07Dec.2006…カールスルーエとヴェルツブルグのクリスマスマーケット


■Sechst■

 今日も快晴です。食堂ではビジネスマンらしき団体がミーティングをしながら食事を取っていました。ホテルの並びにはシステムキッチンのショールームがあったりして、温泉やエステ目当ての客だけでなく、商業活動もそれなりに盛んな街なのかもしれません。早々とクリスマス休暇を取って別荘でのんびりと年末を過ごしている富裕層も多そうです。
 

 ケルンを出発した時に10538kmでしたから、昨日は358kmしか走っていなことになります。ガソリンが殆どありませんから、本日最初の目的は給油ということになります。幸い沿道にはガソリンスタンドが多数ありますから、ガス欠になる心配は無し。駐車場を出てすぐのスタンドで給油、36リットルで44.83ユーロ。この時のレートで1リッター196円となります。日本よりもかなり高額。(日本のものよりは多少オクタン価が高いとは言え、もちろんレギュラーです。)燃費は12.8km/Lでした。

 バーデンバーデンの市街地はこんな感じです。片道2車線ですが途中で1車線になったりします。両側&センターラインに街路樹というスタイルはドイツではあまり見かけませんから、どことなく日本の道に似ている印象を受けてしまいます。
 朝の通勤時間帯ではありますが、地域柄それ程渋滞にはなっていません。商用車の多くは花やとか肉屋とかのワンボックスが目立ちます。
 10分も走るとアウトバーンに乗る事ができます。ここも快適な状況でした。追い越し車線のスピードも160km程で流れており、のんびりペースです。
 今日の宿はロマンチック街道の北の起点、フランケン地方の中心都市、ベルツブルグに宿の予約を入れてあります。ベルツブルグは2度目の訪問ですから、それ程急いで到着をしなくても良いということで、途中でカールスルーエに立寄ってみることにしました。この街の予備知識は殆どないのですが、交通政策として低床電車を導入して成果を上げているという事を仕事の関係で知っている位です。それにしても"カールスルーエ"という地名自体は、日本人にとっては少し覚え難い印象があります。(ライプチヒも同じ印象)

 事前に観光局のサイトでクリスマスマーケットを調べたのですが、詳しい開催場所までの情報は得られていませんので、街の中心へどんどん入って行き、適当な場所に駐車。あとは徒歩でマーケットを探すという方法を取りました。それらしき食べ物(焼きソーセージとか)を手に歩いている人の来た方向に向かって行くと、かなりの確率でクリスマスマーケット会場にたどり着く事ができる印象です。ただ、この日はまだ朝早かったため、あまり有効ではありませんでしたが…
 車から持ち出したナビを片手にマルクト広場を目指して行ったところ、難なく目的地に到着出来ました。ここのマーケットは広場を中心にそこから延びている脇道にまでストールが立ち並び、パッと見の規模よりは大きそうです。



Gl殄wein 1
Gl殄wein 2


 ここのメリーゴーランドは凄い!型は古いですが、黄色い911(ウィング付き)とBMWの3、その後方にはメルセデスのSEC が並んでいます。911の前にバイクが数台あるのですが、その黒いタンクにはBMWのエンブレムが。ドイツ国粋主義の塊のようなこのアトラクションはとてもドイツらしい気がします。
 上の2枚:子供がクッキーを作っているのを隣のカウンターで販売していました。子供にはアトラクション、大人には手作り感満点のクッキー販売となかなか効率的なストールかも知れません。親御さんは外から見学、中ではインストラクターが指導している感じでした。日本だと親も一緒に入れてしまいそうですが、そうしないのがこちら流?
 右:一応これがメインストリートっぽいのですが、まだ朝ですから人通りは疎らです。
 この時間帯の顧客の中心はこういった子供達なのかも知れません。
 下:これはカールスルーエらしい1枚。低床電車の導入によるバリアフリーにも対処した交通政策で有名なこの街なのですが、実際に見てみると自動車の排除された中心部は人が中心という感じが強く、暮らし易そうに感じました。
 グリューワインを売っているストールはかなり沢山ありましたが、ここが一番凝った造りです。軒上の演出のわざとらしさなどは、ディズニーランドの屋台を思い出してしまいました。
 陽が落ちれば、周囲の建物も雰囲気がありますから、かなりステキなクリスマスマーケット風景に見えると思われますね。ここのマーケットはツリーの飾り付けを始めとする”クリスマス用品”の類いが結構充実している印象でした。
 上:カールスルーエ城です。色調が優雅です。博物館や美術館、植物園などが併設されているようですが、城まで歩くのが面倒で、遠景にて眺めるに留めました。(^_^:
 左:帰り際のパン屋の店先にディスプレイされていたんですが、宇宙人?美味しそうには見えないのですが…

 2時間とちょっとの駐車で0.6ユーロ。近代的な設備のパーキングビルだったのですが、この値段は有り難いです。(日本の感覚だと1000円以上取られても不思議ではない感じですが、本当はこちらの感覚が以上なんでしょうね。)
 駐車場を出て、今日の宿泊地ヴェルツブルグに向かいます。



