03Dec.2006…キールとハンブルグのクリスマスマーケット


■Zweit■

 日本からの直行便もシンガポールからの直行便も殆どフライト時間が変わらないのは、南回りと北回りの違いというのは、理論的には承知しているのですが、感覚的には正直ピンと来ないのですが…(^_^:
 チャンギからフランクまでは丁度12時間のフライトです。到着の3時間程前、現地時間で午前3時頃に食事が配られました。

 これは朝食なのか?ヨーグルトが付いていますから、朝食と理解すべきでしょう。それにしても、フライドライスにパン、カップケーキって…炭水化物スペシャル!!!です。さすがにパンは食べられませんでしたが、個人的にはこのフライドライスは美味しかったです。(妻は殆ど手を付けていませんでしたが…)何よりもシンガポールらしいし、長時間の保存によって異様に硬化したオムレツよりは食事らしい気がします。
 午前6時頃フランクフルトに到着。まだ夜明け前の空港はかなり寂しい感じです。滑走路に入って最初に目に飛び込んで来た右のサインの「n」の字が消えているのが余計にそんな印象を与えるのかも?
 入国審査を終え、レンタカーのカウンターを探したのですが、カウンターは遥か彼方。到着したターミナルビルの2つ先のビルにまで移動しなければならないようです。途中のビルのロビーが改修工事中の様で、一旦外に出なければいけません。そのためサインも出ておらず、途中で再度引返したりして、寒空の中30分程空港内をウロウロした挙句、やっと見慣れたレンタカーのカウンターが並ぶ場所にたどり着きました。


 今回のレンタカーは、YahooUKで最安値であった"Auto Europe"でエアコン付きのVW-Golfを予約しました。7日間保険込みで£137.28(精算時のレートで31,320円)ですから非常に安い!
 しかし、結果から言うとこの選択は大失敗でした。安物買いの何とやら…。二度とこのレンタカー会社(結局はNationalというレンタカー会社でのレンタルという形になってました)は利用しないと思います。詳しくは最終日のページで触れることに致します。
 pdfからアウトプットしたバウチャーを元に"Auto Europe"を探したのですが、結局見つからず、Avisのお姉さんに聞くと、「Nationalのカウンターに行きなさい」って言われ、National&Alamoのカウンターに行き、手続きを済ませ鍵を受け取り、いつものように隣のパーキングビルの中の指定された所に停めてある今回の相棒とご対面。


OPEL Meriva
1.6TWINPORT ECOTEC
Kraftstoffverbrauch, kombiniert (l/100km): 6.7 *
CO2-Emission, kombiniert (g/km): 161 *
Der 1.6 TWINPORTィ ECOTECィ-Motor entfaltet seine 77 kW/105 PS auf kultivierte Weise.
 エアコン付きOPEL Astra 2ドアクラスマニュアルトランスミッションという条件でこねがいしていたのですが、出て来たのはミニバン系のメリーバという車種。最近あまり車に興味が無くなって来たことと、もともと守備範囲外のカテゴリーの車のため、今ひとつピンと来ません。とは言え、室内も広く、以前借りたA-Classよりはマシかも?って印象でした。


 早速荷物をスーツケースを荷室に格納し、前回からの秘密兵器MioP350+Tomtom Navi.をセットして駐車場から出発!
 思ったよりも低速トルクがあり、エンジン音は静かです。ダッシュボードの中央にはクルーズコンピュータが付いていて、平均燃費や現行燃料で可能な旅行距離などを表示してくれます。これも便利そうです。
 駐車場ビルから屋外に出た段階で一時停止して、GPSが信号を拾うのを待ちます。一応外付けGPSアンテナを繋いで走り出しましたが、ダッシュボード上を車のロールに合わせて行ったり来たりで、かなりウザい感じ。結局初日の後半にはアンテナを取り外し、内蔵アンテナだけで動かすことにしました。(今回も無くても全然平気でした。とはいえ、車種にや設置場所によっては外部アンテナが府不可欠のケースもあるようなので、全ての状況で内蔵だけで大丈夫という訳ではありません)
 とりあえず最初の目的地キールをインプット。フランクフルト空港からキールの中心部まではFastest routeで595km、旅行時間は5時間38分と出ました。殆どがアウトバーン移動のため、平均速度は100km/hを越えてます。いざ出発!
 夜明け前のアウトバーンは一部工事中の部分を除いては快適そのものです。制限速度の無い部分では140~160km/h程で快適に流れていました。上の写真は走り出して1時間程して、空が明るくなってきたときのものです。前回もそうでしたが、GPSを利用してのドライブは、レンタカーでのドライブのストレスの大部分を取り去ってくれます。

