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2005年2月。僕は生涯の旅の相棒となるであろう念願のBMW R80G/S Basic(以下80Basic)を手に入れることができた。思い起こせば4年前の2001年秋、T氏の弟さんが乗っていたBasicに一目惚れした僕はその日以来GSの虜になってしまっていた。その当時の僕はホンダのアフリカツインに乗っていた。RBにも探してもらったが見つかるはずもなく、ただでさえ市場に出回ることが稀な車体だけに入手は不可能と自分に諦めさせて2002年末にBMW R1150GSに乗り換えた。評判通り115GSは素晴らしいオートバイだった。それだけにR80G/S Basicに対する思いはより深いものになってしまった。これでは逆効果だ。
そして思いは届いたのだった。今考えても本当に不思議な縁だったと思う。その話はまた別の機会にするとして、入手から1年が経ち、年式的にも10年を迎える今年にあたり少しだけリファインすることにしたのである。 |
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BMWのGSといえば1980年代前半にパリ・ダカールラリーで活躍したオートバイとして名高い。そのラリーマシンを製作したのがドイツのザイバードルフにあるHPN社だ。現在でも300万円を超える費用と気長に待っていられる忍耐があれば、当時のラリーマシンとほぼ同じスペックのオートバイが入手可能である。とうこともあってか、BMW-GSをカスタムするにあたってはまずHPN社のGSをお手本にするということが少なくない。
またHPN社はコンプリートマシンの他にGSオーナーが自分でHPN-GSにコンバートできるように様々なパーツも販売している。本国から直接取り寄せることはできないが、日本ではBMWの正規ディラーである動研から入手できるので自分の予算の許す範囲でHPN-GSに近づけることが可能だ。僕もその例にもれずリファインにあたってはHPN-GSを手本にすることにした。 |
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| ▲田宮模型1/12スケールのBMWR80G/Sパリ・ダカレーサー。その気になれば1/1スケールの本物を手にすることもできる。 |
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しばらく更新が滞っていた、ちょっとだけHPN化カスタムですが、そのための準備は水面下で進んでいたのです。ただ、発注したパーツの入荷に時間がかかったり、天気が悪くて取り付け作業ができなかったりとやっと更新できることになりました。
今回のHPN化はターンシグナルです。この80Basicには入手当時、丸い小型タイプのモノが取り付けてあったのですが、僕の好みではなかったのでノーマルパーツに交換していました。でも今回のHPN化にはターンシグナルのパーツ交換はそのイメージにもポイントとなるので今回の作業となったのです。パーツはGS乗りの方にはお馴染みのTOURATEC社のMini indicatorsにしました。多分HPNのGSにも同じものが取り付けられているようなんです。(雑誌の写真で見るかぎりではね)今回のパーツは個人輸入はせずにRB経由で動研へ注文しました。このMini indicatorsはステー部分がゴムパーツになっているため転倒(したくなんかないけど)してもステーが折れにくくなっています。
リア側はL字のステーを使って取り付けますが、これは僕が頭で想像した通り問題なく取り付けられました。でも問題はフロント側でした。フォーククランプタイプのウインカーステーを使うのですが、そのままではウインドデフレクターに干渉してしまうのです。そこでボール紙にステーを型取り、折り曲げて干渉しない形を作り後日RBの工場長に曲げていただきました。曲げたためにボルトでクランプできなくなったのでホースバンドを使って固定することにして何とかフロント側も取り付け完了。ついでにハーネスがボロボロになっていたので配線チューブで綺麗にしました。フロントのターンシグナルはHPN-GSではデフレクターの下側フェンダーとの間にロワーフォークブリッジを利用して付いているのですが、取り付け部分が丸見えになってしまうので僕はトップブリッジ下側に取り付けました。
こうしてちょっとだけHPN化カスタム第3弾は作業完了ということになりました。次回第4弾にはどんなカスタムになるのかな。でもあと僕の予定ではマフラーとビッグタンクの装着くらいしかないんだけどね。どちらもパーツ代が高いので、しばらくは今回のこのままかもしれませんね。(Apr.16.2006) |
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| ▲ノーマルのターンシグナル大きく視認性はいいのだが、このリアフェンダーには少々野暮ったいかな。 |
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| ▲左がMini indicator右がノーマルです。ひと回り小さい感じ。 |
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| ▲フロントはこんな風になりました。ノーマルの位置より少し下げ位置になりました。小さくてもシグナルの光量は十分です。 |
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| ▲リアもすっきりコンパクトになりました。 |
▲ということで今回の違いはウインカーです。ちょっと判りにくかったかな。 |
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1月18日にユーロネット・ダイレクトに発注したパーツはオーストリアからはるばる海を渡り2月9日に到着した。今回のリファインにあたりこのパーツだけは外すことができなかったのである。というかこのパーツが入手できたことがリファインする最もな理由だ。届いた荷物は箱が潰れていて中身が少し心配だったが、箱を開けてみるときちんとパッケージングされていてひと安心といったところだ。
そのパーツとはACERBIS FIRST REAR FENDERというリアフェンダーである。HPNのカタログにはRear fender Acherbis Bajaという品名で記載されているモノなのだ。このフェンダーだけは日本には輸入されておらず、日本の輸入元にも問合せしたもののなしのつぶてだった。そこで以前パニアケースを購入したユーロネットに入手の可否をメールしてみた。
