03July.2001…プーケットの1日


四日目の朝です。朝のビュッフェも完璧に飽きてきます。私はシリアル、妻はフライドライス。シリアルは常時3種類程用意されています。プレーンなコーンフレークにフスマ系、そして甘いヤツ(今日は日本で言うハニーディップ)。2種類をまぜてミルクを掛け、カットフルーツを加えてみました。日本でこれを用意するとフルーツ代だけでもかなりの価格になってしまいそうですが、Phuketでは一番安価な朝食かも知れません。何せ、果物ときたら、1kgで30円程ですから。昨晩の中華がまだ胃袋に残っていそうな朝には丁度良い食事でした。

今日はいつもよりさらにどんよりとした天気です。1日持たないかも知れません。今日の昼間の予定は無いので、雨が降ったら部屋で読書か?
時折強い日ざしが厚い雲の合間から顔を覗かせるのですが、西も東も濃いグレーです。とはいっても他にすることもないのでいつものようにプールへ出ました。今日はパラソル無しでも肌が痛いということも無く、考えようによっては快適。
いつものポジションに陣取って本を読んでいると、周りのメンバーも大体同じなんです。昨日はここだったから今日は別の場所!って発想は私達を含めて誰も無いみたいです。不思議なものです。心身ともにこの生活が馴染んできたようで、タバコの数も随分と減って来ます。ストレスが無いと減るものなんですね。ま、一種のリラックスの為の行為なので一日中リラックスしていると敢えてリラックスする必要も無い訳で…(嫌煙家の方ご免なさい)

11時を過ぎた頃海側の空が一段と暗くなってきました。ヤバイ!って感じ。周りは誰も部屋に帰ろうとする雰囲気では有りませんでしたが、取りあえず一旦撤収。荷物を持って部屋に戻ってベランダの方を見た瞬間、雨が降り出しました。ま、濡れてもどおって事無いと言えばそれまでなんですが、ちょっと得した気分。雨は加速度的に強くなってきて5分もしないうちにすっかり大雨。

何して過ごそうか???

こういう時はとりあえず、お昼を何処で食べるかを話し合う事にしました。今の時点でもっとも気持ちを集中して考える事ができる唯一?の事柄とも言えます(^^;
で、出発前にネットで調べて数枚プリントアウトした中から、普段なら絶対行かないであろう辺鄙な場所?のレストランに行ってみようって事になりました。外は雨だし時間はたっぷりありますから。ホテルのロビーに向かい、すっかり顔なじみのTAXI SERVICEのオジサンに住所と屋号を告げると「OK!」って返事。往復でチャーターしました。

Don's Cafe
53/3 Soi Sayuan moo7 Rawai
TEL:(076)288229

open 09:30~22:30

 私達の宿Katha Thaniからは割と近いと言えば近いのですが、シャロン湾に向かって山方面に向かって進みます。ラワイという地名と屋号をタクシーに伝えるだけで多分…連れて行ってくれると思います。

普通のレストランだと思っていたので、横付けされた時に正直少しビビりました。雰囲気的にはハワイの片田舎の食堂といった赴きです。冷房はありませんし、壁もありません。(屋根だけ)奥はお店になっていて、アメリカ産のお菓子や冷凍食品など興味を引くものが置いてあります。オーナーはアメリカ人のようですが、働いているのはもちろんタイの人。