 今日の行程は、バーデンバーデン〜カールスルーエが42.9km、そこからヴェルツブルグまでは189kmの距離ですから、車に乗っている時間は2時間半程。という予定でしたが、ヴェルツブルグの宿が駅前であったため、駐車スペースが見つからず、荷物を降ろす事すら出来ない状況で駐車場を探して街の中心部を1時間近くも徘徊するハメに。ホテルには確か駐車場があるとの記載であったため、ここを選んだのですが、そんなものは元から存在しないようです。
 渋滞&歩行者にヘトヘトになってやっとホテルの荷さばき用のような感じで車5台分程歩道が凹んだ場所に一時駐車、荷物を降ろしてチェックインを済ませ、フロントで教えてもらった駅の駐車場に車を移動させようと外に出たら、まさに駐車違反の紙を書き込んでいる最中でした!!
 結果は何とかセーフ。違反の用紙は丸められて係員のポケットの中へ。この間ものの5分程でしたが、係員が回って来た段階で駐車していたら起票開始、ワイパーに挟まれた段階でアウトって事のようです。最近の日本と一緒ですが、日本の場合はチマチマと写真取ったり慣れない端末で入力していたりしますから、5分程掛かっているようですが、こちらは発見〜起票〜挟み込みまで1〜2分といった感じでした。



Gl殄wein
Weihnachtskrippe



Hotel Regina
Haugerring 1
W殲zburg
Germany
Phone: +49 (0)931 322 390
 ホテルは中央の赤い屋根&窓枠の建物。小上がりの1F手前は中華レストランになっています。
ホテルの案内の段階で専用駐車場有りとなっていたのに、駐車場はおろか、車付きのスペースすら無いホテルはもういきなり評価マイナスです。
 駐車場は駅の専用スペースを又貸しする形で1泊8ユーロ。しかしかなり遠いです。
 部屋は清潔ではありましたが、ロケーションや設備、広さなどから考えてコストパフォーマンスはかなり悪いような気がします。前回泊まったガストホフの方が数段良い感じです。(冷蔵庫も無いし!)

Residenz

 前回訪れたとき、時間が間に合わず(冬場の入場は16:00までと少々早いようです)入場出来なかったレジデンツへ。
 入場料は一人5ユーロと少し高め。有名な天井の壁画は見事でした。
 基本的に内部の撮影は禁止のようで、写真は無いのですが、見事ではありますが、感動を覚えるほどのものではありません。それに公開されている場所はそれ程多くなく、一番のハイライトはやはり最初の階段の間(要は上の壁画のあるスペース)のようです。
 チケット売り場を入ってまず目に飛び込んでくるのがこの階段の間です。団体客のガイドさんもここの説明に多くの時間を掛けているようでした。(他はあまり語るべきものが少ないからに違いない。)
 庭園は見事でした。でもここは入場料を取らないようですから、公開時間を過ぎてしまった際でもここだけでも見学されることをお勧めします。
 冬場でこれだけ見事ですから、初夏はかなりステキな感じになると思われます。


 ランチはマーケットでブルストをいただきました。左が妻のチョイス。カラシはカウンターに設置されているディスペンサーで勝手にトッピングします。妻のはニュルンベルガーブルストのような感じ。短いのを二本挟んでくれました。(数種類焼かれているので、指差し注文した結果、名前は不明です)
 右は私のブルスト。少し白っぽいポークソーセーズでした。30cm程の長さのものを2つ折りにして挟んでくれました。2つで4.5ユーロでしたから、どちらかが2.5だった筈です。
 二人ともお腹を空かしていましたかから、とても美味しくいただきました。カラシは風味も無いし、辛みもありません。気分だけ。


Festung Marienberg

 続いてマリエンベルク要塞へ。ここも大雪の中、要塞の麓まで登っていったのですが、どこから入場して良いか判らず(きっと門が閉まっていたのだと思います)引返した経験がありましたから、ぜひ今回は中まで!と思い向かってみました。
 市街地からは登り坂が延々と続きます。冬だというのに、汗だくになってしまいますから、登る際は体温調整のしやすいコスチュームをお勧めします。
 内部はこじんまりとした教会があったりして、なるほど要塞っぽいのですが…。
 わざわざ登ってくる程の事は無いかもしれません。この写真の場所までは無料で入る事ができます。マインフランケン博物館や領主博物館も併設されており、こちらは有料のようでしたが、あまり期待できそうに無いため、今回はスルー。
 要塞の門を出て、街の方に戻る時に見つけた現代彫刻。土にステンレスの板が刺さったようなオブジェに木の根のようなものが絡み付いています。この根っこのようなものも金属製で、かなり迫力がありました。