 空港を出て289km程走ったところで小休止。我々も小腹が空いたこともあるのですが、写真でも判る通り、Merivaも燃料が底を尽きかけています。我々はSAの中にあるNORDSEEでサンドイッチとカフェオレをいただきました。(温かくないフライのサンドイッチは思ったより美味しかった)上の写真の組み合わせで10.3ユーロ(約1600円)ですから、それ程高くはないと思います。ガソリン(Super)の方は、29.39リットルで35.68ユーロ。日本円で計算すると1リッター当り189.8円となりますから日本よりも遥かに高いですね。ちなみにこの時の燃費は満タン法で9.85km/Lでした。久しぶりのアウトバーンということもあって、少しスピードを出し過ぎたようです。(車の燃費って時速140kmを越えると極端に悪くなる印象があります。)


Gl殄wein
Weihnachtskrippe

 12:30頃最初の目的地キールに到着。バルト海と北海を結ぶ運河の起点に位置する港町です。思いのほか静かな街の中を車で回り、中心部らしき場所に目星を付けて、バザーをやっている公民館のような場所の臨時駐車場にMerivaを入庫。
 地図もない状態でしたが、人が多く流れて行く方に適当に5分程歩いて行くと、ビンゴ!クリスマスマーケットの屋台が並ぶ姿を発見しました。
上のカップはその時に入手した2006年のグリュワインのカップです。優しい感じのグリーンの地に白と黄色の2色刷り。良い感じです。
※グリュワインのカップのコレクションはこちらから。
会場の端にあるクリスマスマーケットの入り口を示すサイン。手作り感一杯です。カメラや鞄、服装から察するに、我々のような観光客は殆どいない感じで、多くは地元&近郊の人達のような印象でした。 
 久しぶりのクリスマスマーケットはやはり楽しいです。
ストールの種類は本来のクリスマス用品ではなく、食べ物が中心です。もう殆ど日本の縁日状態ですが、人間やはり食べ物を食べている時が一番幸福に感じるのでしょうね。
グリュワインも勿論ありますが、どちらかと言うと割とヘビーなブルストやサンドイッチに人気があるような感じです。
こちらはクリスマスのお菓子、レープクーヘンの屋台。少し固めのクッキーに砂糖でメッセージなどを書き込んだもの。オーダーメイドで文字を入れてくれる所もあるのですが、殆どは"Kieler Weihnachtsmarkt"(キールのクリスマスマーケット)って感じで既に入っています。上部に2カ所穴が空いていて、そこにビニール紐を通した状態で売られています。首に下げて食べながら歩いている子供も見かけたりします。
私たちも食べましたが、それ程美味しいものでは…。
 会場の端、先ほどのサインが在った方と反対側の入り口には可愛いステージが用意されていて、地元の高校生(だと思う)による吹奏楽が演奏されたりしていました。完全ローカルなノリで、観客はたまたま通りかかった人&演奏者の家族って感じでした。(もっとも、沢山オーディエンスが集まろうにも客溜まりとなるようなスペースもないのですが…)
上:炭火の上に大きな鉄板を天吊りした状態で焼くこのスタイルはプレゼンテーションとしてもかなり秀逸。調理人はかなり厚着してますが、結構温かい環境ではないかと思うのですが…。
下:パエリアのような米料理のストール。数種類あって美味しそうなのですが、買って食べている人は見ませんでした。
 メリーゴーランドは、こんな感じ。それらしい作り物の乗り物よりもリアル自転車が人気?
 Currywurst(カレー味のソーセージ)を購入してみました。焼いている時は40cm位の長さのいかにも”大物”という感じなのですが、注文をするとおもむろにトングで掴んで傍らにある煙突場の機械上に入れると、左のような2.5cm程の輪切りになって下から落ちてきたものを容器で受け取る仕組みです。仕上げにカレー粉を掛けて出来上がり。@2.5ユーロ。
 ↑環境に配慮?器はモナカ、スティックは間伐材ですね。ドイツらしいです。
 こちら→がブルストを購入したストール。我が地元世田谷のように近所の人が祭りの時だけお店を運営している訳ではないでしょうが、いったい普段は何処で何をして生業を立てているのでしょうか?仕事の手順はプロともアマとも判断し難い感じですし、適切な人数かと言えば、過剰な感じも…
 上の会場から数十メートル離れた広場でも小さなマルクトが。街中に広場が散在し、それが生活に密着しているヨーロッパならではの風景かも知れません。これがアジアとヨーロッパの大きな差かも知れません。
 メインストリートの歩道にはこのような魚のレリーフの下に名前を刻んだプレートが定間隔で埋め込まれていました。街の功労者とかそんな感じでしょうか?キールって漁港ではなく海運とか造船の街だと思っていたのですが、漁業もソコソコなんでしょうか?
 犬を連れたレスキューか何かの募金活動の一こま。犬と募金箱がセットに成っている感じでした。犬達は毛艶も良く、楽しそうでした。
 普段もこうして営業しているのであろう八百屋などもマーケットの延長で営業しています。店の前に転がしてある枝も商品なのでしょうが、何に使うのでしょうか?リースを作るには太すぎますし、ツリーにするのはちょっとムリポな感じなのですが…。
 下は港に面した街の様子。ご覧の通りクリスマスマーケット以外は閑散として人も車も疎らです。
 最上段に使ったクリッペ(キリスト誕生シーンを表現したジオラマ。本来はゆりかごの意味とか)が置いてあった教会の内部です。地味目ですね。
 街の外れにはこれもお約束のスケートリンクが設置されていました。ここは割と規模が大きく、子供だけでなく大人も滑っていました。楽しそうです。但し氷の質は全然ダメダメで、表面は凸凹なのに加え、気温の高いこんな日は1cm程の水の幕が張っている感じで、転ぶと大惨事となりそうです。

