Mari-Mari通信 vol.5/チレボン編
去年のインドネシア滞在で一番幸運だったのは、古都チレボンで本場のBATIKを工場で学べたこと。朝から夜までBATIK三昧、美味しい食事付きという生活。戻れるものなら戻りたい!


ロウケツ用のコンロを囲んでの楽しい作業風景。若い職人さん達の話題は恋の悩みや、ゴシップ等で盛り沢山。


一番困難なNembok作業。細~い線を残してロウを置いていくのだが、この状態になるまで1ヶ月以上かかったな。


私が苦労したNembok作業ですが、プロのはこうなのよね...極細い白い線をのこすのがチレボンの誇るテクニック。あと何年学べばこの域に達するのかな?


やった!やっと出来た...チレボン特有の建物や動植物モチーフを寄せ集めた図案です。感無量だわ!2ヶ月かかったからなぁ。


こちらは染め上がったばかりの職人さんのお仕事。美しく、ため息ものです。でもNembok作業があんまりないので、簡単な部類とのこと。


ジョグジャやソロに比べて、チレボンのバティック職人は若手が多い。静謐に見えるかもしれんけど、ラジオ歌謡がガンガンに響く作業場。


私が尊敬する師、リリンさん。若いけど、創造力と技術を持ったすばらしい職人さんです。自他認める「GILA BATIK=バティック狂い」。


散歩していると、高価なバティックが道ばたで干されたりしている。無くなる事はないみたいだけど...心配だわ。


左のBATIKはなかなかおもしろい図案です。ギリシア神話風若者の狩りの風景かな?


工場のあるトゥルスミ村の住宅は中国の影響が見受けられる。道や広場にゴミが多いのが残念だけど、きれいな造りの家が多かった。


年に一度、村一番古いモスクの屋根葺き替えを祝って行われるARAK-ARAKAN。これは馬のレゴンダンスとのことですが、ほとんど人が踊っていた。


チレボンでBATIKと並んで有名なのが仮面舞踏。仮面を彫る教室を訪れました。口の裏側に突起があり、仮面を着けるには、その部分を噛み締めないといけません。


チレボン観光地のお勧め、Gua Senyaragi。かつて王族の瞑想場でした。珊瑚石を積み上げた不思議な建物。私のBATIKのモティーフに使いました。


チレボンには4つの王宮が遺っていますが、最も古いのがKeraton Kesepuhanです。折衷建築でおもしろかった。


イスラムにちなんだ儀式が行われた6月初めにKeraton Kanomanを訪れました。特別に開放されたお祈りのための建物の前で、友人達と喜捨を求めてきた少年。


歴代の王族が眠る墓。白く、装飾の美しい漆喰壁の内側では王族が儀式を行っていました。参拝客で賑わっており、ムスリムでも無い私は入ることははばかられました。


オランダのデルフト焼きや、中国の陶器で飾られたクラトンの内部。チレボンがかつて交易地として栄えていたことを示しています。


チレボンで一番古い仏教寺院。なかなか立派です。ジャワ島北海岸の港町には数多くの古い寺院が残っています。中国人が多く移ってきた往時がしのばれます。