【左上】店内の様子。私達が着いた時は2組7〜8人のお客さんが居たのですが、我々が帰る頃には誰も居なくなっていました。左側に見えるガラスが本来の建物。客席はお店の前の空間にテーブルとベンチを並べたって感じです。で天井のように見えているのは軒というか巨大オーニングというか…そんな感じです。
最初にオーダーしたのはタコス。かなり大きめのタコシェルにたっぷりタコミートとレタス、チーズやトマトが載って出て来ました。美味。写真を撮った筈なんですが、なぜかメモリーに残っておらず…デジカメってシャター切った瞬間にフィルムが巻取られないのでこういう失敗もあるんですね。(前回までの旅行記は紙焼をスキャナで取り込んでいたのですが、今回はデジカメオンリーです。)
【右上】これが2品目のポークリブ。これ程美味しいのは珍しい!リブでした。ソースも絶品、肉はコロリと骨から離れるにも関わらずとってもジューシー。それでいて値段は手頃(確かB120程)これだけを食べに訪れる価値があります。チップスもカラリと揚がっていて良い感じ。(でも冷凍ものでしょうね)一緒に取った赤ワインと相性ピッタリのひと皿でした。
【左下】前述の2品だけではちょっと物足りないと思ってオーダーしたPizza。これは感動の無い味。他の2品が想像以上の味だっただけに、期待していたのですが、見事に空振り。決して不味いって訳ではないのですが…。
【右下】締めくくりのバナナスピリット。私が殆ど一人で平らげました。見た目通りの味。アイスクリームは多分Made in USAでしょう。そんな味。
以上に赤ワインのカラフェ500mlで合計B900程でした。雨が降ったり止んだりの中でのランチでしたが、充分満足できました。来年もココには顔を出すことになりそうです。

帰りのタクシーの運ちゃんが途中で、「ここは景色が良いからぜひ写真を撮ってこい。待っててやるから」と半ば強制的に降ろされてしまったので、仕方なく写真を1枚。曇っているし、それ程良い景色でもありませんでしたが、人の親切は素直に受けました。これがトゥクトゥクの運転手だったら何か裏が有りそうだ!なんて考えるのですが、ホテルタクシーだしね。ひょっとしたら晴れていれば絶景なのかも知れません。
帰る頃には雨が止むかな?なんて思っていたのですが、まだ霧雨のような感じで残っています。こんなダラダラ雨は珍しいです。この後どうしようかと考えながらホテルに帰還。ま、昼寝でもしようかな。どうせプールに出ていても殆ど寝ている訳ですから、同じと言えば同じです、と安直な答えに帰結した我々でした。

雨は峠を過ぎた感じで、まもなく終了って感じだったのですが、いまさらプールに出るのもねぇ。ということで今回まだ行ってないタイマッサージにでも出かけようか?って事になり、行き付けのPatong Beachのパトンメルリンホテルに出掛けました。ここのマッサージセンターが慣れてる為かやっぱり安心。ホテルタクシーでPatongまで向かい、お馴染みのビーチ側の入り口からプールの脇を抜けてマッサージセンターへ。「2人×2時間」って言うと「今は一杯で、18:10からになります」とのこと。やはり天候の為か?みんな同じ事考えるのかも。

仕方なく他を当たる事にしました。これもネットで幾つか調べてあったのですが、その情報はホテルに置きっぱなしですし…。沿道にはマッサージの看板が幾つも出ているので適当に選んでみることにして、WORLD GEMSを曲がったところのマッサージ屋をちょっと物色。
日本語で表示が出ている所は反って怪しさ倍増する私達は1件をやり過ごしその奥のインド人経営のマッサージ屋の前までくると女の子が料金表を持って出て来ました。値段を見ると他よりも2時間当たりB100程お安い感じ。店の雰囲気も悪く無かったので交渉成立ってことで2階へあがって妻と隣り合わせでマッサージを受けました。値段の安さからそれ程期待していなかったのですが、これが大間違い。実に上手いのです。今まで経験したことのないような技もあったりしてすっかりリラックスできました。あんまり気持ちよかったのでチップB50を直接渡してお店には2人分2時間でB600を支払って出て来ました。帰りは逆の入り口(Patong Resort Hotelへ抜ける道)から出て来たのですが、その時の写真が右上の写真。まん中の黄色い看板がそのお店。屋号は忘れてしまいましたが、ここはオススメ!私達が受けたトラディショナルタイマッサージの他にフットマッサージもありました。でも、やっぱりここはThailandですから、タイマッサージです。

正味2時間のマッサージを受けるとすっかり夜。いよいよディナータイム!今晩はネットで見つけたオカマの店員がいるローカルなお店です。でもチト早いか??

