マハカム河を遡って
Detaさんの田舎がMahakam河(全長650km)の上流にあり、行けるかも?と期待に胸を膨らませつつ、都会のSamarinda周辺での彼女の親戚行事も興味深かったが、冒険心を持て余していた私だが...ようやく念願のマハカム河を遡るチャンスに恵まれました。やった~しかし厚かましい外人だわ。
   

河船は二階立て。一階は風がふきすさび水面を真横に見ながらの雑魚寝。私たちは少々の贅沢をして二階の上等寝台を申し込んだ。
なかなかちゃんとした作りの二階寝台。これから一泊二日の船旅です。やっぱカリマンタンの旅はこうでなくっちゃ!
夕日に映える河...でも水は泥色、乗客もゴミを頻繁に投げ捨てる。水浴びは河の水を汲み上げるが、用を足すのも河へ...。深く考えない、ここで人は生きてる。
夜の寝台...ウキウキ心もようやく落ち着き、ちょっと退屈。付属の布団はありがたいがちょっとカユイのは気のせいかな。
Detaの田舎には早朝に到着。次の日にLAMINと言われる伝統的な家屋の見学に行った。ここは比較的きれいに保存されている。
彫刻達。かつては葬礼儀式で使われたもの。柱に水牛や豚をつなぎ屠るらしい。トラジャで凄い屠殺儀式を見ることになるとはこの時はつゆ知らず。
Lamin内部。かなり涼しい。ロタンのむしろのような物等がうまく工夫されて快適な空間。質素だが贅沢にも感じられる。
LaminのPAWONです。共同の台所は整理が行き届いていて機能的と見た。もちろんガスとか無いので、薪を使った料理でご飯おいしい!
Laminから少し離れたところに墓場があった。これは子供のお墓。特別な処理をされた遺体が彫刻をされた棺桶(地面から2メートル位の高さ)に安置されている。
この辺りの人は老若男女、森を歩くのにこのような刀を持ち歩く。そして軽いカゴを背負い、森での採集生活をしているようだ。米作はあまりポピュラーでなさそう。
ボルネオといえばロタン編み。上等なものはしなやかでとても長持ち。かなり奥地なのに、日本から注文された枕カバー。それにDoyoという木の繊維で出来た布と。
近くの村で結婚式があり、その時に見た伝統舞踊。魚を捕まえる踊りとのこと。ドジョウすくいのようなものか?
ダヤク族の衣装も色々ですが、でれも私の好みに合うのです。作りはさっくりだけど、本当にモチーフのパワーを感じるわ。
カリマンタン旅行中、随所で見かけた大規模な焼け野原跡。焼き畑農法の影響と言われたりもするけど、自然発火も多いにありうるのではないかな。乾期の暑さってすごいです。
Detaの弟に連れられて夜中の祈祷集会へ。なんだか怪しげなまじないの品々、出席してるおばちゃん、おじちゃんのタバコの煙で充満された空間に私はクラクラ。
このおばさんの息子さんが病に臥せって3ヶ月。治癒のためにこの祈祷会が開かれた。私が帰った後も一晩中続くはげしいまじないだったが、息子さん治ったのかしらん?
帰路、船からの眺め。遠くへ来たもんだと思う一方、Mahakam河のほんの入り口を見れただけという印象。水上生活者はここが日常の場なのだなぁ。