1/3ぐらいがいないときがあった。そこで、J1とJ2を一緒にしてグループを作って試合をさせたことがあった。ただ、そうすると一会場が10人ぐらいになっていまう。そこで思いつきで「二百枚二首」の戦いを行った。なんのことはない、二セットの取り札をばらまくのである。一首とってもまだもう一首隠れているというのは、なかなかスリリングな時間であった。中には一人で二枚取る生徒もいて、これはとても喜んでいた。

ここまで来れば、源平合戦も指導したいと思ったが、時間切れであった。しかし、彼らは充実感と自信を持っている。自分たちは自分で百人一首を楽しむことができるという自信である。インターネットで検索すれば百人一首の歌は出てくる。それをプリントアウトしてカードに成形すれば世界のどこに行っても楽しむことができるわけだ。『日本の文化を世界に伝えることができるんだよ』と話した。

子どもたちは、入試の問題を解いていて

「先生、なんでか知らないけど古文の問題が解けてしまうんです」

と言う。百人一首を十分に遊んでいる生徒は古文の力が付いてしまうのである。シメシメである(^^)。



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