04Dec.2006…ハンブルグ2日目


■Dritt■

 まだこちらの時間に体が慣れていないため、熟睡とまでは行きませんが、かなり長い間眠っていませんでしたから、予想していたよりは寝られたという感じです。冬のヨーロッパは朝が遅いですから、明るくなるまでベッドでウダウダしていると、既にデパートがオープンしてしまうような時間だったりしますから、暗くても頃合いを見計らって起きるようにしています。
 右はホテルの部屋からみた風景。右側が中央駅(だと思う)折角ホテルの朝食が付いていないので、港とかに行けば、何か美味しいものが食べられるかも?なんて期待して、まだ陽も出ていないハンブルグの街に出てみることに。
 とりあえずは中央駅に行って、市内有効の1日乗車券ハンブルグカルテ(@5.6ユーロ)を買うことにしました。地下鉄に3〜4回乗れば元は取れそうです。駅の窓口を探していたら、妻が券売機で買えることを発見。早速中央駅からU1線にのってハンブルク港まで行ってみました。
 地下鉄はベルリンの地下鉄に似ている感じで、東京の地下鉄に比べると暗い感じです。パリとかと同様、降りる時に自分でドアを開けるタイプです。市庁舎駅を過ぎると高架鉄道となって外の景色が見られますから、結構楽しめます。(この時は、まだ夜明け前ですから、それなりですが…)

Hamburg Hafen
 駅を降りて港に出てみたのですが、想像していた港とはちょっと違うような…活気という言葉からは程遠く、人自体が殆どいません。それなりに歩道は整備され、ライトアップもしてあるのですが…。港で働く人達が出勤前に立ち寄るような食堂とか見つけて朝ご飯にを食べようという目論みは完全にムリポortって感じです。
 仕方なく?港を散策。右のピンぼけ写真は港に停留してあるリックマー・マーリックス号はさしずめハンブルクの氷川丸といたところでしょうか?内部は博物館やレストランになっているようです。しかしながらこの時間帯は営業時間では無さそうです。

 この船は消防船のようです。昔本では見た事があるのですが、実際に見てみるとかなり小型の船であることが判りました。強力なポンプさえあれば、水は下からくみ上げれば良いから。って事でしょうか?
 この桟橋沿いに続いている遊歩道は、途中に簡単なレストラン(ビストロって書いてありました)やカフェなんかも揃っているので、夏の夕暮れ間際などにのんびりと散策すれば、かなり楽しそうな場所です。しかし、真冬&早朝に訪れるのはあまりお勧めしません。上のリックマー・マーリックス号の近くからは遊覧船が出航していてハンブルグ港を解説しながら回ってくれるようですが、今回はパス。

Krametamtswohnungen
 Baumwallの駅まで歩いて、内陸に入りガイドブックに載っていた”旧商工組合福祉住宅”(組合員の未亡人のために作られた住宅)というのを見学してみることにしました。聖ミヒャエル教会を目指した後、通り名を頼りに周辺を30分程彷徨った挙句にやっと見つけました。

 左側がその内部(ガイドブックにはこのシーンが載っていました)で、外部は左のような感じ。外側からは全くその存在が見えなくなっています。隣の建物が外壁工事中ということもあって唯一出ている小さなサインも見過ごしていたようです。現在はレストランや雑貨店が入っているようで、住宅としては使われていないように思えました。早朝であるため、寂しい感じでしたが、人が入った状況を想像するとかなり魅力的な場所だと感じました。(この狭い通路にテーブルが出ているのがキモだと思います。)

Speicherstadt
 再び南側(港側)に戻って、今度は倉庫街を散策。100年以上も前からある倉庫街を中心に盛んに開発が行われている地域のようです。倉庫の赤煉瓦にガラスが組み合わされた建築物は、非常にモダンな雰囲気を作り出しています。
 よく見るとその意匠はそれぞれかなり個性的なのですが、全体としても統一感が保たれ、其れが街全体の魅力をさらに高めているような気がします。この発想が日本には少ないように感じます。
 左のような場所も日本だと屋上や壁面は広告媒体となってしまうのでしょう。少なくともこういった点だけをみればドイツの街の方が遥かに大人ですね。
 この倉庫街にはオフィス以外に倉庫博物館や関税博物館、香辛料博物館などのミュージアムやハンブルクダンジョンなどのアトラクション、洒落たレストランなどが点在しています。
 右は地元で一番人気らしいハンブルグダンジョンの入り口。ケージに入った骸骨がぶら下がっていて、子供には人気が出そうな雰囲気。トラムに乗って移動する形のお化け屋敷系のアトラクションのようで、ドイツ語を解さないと楽しめないとのことでしたので、華麗にスルー(^_^:
 レストランも営業時間まではまだまだありそうでしたので、とりあえず空腹を満たすべく地下鉄で市庁舎まで戻り、カフェなどを探したのですが、結局辿り着いたのは昨夜見つけた豪華なバーキン。昼間見てもそのファサードはかなり圧倒されます。しかし、中に入ってみると、立派なのは入り口の壁面だけでその先はプレハブのような感じでした。ギャグ?