結局Soi Postofficeをちょっとブラブラしてみることにしました。昔は賑やかだった通りも今では少し淋しい感じ。他の国に比べてPhuketは流行り廃りが激しい気がします。土産物ややレストランをチェックしながら歩いて行くと、馴染みのテーラー。運悪く?店員さんに見つかってしまいました。
「お〜〜〜久しぶり、お茶だけでも飲んで行って下さい」
決してそうは行かないのは承知の上で暇つぶしに店内へ。昔は気狂いのようにスーツを作っていましたから、私達は上得意客のハズ。毎年私だけでスーツ3〜5着とシャツ5〜8枚、それに妻のスーツやワンピースなどをオーダーしてましたから。その為に空の特大スーツケースを持ってきていた程です。でもちょっと飽きてきて昨年は立ち寄りませんでした。オーナーも覚えていてくれて、握手なんぞしてたわいもない会話。結局私が麻のスーツ1着とジャケット1枚をオーダーすることにしました。いつも通りの採寸の後、細部の仕様を打ち合わせ。ビールを出してもらってソファに座っている妻に「あなたは作らないのか?」とオーナー。
妻も心得たもので「プレゼントしてくれるの?」なんて冗談で聞いたら「OK。あなた達は私達の大切なお客様。毎年沢山作ってくれるので、今回は私がプレゼントします」だって。本当か??
妻も調子に乗って、タイシルクのドレスが欲しい!なんていうものですから、相手も焦ってしまったようで、「ご存じの通り、タイシルクはここでも一番高価な生地。仕立て代はタダにしますから生地代だけいただけませんか?」だって。上手いね〜相変わらず。で麻のスーツ1着とジャケット1枚。そしてタイシルクのドレスでトータルB8,300。真面目にドレス分は生地代だけしか取らなかったみたいです。

食後に再度来た時に仮縫いまで仕上げておくって約束(3時間弱しか無いのに!)でお店をでました。タイのテーラーは採寸後型紙を作らず、いきなり生地を裁断するとはいえ、このスケジュールにはいつも驚きです。

で、もう1本南の通りへ夕飯を食べに向かいました。

LAIR LAY TONG
78/22-23 Soi Permpong-Patana Taweewong Rd. Patong
TEL:不明(有るのか?)
 open 10:00~23:00
ウエイターはほとんど愛想のいいオカマって情報だけで来てしまいました。その通り愛想の良い優しいオカマちゃんがウエイトレスしてました。メニューはタイ料理一般に簡単な洋食系のメニューもありました。住所を頼りに行くにはちょっと大変かも。ソイポストオフィスの1本南側(バングラー通りと反対の方角)の土産物屋の角を入って暫く歩いた右側です。それ程混んではいませんが、にわか常連客が多い感じ。

【左上】シュリンプカクテル
【右上】春巻き
【左下】ポークのレッドカレー(奥)
 とチキンのグリーンカレー(手前)
 そして、スチームライス2膳

上記の4品にタイワイン(初めて飲みました。かなり甘め。でも安いよ!)でB600。食後のコーヒーを頼もうと思ったらオカマちゃんは他の接客に追われていたようなので諦めました。カレーは2つとも不味くはないのですが、コクが足りない感じココナッツミルクの使い方の問題だと思いますが、私は昨年のサバイサバイ(Soi Post-officeね)の方が美味しかった気がしました。でも親切だし、値段も安いし、話の種にもなるので悪いお店ではありません。

またまたスタバでコーヒーを飲んでから、仮縫いを済ませ、スーパーに寄って、時間も早いのでホテルで晩酌?でもしようかとタイのローカルウイスキー「メコン」とポテチ、妻の風呂上がり用のビールなどを買い込んでタクシーでホテルへ帰りました。
10年振りくらいのメコンウイスキー。なんかこのボトルが好きなんです。味はスコッチというよりはバーボンに近いスモーキーな香りがありますが、変な癖も無く、お土産に買って帰っても不評は出なかったような記憶があります(10年前のハナシ)。
ポケットボトルを買ったのですが、やはり2人では空けられませんでした。私がそれ程強く無いのと、さすがにお腹が一杯だったからででしょう。今日は昼間雨だったにも関わらず充実した1日でした。

これにて4日目終了 27 Oct. '01