最初の返信メールには入手不可という回答があった。仕方なく諦めかけたその時メールが届いた。そこには「Touratechカタログ2006年版にご希望の商品を見つけました。」とあったのだ。担当者が懸命に探してくれたらしい。早速注文のメールを送り、送金したのは言う間でもない。
「狼の皮を被った羊」を作る。そのシッポが手に入ったからにはより狼らしくなることは違いない。幸いにも狼の顔は羊の顔と変わりない。まるで顔だけだして記念写真をとる看板のような感じだ。手本の写真にはウィンドデフレクターにHPNの文字があるのだが、これはカッティングシートで自作すればいいだけのことだ。 |
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▲届いた荷物は箱が潰れていて中身は大丈夫かと心配したが、
▼きちんとパッケージングされていてひと安心。 |
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左の写真が狼のシッポになるACERBIS FIRST REAR FENDERだ。ノーマルのリアフェンダーだと見た目リアヘヴィーな感じがするのだが、こいつに交換するとリア周りが軽そうに見える。(実際ノーマルフェンダーより軽い)ストップランプもダブル球でライセンスプレートライトもちゃんとあるので車検時にも問題はない。後は現物合わせにて取り付け位置を決めてやればうまくいくはずである。作業スペースとドリルやらサンダーやら工具を持ち合わせていないためRBにて作業すべく予約を入れ、2月18日に80GSを工場へ持ち込んだ。簡単にいくはずだったのが大きな間違いで結局半日かかってしまい、工場長には大迷惑をかけることとなってしまった。
このフェンダー固体差かもしれないのだが、中心を出して左右きちんとボルト穴を空けて取り付けるとサイレンサーに干渉してしまう始末。フェンダーの左右を良く見ると右側は内に窪むようなラインなのに左側は外に膨らむラインではないか。サイレンサーの取り付けステーをサブフレームの外側にずらして固定して僅かだが干渉を回避する。今度は真後ろから見るとフェンダーの中心が右にずれていてリアタイヤと面イチになっていないのだ。そこでパニアステーのパーツを利用してアルミ板でステーを作り左側に引っ張るように固定してもらった。「樹脂パーツだから暫くするとその位置に馴染むよ」とは工場長の談。ツールボックス固定用のステーをどう作るかとか、ハーネスをどう取り回すとかとやっていくうちに時間は過ぎていき、作業終了は閉店間際でした。
工場長、本当にゴメンナサイ。 |
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| ▲ACERBIS FIRST REAR FENDER。固体差かもしれないが成型が良く無くサイレンサーに干渉するは右に捻れるはで大事なことに。 |
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| ▲右がノーマル、左が狼のシッポ。フェンダー自体が短いのでフロント部分にはマッドガードの追加が必要なようだ。 |
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2枚の写真のうち左がビフォアーで右がアフターである。狼のシッポは付いたのだが、まだ細かい部分に追加してやらなければならないところがある。まずはフロント部分のエクステンション。ノーマルより全長が短いため(写真でみるとリアサスのバネの上の部分に接してる所がフェンダーの端)このままで雨中走行すれば間違い無くバッテリーに泥水がかかりそうだ。だからフロント部分を延長してやらねばならない。他車からの流用も検討したが、自作することにした。すべてを他力本願にするわけにもいかないだろうし、自分の手を入れることで更に愛着がわくというものだ。
第1弾のフロントフェンダーに続きリアフェンダーもリファイン完了である。続く第3弾はいかなる事になろうか。それはまたのお楽しみということに。(Feb.25.2006) |
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| 実は80Basicを入手して真っ先に交換したパーツがあった。それが右の写真だ。フロントフェンダーなのだが、ノーマルの形が好きになれなかった。そのフロントフェンダーをACERBIS FRONT FENDER BAJAというパーツに交換した。このフェンダーがHPN-GSにも純正採用されていることは雑誌やネットで確認済みだったので他に迷うことはなかった。だからこの時からHPN-GSに近づけるリファインはスタートしていたことになる。記録によるとフェンダーの交換は2005年3月6日だ。そのフェンダーに先月末HPNのロゴステッカーを自作して貼付けた。これだけでよりHPNらしく見えて来るから不思議なものだ。因に僕はHPN Basisを手本にすることにしている。その手本を元に僕なりのアレンジを加えていく。予算の都合でどこまでをもって完成とするのかは解らないけれど、のんびりとやっていくつもりだ。 |
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▲左がノーマル、右がACERBISだ。白の色見が違うのは御愛嬌。ノーマルは塗装されているが、ACERBISは樹脂そのものの色。 |
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左の写真は僕が手本としているHPN Basisだ。今回リファインしようと決めたのにはひとつ理由がある。入手はできないと思っていたパーツが手に入ることになったからだ。これを書いている2006年2月5日現時点でそのパーツは海を渡って僕のところに向かっている。
僕は80Basicのノーマルなスタイル(フロントフェンダーを除いて)も気に入っている。だからノーマルとイメージの懸け離れないマシンを手本にしたのだけれど、僕が持っている雑誌にはこのHPN Basisのタンクをビッグタンクに載せ替えてある写真があって、ラリーイメージの強いBMW-GSだけにとても魅力的なのだ。でもノーマルタンクのスリムさも捨て難いしと、悩みは尽きない。予算的にエンジンのチューンはできそうにないので「狼の皮を被った羊」を目指そうと僕は思う。今後はその模様をここで紹介していく。Feb.5.2006 |
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| ▲HPN Basis。もちろんエンジンにまでHPNの手が入っている。僕はエンジンはノーマルのまま。つまりが見た目HPNなのだ。 |
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