 Whopperのセットを2つで10.78ユーロ。かなりのヴォリュームですからこれでお腹いっぱい。それにしてもクリームと砂糖がどうしてこんなに付いてくるのか不思議です。コーヒーはそれ程不味くはないですが、クリーム2つを入れる程濃厚ではありません。

MiniaturWunderland
 食後再び地下鉄で倉庫街に戻り、”ミニチュア博物館”を見学に。
 先ほどのハンブルグダンジョンの隣(同じビル)に入り口があります。
 入場料は@9ユーロ。
 名前から想像して、都市模型というか、”小さいもの”が沢山!というイメージでいたのですが、ここの基本は鉄道模型のようです。そして、それを走らせるためのジオラマが発展して行ったものだと理解しました。
 ただそのスケールの大きさが半端ではありません。左はその制作行程です。
 工房というか、職人事務所というか、それらは見学コースの傍らに点在しています。普通なら黙々と作業に打ち込む様だけを見せて、雑談したり、休憩していたりするシーンは、隠したりするのでしょうが、こちらは見学者などお構い無しにリラックスしたりしています。(こうなるには、かなり神経が図太くならないと出来ないような気もしますが…)
 季節柄?ジオラマの中に置いてあるフィギュアの中にはかなりの数のサンタクロースが忍び込ませてありました。
 子供たちが楽しむのを後ろで見守るというような日本的な風景はあまり観られず、大人も子供も同じ目線で楽しんでいます。
 鉄道も自動車も信号やウインカーの点滅〜発進停止のタイミングなどかなり凝ったプログラムで運営されているようです。究極のヲタク作業という印象を受けました。じっと見ていても飽きません。
 街の一角に設置してあったスタジアムの模型。これはかなり細かいです。何せ、観客一人一人が表現されていますから。展示場全体の照明が定期的に夜になったりするのですが、こちらは夜景のバージョン。LEDによって、スタジアムの夜の雰囲気が上手く表現されていました。
 夜モードの時の街のジオラマはこんな感じ。ガイドブックでは、ハンブルグ全体が建物の中に入っているという感じの記述をみたのですが、どうも各都市のエッセンスを盛り込んだ仮想に思えました。主役は”鉄道”ですから。
 こちらは水辺のジオラマで、奥の水門の開閉に際しては、実際の運河そのままに水位の調整を行っていました。このような一連の変化を真剣に見つめるのは、やはり子供ではなく大人です。(数十分の間場所を動かずじっと見つめているような雰囲気の人を何人も見かけました。)
 こちらは、海の想定モデルだと思われます。(なぜなら海底にタコの模型が沈んでいたから)
 右端のフェリーはゆっくりと対岸に移動してゆくようでした。水中には特にレールなどは敷設されておらず、船底にスクリューがある訳でもありませんでしたから、強力な磁力で動かしているのだと想像しましたが…真偽の程は判らず。
 グランドキャニオン?でしょうね。ピラミッドとかもありましたし、エッフェル塔もあったような…ここの凄い所は、このトンネルの中を進む電車もその場限りの表現ではなく、ちゃんと他と連携して動いているところです。日本であればここの場所だけ独立させて、トンネル内に電車を待機させ、定期的に電車を往復させるといった手法を取りそうですが、そうしないところが大人をもこれだけ惹き付ける理由のように感じました。
 施設は2フロア構成となっており、上のジオラマワールドは上層階。下層はセルフサービスのカフェや売店、工房、鉄道模型の展示など。
 ここのコーヒー(自分で機械で入れるもの)は期待以上の味で美味しかったです。


Kanalfahrt
 ミニチュアワンダーランドを小一時間程見学した後、再び市庁舎の方まで戻り、今度はアルスター湖観光です。ハンブルグカードを見せるとディスカウントになり、一人7.5ユーロでした。小雨の中、50分程の遊覧船の出発です。
 乗り込んだ船はこちら。浅草から出ている隅田川の遊覧船を思い出してしまいましたが、それよりは若干小降りかも?
 チケットは乗船時に船長から直接購入します。船内にはグリュワインも販売(自分で注いでお金をポットに入れる方式)されていました。
 固定式の椅子ではなく、宴会場にあるパイプ椅子&フォールディングテーブルですから、みなさん適当に動かしてリラックスできる体制を作っていました。
 内アルスター湖から外アルスター湖(どちらも人工湖です)に出て、そこから延びる運河を幾つか抜けて帰ってくるコースです。
 お金持ちの邸宅裏側は、運河に面して芝生が整った裏庭がある。ってことが判っただけで、特に感動は…ありません。
 夏であれば、日光浴や水遊び?の光景が見えてもう少し優雅な印象を受けるのかも知れません。
 楽しみにしていた内アルスター湖の真ん中から吹き上がる噴水も観る事が出来ず、かなり退屈な遊覧船でした。
 夏の晴れた日の午後〜夕方であれば美しい風景を楽しむ事ができるかもしれませんが、其れ以外は、お金と時間の無駄かも?
 遊覧船を降り、再び市庁舎広場に戻って来ました。昼食代わりに屋台何かを食べることに。
 夜と違い、広場は落ち着いた雰囲気です。屋台は準備中?と思っていたら、殆どの屋台は営業を開始していました。
 市庁舎の建物は、昨夜見たよりも遥かに立派な印象でした。ガイドツアーもあるようでしたが、遊覧船で疲れてしまったため、スルー。
 昨夜気になった超大型串焼きを購入してみました。1本4ユーロ。チキンとビーフがあるようでしたが、購入したのはビーフの方。日本で販売するとしたらこの半分もしくは3分の1で販売しそうな量です。タレに漬け込んで焼いてあるように見えたのですが、殆ど味はなく、カウンター上にあるマスタードとケチャップでいただく感じです。
 味以前に、肉自体が異様に硬く、それでいて噛んでいるうちに美味しさがにじみ出て来るような肉でもない感じで、これを美味しそうに頬張る地元の人の味覚に少し疑問を覚えましたが、まぁ人それぞれというこで。用心してまず1本だけ購入した私たちは一応”勝ち組”ってことで(^_^:

 続いていただいたのが、冬のお約束”焼き栗”です。とは言っても、少し食べられれば満足ですから、一番小さい2ユーロのものを購入。丁度10粒(内2粒は食べられませんでしたが…)程入っていました。

 朝からハンブルグ市街をいろいろ見て回っていたのですが、6時間程でかなり動く事ができました。ヨーロッパに旅行していて、丸1日車を運転しないのは久しぶりです。
 一旦宿に戻ってから、再び街へ。

Reeperbahn
 飾り窓のあるHerbertstr.の入り口にはこんな壁が設けてあります。正面のタバコの広告の脇からドアを開けて入るようになっています。トラブル回避のため、女性は立ち入り禁止のようです。
 ↑メインストリート広場にはクリスマスマーケットが出来ていましたが、閑散としています。ボーイジョージそっくり
 よく見ると→各ストールのサインが、レイパーバーンしています。但し売っているものは、他とそれ程変らないような感じでした。
 一応グリューワインのカップもチェックしたのですが、記念に持って帰るような類いではありませんでした。
 それにしてもこの閑散とした雰囲気は、異様に感じます。
 ↓メインストリートも想像していたよりは大人しめです。セックスショップが立ち並ぶ前を普通に子供を連れた親子が行き来する光景には違和感を覚えましたが、こんなものなんでしょうか??



 Sバーン(近郊電車)に乗って引返し、朝来た聖ミヒャエル教会前のレストランで夕食をいただくことに。

OldCommercial Room
Englische Planke 10
040-366319
www.oldcommercialroom.de
※ウェブサイトは激重です。
日本語メニュー有りました。
 ロンプラを参考に選んでみました。1795年創業ということですが、この建物がその当時からのものかは少し疑わしい感じでしたが、店内は心地よい古さに満ちていました。
 フランケンワイン1本とビール、ガス水そして前菜として牡蠣を4ピース。
 上の小さな水槽が生簀となっていて、牡蠣はそこから取り出して開けてくれました。これを新鮮と呼ぶのかどうかは甚だ疑問です。(水槽の中で何日生きていたかが気になります)不味くはないですが、とびきり美味しくもない味。
 上は妻の皿です。数種類の魚貝のソテーにマスタードソースが掛かってヴォリューム満点。下は私の好物シュニッツエル。プレゼンテーションも悪くなく、味もそこそこって感じでした。なんとなく、東京で食べる老舗の洋食屋のような味です。
 メインが運ばれて来た頃、隣のテーブルにも人が入りました。席に座った途端、タバコとシガーが始まったようで、暫くすると食事を楽しむような環境では無くなってきました。(バーカウンンターの上には温度管理されたシガーケースが陳列されていますし、テーブルの上には全て灰皿完備でしたから、予想はしていましたが…)
 一応デザート&コーヒーまでと考えてはいたのですが、我慢大会をする気もないので、食事を切り上げて、ウェイトレスには「タバコが苦手なので、これで帰ります」と告げて清算、これで78.2ユーロでしたから、一人6,000円強ということになります。デザート&コーヒーまで行っていたら7,500円ってところでしょうか?味&雰囲気から考えると、コストパフォーマンスはそれ程良くないかも知れません。

 このまま帰るのも勿体ないので、地下鉄で再び市庁舎前で降りて、散歩しながら帰る事に。
 聖ヤコビ教会近くのクリスマスマーケットにて。この人形達、動きが微妙で、今ひとつ注目を集めていない様子。
 こちらはカールシュタット脇広場での一コマ。ワイン樽のトナカイが妙に似合っているというか、目立っているというか…。
 今日は月曜日のためか、昨日よりは、家族連れが少ない感じで、仕事帰りのお父さんが次いでに1杯飲んで行くといった利用の方が目立っていました。
 やはり甘いものが恋しくて、道すがらのパン屋でデニッシュを1つ購入。1.5ユーロ。宿に帰ってからいただいたのですが、これも大当たり。北ドイツですから、デンマークもすぐそこ。だからデニッシュが旨いのか??
 ということで、ドイツ2日目、ハンブルグ散策はこれにて終了。
 明日はケルンに向かいます。
29Mar.'07