 2時間程歩き回り、充分満喫できたところで駐車場に戻り、本日の宿泊予定地ハンブルグに向けて出発。駐車料金は2時間で1.5ユーロ。ナビによると、ハンブルグまでは98.7km、1:12hrsとなっています。
 高速に入ってすぐに本日2回目の給油。ココまでで既に630kmも走っていることになりますから、ハンブルグまでの距離を合わせると、700km以上1日で走ることになりますが、殆ど疲れた感じはありませんでした。

Gl殄wein
Weihnachtskrippe

 ナビに案内されて順調に本日の宿を目指して市内に入ってきたものの、さすがにドイツ第二の都市、”都会”って雰囲気です。渋滞もあったり、ホテルは見えているのに車線を間違え到達出来ず、もうひと回りしてきたりしてキールを出てから2時間程で本日の宿に到着。ハンブルグには2泊の予定です。
Best Western Hotel St. Raphael
Adenauerallee 41, HAMBURG, DE 20097
Phone: 4940248200

 中央駅まで徒歩で5分少々と便利な場所にあるこのホテルは事前にhotel.comにて予約を取りました。Best Westernのマークは、Phuketを始め各地で目にはしていましたが、実際に利用したのは今回が初めて。ハンブルグ自体ホテルの相場は結構高めではあったのですが、正直な所1泊朝食別で16,000円以上もするような部屋には思えませんでした。
 とはいえ、設備的に不便なところは無く、清潔であり、フロントの人はフレンドリー&親切でした。中庭が駐車場になっており、外部からのアクセスは不可能となっていましたから、この点は非常に安心です。
 荷物を整理して、フロントで地図を貰い、いざハンブルグのクリスマスマーケットに出発です。

 中央駅を越えて市庁舎へと続くメンケベルク通りの両側には商業施設が広がり、クリスマスの雰囲気がバリバリです。
 左の写真はレゴによる巨大なディスプレイです。親子4人と暖炉がレゴによって作られていました。少々不気味というか、ホラーな印象を受けるのは黄色い顔だから?
 下の写真の中央にそびえ立つのが市庁舎で、その前がクリスマスマーケットのメイン会場となっているようです。週末とあって、凄い人出。
 市庁舎広場の様子。奥側に巨大なツリー、手前にもかなり大きめなツリーとアドヴェントカレンダーが設けられています。市庁舎の建物の下は地下鉄の駅。ドーム状の屋根のところはバスターミナルになっています。有名なニュルンベルクのクリスマスマーケットよりも人口密度は高い感じです。
 上の手前にある方のツリーの下ではサンタの衣装を纏った3人が演奏していました。お約束の楽器ケースが集金箱になっているのですが、それ程効率の良い商売ではなさそうです。日本のように気が大きくなった気前の良い酔っぱらいが居れば、収益も上がりそうですが、クリスマスマーケットで千鳥足の酔っぱらいを見た事はありませんから…残念!!
 でも本人達も楽しんでいそうな雰囲気ですから、収益は問題ではないのかも知れません
 巨大焼き鳥&焼き牛のストールです。かなり人気があるようで飛ぶように売れていました。写真でも判るように1本4ユーロですから、そこそこの値段だと思います。
 日本だとビール片手にって感じに思えるのですが、食べている人を見ると殆どの人が無心に肉だけを頬張っています。
 巨大ツリーの裏側、人工湖アルスター湖から延びる運河の畔では大道芸人がタイマツを使った芸を披露していました。かなり迫力有り。
 下は市庁舎前のマーケット内部の様子。全てがこんな状況でゆっくり左右両方の店を見ながらそぞろ歩くということはほぼ不可能で、途中で引返すこともかなり大変です。私の妻のように背の低い人は、人しか見えない状態で進んで行くという状況です。
 こちらはアルスター湖畔にある別の会場です。市庁舎前よりは空いていますが、それでもかなりの人出です。白いテントに青白いイルミネーションで統一されていて、どことなく日本でも見たことがあるような雰囲気です。
 湖からの風がもろに吹き付けて市庁舎前よりは体感温度が少し低い感じです。
 上のマーケットから見たノイアーバルのイルミネーション。高級ブランド店はこの辺りにあったような…。先ほどの市庁舎前の通りとこちらでは歩いている人の雰囲気が少し違っているように感じました。
 中央駅と市庁舎の中間辺り、地下鉄のメンケベルクストラッセ辺りにもクリスマスマーケットが通り沿いとその左右の広場に延びていました。どちらも割と大きそうな感じでしたので、これは明日のお楽しみということで、この日はパス。
 中央駅正面から延びるSpitalerstr.を駅側から見た風景です。掲げられたタイトルから察するに、ここがハンブルグのクリスマスマーケットの入り口ということでしょうか?
 でもここの通りは他の通りより若干寂しい感じでした。左右は普通の商店街。通路の真ん中だけにストールが出ている形式だからかも知れません。
下はアルスター湖東がわから西側を見た風景です。