 ベルツブルグのクリスマスマーケットはマルクト広場で開催されていました。こちらは人形劇の図。素朴な出し物でしたが、子供には人気のようでした。
 アップルチップスとハーブペースト?のようなものの出店。立ち止まって見学して行く人がとても多かったので覗いてみたのですが、特に食指は動かされませんでした。
 教会を背景に多くのストールが並んでいます。クリスマスとは少し距離があるような日用品なども出ており、そんなストールの前はガラガラだったりしますが、ニーズがあるから出店しているのでしょうから、冷やかしの人は立ち寄らない性格のビジネスなのかも知れません。
 マルクト広場の教会(上の写真の正面に写っている建物)の内部です。
 天井とそれに続くステンドグラスは、それなりに立派ではありましたが、感嘆の言葉が出る程ではなさそうでした。
 正面に飾られた3枚の絵画がクリスマススペシャルなのでしょう。
 ファイアーボールのストール。グリューワインに限りなく似ているのですが、売り子さんは「これはグリュワインではない」と主張してました。1杯買って妻がトライしてみたのですが、少し高めの値段に相応して、グリュワインよりは飲み易く、美味しいとのことでした。なるほどグリューワインのストールよりも人が沢山集まっています。
 こちらはグリューワインのストール。つり下げられたレープクーヘンと他に売っている様々な菓子&軽食に混じって売られています。カップがノーマルタイプ、ブーツタイプの二種類、それぞれに色のバリエーションがあるようでした。カップにヴィンテージは入っていません。
 広場の端に異様に列をなすブルスト屋を発見。並んでいる人は地元の人が多いような印象をうけたので、並んでみることに。前回来た時も見覚えがありますから、ここはストールではなく、クリスマスマーケットの時期以外も営業しているお店です。
 もう職人さんと呼べる域に達した女性が、リズミカルにブルストをパンに挟んで行きます。縁日で見るたこ焼き屋のおじさんが目打ちで華麗にたこ焼きを回転させているのに目を奪われるのに近い印象。

※帰国後、ドイツに駐在経験のある友人に聞いたところ、美味しいことで有名なブルスト屋のようです。「ヴェルツブルグに行ったら、あそこのブルスト屋でたべなくっちゃ!」という感じらしいです。
 カラシは希望する旨を口頭で伝えると、付けてくれます。これで1.7ユーロ。ストールのものよりは少し安い。味の方はとびきり旨いという訳ではありませんが、ちゃんとしたブルストの味。正直なところ、ストールでも良心的なお店であれば同じような味のものがあるような気もします。
 とりあえず間違いはないということと、他よりもほんの少し安い、という二点があの行列を作っている理由だと思いました。
 会場の奥の方には本当の馬(当然ポニーですが)によるメリーゴーランドが。中央の柱に綱で結ばれたポニーがグルグルと回ってくれます。かなりの人気で順番を待つ子供が絶えません。(奥に見えるのがその順番待ちの列)
 ここのクリスマスマーケットは、地元の人と観光客が程よい割合で融合した内容の濃いマーケットでした。



B殲gerspital Weinstuben
Theatsestrasse19
Tel.352-880
 ワインの販売所も併設するこのレストランは、当地では一番有名なレストランらしい。そういえば、昼間買ったワインもここのものだったような…
 迷路のように部屋が別れた店内は天井も高く、気持ちのよい空間。最初通されたときはだだっ広いスペーズに2〜3組の客しか居なかったのですが、30分も経つと、満席状態に。
 トロッケン(辛口)のフランケンワインを注文。(飲みきれなかった場合は、ボトルごと持ち帰ることが出来るようですが、我が家には不要のサービス)
 私は、好物のレバークネーデルズッペ(レバー団子スープ)を見つけたため、早速オーダー。やはりドイツの冬にはこれが一番合う気がします。ここのズッペはレバー臭さが殆どなく美味しかったです。(下ごしらえの行程を丁寧にしているかどうかの差だと思います。)
 お馴染みドイツ風パスタの付け合わせ。バターたっぷり、量もたっぷり、(カロリーもたっぷり)で全部平らげるとこれだけで満腹になってしまいそうな要注意アイテム。
 下が妻のメインディッシュで、Schweinesteak mit frischen Mischpilzen in Tahm,…
 付け合わせの他にグリーンサラダもサーブされました。
 こちらは私のメインディッシュ、Hackbratenです。個人的には赤ワインと合わせた方が美味しく感じるような気もするのですが、辛口のフランケンも肉料理とは良く合います。そのマリアージュの方向性はかなり違ってはいますが…
 こちらは私の付け合わせ。ポテトとホウレンソウがメインにクリームでまとめられた一品。見た目よりもボリュームあります。これは旨い!当然完食。
 最後は二人ともCreme Bruleeで仕上げました。以上で51.7ユーロと大変リーズナブルなお値段。味も価格も大満足。人気が在るのが判ります。



 食べて、歩いて、かなり内容の濃いヴェルツブルグの1日でした。今回の旅行も残すところあと2日。明日は最終宿泊地、大好きなニュルンベルグに向かいます。
6May.'07