iTMS開始、CDはなくなるのか 


 iTunes Music Store(iTMS)が日本でも始まり、連日、何曲もダウンロードしている。 

 思っていたほど曲がないという印象を持つのは、レコード会社によって参加していないところが多いからのようである。この曲を聴きたいと思った時、ワンクリックですぐにダウンロードが始まり、聴けるようになる楽さを覚えてしまうと、病みつきになってしまう。

 これまでのところ、ダウンロードしてよかったのは、ブラームスのホルン三重奏曲(タックウェル他)、フランクのヴァイオリンとピアノのためのソナタ(パールマン他)、村治佳織の「Transformations」、柴咲コウの「かたち あるもの」など。村治のは22曲、iTMSだけのボーナストラックも入っている(1500円、1曲ずつ買うと150円)。各曲30秒視聴できるので、大きな失敗はない。

 CDはなくなるという予想している人があるが、僕も同感である。コンピュータのプログラムがダウンロードできて、クレジットで支払いするというのは今日一般的だと思う。あの感じに近い。プログラムをダウンロードして、試用期間の間は機能制限なしに使うことができ、その後使い続けたければライセンスキーを購入する。この方法に慣れてしまうと、店でパッケージとして売られているプログラムを買おうとは思わなくなる。

 もちろん、CDで買うメリットはある。iTMSダウンロードする曲は圧縮されているから、音質を問題にする人は迷わずCDを買うだろう。歌詞がついていたり、解説があったり、ポスターがついているというようなことは魅力的であるが、音質にさえ耳を塞げば(実際にはほとんど違いはわからないように思う)添付されている冊子のゆえにCDを買おうとは思わない。書籍のダウンロード販売であれば、コンピュータで中身が読めるからといってそれで満足はできないかもしれない。今度、出版する翻訳する本の装丁には、活字の種類、大きさから初めてかなり時間をかけて決めた。仕上がりには満足しているが、そういったことは付随的なことで中身とは関係ないといわれたらそれまでだが、場所を取っても本を買わないといい切れる人は少ないのではないか。もっとも百科事典などは本を買おうとは思わない。スペースがない。僕は平凡社の百科大事典をオンラインで利用しているが、満足している。 

Posted: 金 - 8月 12, 2005 at 04:26 午前          


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