Frisenkeller
Junfernstieg 7
040-35760620
www.freusenkeller.de
 夕食は市庁舎からすぐ近くの運河沿いにあるフリーゼンケラーというお店に。かなり大きなお店で観光客&地元の人で賑わっていました。英語メニュー有り。ドイツ語メニューはタブロイドの新聞のような体裁で提供されているようで、ちょっとユニークです。
 フランケンワインを注文。それと地元のビール&ガス水(左上の青いボトル)。
 前菜にオーダーしたシュリンプカクテルなんですが、蝦を唐揚げにして温かいままサウザンアイランドソースを掛けて供されました。中はほんのり半生って感じで今まで食べた経験がない食感です。それなりに美味しいのですが…。
 付け合わせとして上2点と右の計3点が供されました。芋の隣に鎮座しているのは溶かしバター。かなりのボリュームです。
 ニシンの酢漬けはいい塩梅で、美味しかったです。
 左と下が今夜のメイン。妻はサーモン(ホースラディッシュ山盛り付き!)
 私は名物ラプスカウス(コンビーフと野菜、マッシュポテトを混ぜ合わせ、目玉焼きを載せたもの)です。名物に旨いもの……。ま、何事も経験ですから(^_^:

以上でお会計はチップ別72.8ユーロ(約12,000円)でした。

 ラプスカウスに対する期待が大き過ぎました。説明を読んで勝手に脳内変換された期待値と実際の印象の乖離が激し過ぎたようで…かなりガッカリしました。冷静に他の料理を見てみても、感動する程のものでは無かったような気がします。で、普通であればデザートをいただくのですが、期待できないと判断してメインをいただいた所で食事を終了することにしました。個人的な感想を言えば、ここのお店はどのガイドブックにも載っているようですが、お勧めできません。
 デザート抜きでしたのでカールシュタット脇のクリスマスマーケットのストールでドーナツを購入。これがやたら美味でした。ふわふわのドーナツにたっぷりと砂糖が掛かっていて、中にはカスタードとチェリージャムが入った超ハイカロリードーナツ!!(あまりに美味しくて翌日再び買いに行ったのですが、残念ながら購入できませんでした。)
 この立派な門構えは、なんとバーキン!周りの商業施設よりもリッチな感じがします。あまりにもめずらしかったので記念に1枚。
 夜のハンブルグ中央駅の様子。正面に見えるレストランや売店は写真を撮っているこちら側にも同じように広がっています。ヨーロッパの駅は楽しい!
 入浴後に飲もうと駅の売店で妻はビールを私はミルクを購入。ミルクだと思っていた右側の飲み物はよく見るとバターミルクと書いてあります。開けるとどろっとしたミルク状の飲み物なんですが、酸味の利いた塩味。ミルクからバターを採った後の残りを発酵させたもので、結構ポピュラーなものらしいのですが…私には太刀打ち不可能でした。塩加減が強烈で、冷えたオートミールに塩を入れたような印象。思わぬ所で新たな体験ができました。
 ということで、異様に長かったドイツ1日目はこれにて終了。
 明日は終日ハンブルグを探索する予定です。
12Mar.'07