三月、私は生きかえる
三月、私は生きかえる

2005年7月から2007年3月にかけ録音・制作された(mp3, 4'04, 4.7MB)

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 春の訪れ、三月。

 暗く寒く長い夜に支配された冬は、明るく温かい春の昼の陽射しに取って代わる。それまで穴蔵の中で息をひそめていたもろもろ、魑魅魍魎の類いから欲望というようなものまでが、穴蔵から這いずり出し、明るい世界へ飛び出していくようだ。

 また一年、冬を越した。生き延びたんだ。季節はぐるぐると回っていく。

<歌詞>

na a a

round and round
spring has come
round and round
un deux trois quatre
here comes the carnival and spring has come

春の風 花の香り くちびるにうた (いのちのうた)

a a

<使用道具>

ジル / ダラブカ / ドーラック / 鍵盤ハーモニカ / ウト
15歳の花嫁は婚礼の夜、40代の新郎と初めて対面した。新郎に待ち望んだ日が訪れ、自分の年の数の羊を花嫁の家へ贈った。
15歳の花嫁は婚礼の夜、40代の新郎と初めて対面した。新郎に待ち望んだ日が訪れ、自分の年の数の羊を花嫁の家へ贈った。

2007年2月から3月にかけ録音・制作された(mp3, 3'46, 4.3MB)

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 知らぬ土地の習俗だと侮るなかれ。世界は不条理で満ち溢れているのだから(年の数の羊というエピソードは実際にあるものか知りません)。

 恋愛における悲劇的な局面(=互いに傷つきあう破局)と歓喜の局面(=互いの愛がかなう)は古今東西、歌というもののの主要なテーマです。

 そのように天秤の両方が、悲嘆であれ歓喜であれ等価的につりあっている状況ではなく、一方にとっては悲劇的で、もう一方にとっては歓喜、という局面について思いをめぐらすこの頃です。表現者として。

 自己愛という愛をテーマにしなければ、愛には二人以上の関係が必要だと思うし、その関係の軋みに耳を澄ませば、そこにも、流れる音楽があるのではないでしょうか。手をつけたばかりのテーマですが、意識的に取り組んでみたいものです。

<使用道具>

厚めの本/ ダラブカ / デフ / ソプラニーノ・リコーダー /
マンドリン / ウト / カラデニズ・ケメンチェ