■「ヨシムラ」。オートバイ乗りなら一度は耳にする名前、一度は目にするエンブレム。
僕が限定解除をして、オートバイにSUZUKI GSX-Rを選んだのは憧れだった「ヨシムラ」のサイクロンマフラーを付けたかったから。インラインフォーの4本のエキパイを微妙なカーヴをつけて2本そして1本に集合させたサイクロンマフラーはその昔「サーキットのホルン」と謳われたようにその排気音は独特の音色を奏でる。あまりにも嬉しくてしばらくの間スロットルを開け閉めしてはその音に酔いしれていた記憶がある。
■「ヨシムラ」といえばSUZUKIのオートバイが一番良く似合うイメージがあるのだが、その理由はここでは割愛させていただく。「ヨシムラ」のHPをご覧いただければお解りいただけるはずだ。だが、その製品ラインナップをみるとKAWASAKI、HONDA、YAMAHAの国産メーカーはもちろんDUCATI、BMWの海外メーカーのマフラーまで手掛けている。車種もレーサーレプリカ、ネイキッド、オフロード、ビッグスクーター、原付まで様々。
■今年創設50周年を迎える「ヨシムラ」。その記念すべき年に僕は再び「ヨシムラ」を手に入れるチャンスを得ることになった。
■GSX-Rからアフリカツインを経てBMW R1150 GSに乗り換えた僕はその完成度の高さからノーマルのままで満足していた。リプレイスパーツはもちろん数多く出回っており、そのパーツ群を駆使してオリジナルのマイBMWを作りあげているビーマーの方々も少なくはない。
■だが、BMWのオートバイは重い。僕のGSは装備重量で269.5Kg(この度デヴューした1200GSは247.5Kgと軽い)もあるのだ。手っ取り早く軽量化する方法はマフラーを交換すること。チタン、カーボン等軽量素材で作られている社外マフラーはとにかく軽いのである。フルエキ、スリップオンとどこまで交換するかでダイエットできる重さも違ってはくるのだが。
■海外メーカーのオートバイ用サイクロンマフラーを「ヨシムラ」がラインナップに加えており、今年の4月にBMW R1150 GS/R用が発売ななったことは雑誌等で読んでいたので知っていた。写真はカーボンサイレンサータイプが掲載されていたがその時は気にもとめなかったのである。
■6月のある日、僕は車とのちょっとした接触事故に遭いオートバイは修理することになった。僕自身はかすり傷程度でピンピンしていたのでご心配なく。しばらくはオートバイに乗れないが梅雨時季なのでいいかなといいながらも修理が早く終わればなぁと思っていた。後日、退屈しのぎにネットサーフィンをしていた僕は、たまたま「ヨシムラ」のHPを訪れてみた。するとそこに「アウトレットコーナー」のページがあり、リンクをたどるとそこにあったのはBMW R1150 GS/R用のサイクロンマフラーだったのだ。『開発に使用しておりサイレンサーに傷がありますが、通常使用には問題ありません』とコメントがついていた。しかもステンレスサイレンサータイプだった。僕はマフラーを買うならカーボンタイプよりはステンレスかチタンタイプのサイレンサーのほうがGSには似合うと思っていたし、しかも昔憧れたあの「ヨシムラ」である。おまけに開発に使用したモノなのだ。迷うことは微塵もなかった。「購入」ボタンを押してしまっていた。修理ついでに交換してもらおう。どんな音がするんだろうか。こうして僕のGSは約8Kgダイエットすることになった。
■こんなパッケージで届きました。片手で楽に抱えられる重さです。 ■手書きで(アウトレット)の文字が(笑)。その下のプライスは定価(税抜)です。 ■箱を開けてみると各パーツはきちんとパックされています。
■エキパイとサイレンサーのパーツ群。ヨシムラのサイクロンマフラーはノーマルの触媒を残して取り付けるパーツも付属しています。 ■サイレンサーはストレート管なので向こうまで筒抜けです。こりゃ排気の抜けはよさそうです。 ■2本のエキパイを1本に集合させる部分。奥の方がエンジン側。エキパイと集合部分のパーツはチタンでできています。
■7月に入りもうじき梅雨明けだろうという土曜日に「ヨシムラ」をGSに取り付けることとなった。工場長にお願いしてその工程を撮影する許可をもらい、作業に取りかかってもらった。取り付けに際しては純正のキャタライザー(触媒)は取り外すことにした。STDで触媒装置が取り付けられているオートバイはマフラー交換時に取り去ってしまうと違法改造となって車検もパスできない。が、「ヨシムラ」のこれはサイレンサー自体に触媒が付いているCatalyzed CYCLONEマフラーなので車検もクリアできるのである。だから車検時に必要な排ガス試験成績表などの書類も同梱されている。こうやって8Kgのダイエットが始まった。
■ストックの状態。 ■まず、ノーマルサイレンサーを取り外します。 ■次いでキャタライザーを取り外します。結構すっきりになります。
■ノーマルのエキパイにチタンのエキパイを差し込み延長します。 ■サイレンサーを取り付けます。ステンレスなのでストックのイメージが残ります。 ■排気漏れチェック後、各ボルトを締め込み、サイレンサーもクランプしてステーに固定して取付け完了。
■取り出されたノーマルパーツ。これだけで12Kgもあるんですよ。 ■サイレンサーを固定するプレートにもYOSHIMURAのロゴが。 ■なんか高出力てのがうれしいじゃないですか。
■作業を見ていたら思ったより簡単に付いてしまった。工場長も「ヨシムラ」のファンらしく「いやー、ヨシムラから直送できたうえに開発に使ったってのがいいですねぇ」と仰っていた。で、肝心の排気音はというと、アイドリング時ではSTDの排気音より少し大きく太くなった感じだ。これだと早朝、深夜エンジンをスタートさせてもご近所さんには迷惑にはなりにくいだろう、多分。スロットルを開けるとそれなりに太くいい音になってくる。で、少しばかり試乗したが低速が太くなった感じでスタート時が乗り易くなっている。軽くなったせいもあるのだろう。道が空いたので少しばかりスロットルを開くヘルメット越しに聞こえてくる排気音もいい感じだ。減速のためにスロットルを戻すとバンとバックファィヤがした。個人の好みもあるだろうが僕は「ヨシムラ」のサウンドが気に入った。特に減速時スロットルを戻した時のサウンドがね。
■今回の作業に際し僕のわがままを快く聞き入れてくださったRB隼人の工場長、店長、他のみなさんありがとうございました。
■僕のGSに取り付けた「ヨシムラ」のサウンドは近日中にこのHPにアップする予定です。どうか気長にお待ち下さいませ。
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