Orkneyにて


 宿の部屋の窓から見えた風景です。突き当たりがJhon O'Groatsの港です。(屋根が少し見えている辺り)ここがイギリス本土の最北端の地です。その向こうがオークニー諸島、さらにその北東にシェトランド諸島となります。(まさかココまで来るとは思っていませんでした。)

  出発前に朝ご飯をいただきます。形だけのスコティッシュブレックファースト。卵の黄身が妙に小さいのが印象的。気遣いの欠片もない感じでしたが…朝温かいものをいただけるだけで良しとしましょう。
 
 チケットは港の端にあるこの小屋で販売しています。選んだツアーはMaxi Day Tourで9:00〜19:45、フェリー代込みで一人£37(8,250円程)です。途中の自由時間が短い10:30〜16:00のHighlightというツアーも£34で提供されていました。帰りの事をかんがえるとこちらも検討に値すると思ったのですが、日帰りの慌ただしい旅行がさらに慌ただしくなりそうでしたので、長い方を選択。(体験した後考えると、短い方でも充分楽しめたかも?と思ったりします。立寄場所は同じです。)



~~~Maxi Day Tour of Orkney~~~

港の全景?
中央の白い建物は土産物屋で、その左側に桟橋が位置しています。
我々がのるフェリーはPENTLAND VENTURE号。見た目は漁船チックですが、デッキの下にはちゃんと客席がありました。
中はこんな感じです。
Burwick港までは約40分なのですが、重油の臭いとピッチング(縦揺れ)で、船に弱い私はかなり辛い行程でした。(妻は平気)

 かなりの船酔い状態でバーウィック港に到着。私と同じようにグロッキーな人はなぜか男性ばかりで、女性&子供は元気そのもの。すぐにコーチに乗り込みますが、これも結構辛かった(^_^:
 
 空港のあるメインランドとは下のような橋で繋がっています。

★★★★★★Kirkwall★★★★★★

 最初にコーチを降ろされたのがメインランド最大の街カークウォールです。ここで暫くの間自由時間とのことでした。ほとんどの人がとりあえずトイレに向かう様子でした。(基本的にカフェやレストランでない限りトイレは有料なんですが、50ペンス/回程度の出費も度重なると結構な金額となりますね。)


St.Magunus Cathedral



Earl's Palace



Victoria St.

 約40分の自由時間の後、再びコーチに乗り込み、第二の街、ストロムネスに向かいます。(ここで1時間半の休憩があるため、各自このタイミングでランチを取るようです)
 途中、何気なく草原を見るとスタンディングストーンなんかが在ったりして、ちょっとびっくりします。その脇に平然と牛が寝ていたりするので、余計に驚きです。



★★★★★★Stromness★★★★★★

 ストロムネスは先ほどのカークウォールよりもこじんまりとした感じで、道路も狭く、自動車の数も極端に少ない感じで、とても気に入りました。



屋号は判りませんが、郵便局向かい側、少し港よりといったロケーションです。
海賊がモチーフとなっていました。テラス席の壁のアートがとても可愛いお店です。
オークニーの地ビールは見た目よりも飲み易いそうです。私はフィッシュ安堵チップスを、妻はシーフードパイをオーダー。どちらも美味しくいただけました。これで〆て£19.25と思っていたよりもリーズナブル。

 食後ストロムネスの街を散策しました。嘗てはニシン漁港として栄えていたというこの街は、これといった見所はありませんが、街全体が落ち着いた感じで、1泊するなら、カークウォールではなく、こちらの方が楽しそうな感じ。(2泊は辛いかも…??)





★★★★★★Skara Brae★★★★★★

 ふたたびコーチに集合し、次に向かったのが世界遺産”スカラ・ブレエ”です。5000年前の集落後が偶然1850年まで発見されなかったというだけあって、保存状態が良いとのことでした。
 確かに、登呂遺跡よりは規模も大きく、見事に遺跡してます。最初に見学するビジターセンターでは、原寸大に再現された模型で、具体的に遺跡のイメージを掴むことができます。あとは、PCによるプレゼンテーションで興味の在る情報に到達することができます。
 ここの入場は、ツアー料金に含まれていないのですが、入場せずにバスで待つということは、実際不可能なため、全員が入場料£6.5/人を支払って見学すことになります。正直な感想は、約1,500円に見合った内容か?と言われると自信をもって「Yes」とは言えない感じです。(拘る訳ではありませんが、登呂遺跡は見学無料だったような…)
 併設されたSkaill Houseはこの遺跡の発見者の邸宅とのことで、内部が公開されています(入場料にここの見学フィーも含まれています)が、見る価値は、殆ど無いような感じです。遺跡の入場料の一部を搾取するためのビジネスモデルとしか感じませんでした。(^_^:


 約90分の見学の後は。ストーンサークル見学です。

★★★★★★Ring of Brodgar★★★★★★




★★★★★★Standing Stones of Stennes★★★★★★

 

 これら2つは、いづれも世界遺産登録されているようです。上のストーンサークルは実際にコーチを降りての見学でしたが、普通に手で触ってみることができる気楽さに驚きながらも、その目的がいまだに解明されていない不思議が故に、人々のイマジネーションを掻き立てるものであることを実感しました。

 で、コーチはふたたびカークウォールの街を目指します。ふたたびココで2時間程の自由時間となります。でも、食事するには早過ぎますし、最初の自由時間で教会などは見学してしまったので、少し時間を持て余してしまいました。一緒のツアーの人も教会前のベンチに座って、出発時間を待つひとも居ましたし、それ程大きくない商店街を歩いていると、何度もすれ違う人が居たりして…
 こんな事であれば、最初ストロムネスに直行し、自由時間を沢山貰えた方が良かった気がしました。
 私たちといえば、スーパーマーケットを見学したり、洋裁店でスコッチ小物(既に電池切れの嘗ては音の出た?スコッチの針山をゲット!)を物色したりして時間を潰しました。


★★★★★★Kirkwall★★★★★★

 歩き疲れたので、出発までお茶でもと思い、カフェへ。入り口は下の写真のような感じでパリのサロンドテのような重厚なです。「結構高いかも?」と少しビビりながらドアを潜ると、中は学生食堂風。セルフサービスのカフェテリアでした。(このギャップは結構ウケました)コーヒー2杯と菓子パン1つで£4.2。
 やっと、コーチの出発時間が来て、帰路につきます。途中のラム・ホルム島にあるイタリアンチャペルを見学に。
★★★★★★Italinan Chapel★★★★★★
 戦争捕虜のイタリア人が、自分たちの信じるカトリック教会が無かったためにバラック兵舎を改造して作った教会です。外観はオークニーの青い空に映えて非常に美しいのですが、中に入ると「あれっ?」って感じ。(写真だとそれなりに見えます、内部の煉瓦は全て手書きのフェイクです。重厚感の欠片もありません)ただ、ここまで作ってしまう信仰の厚さの前には、頭が下がりますね。

 18時半頃、ふたたびBurwickの港からJohon O'Grouatsを目指します。やっと船酔いが収まったところで再び船、という状況でしたので、私は寒いのを覚悟で外のデッキで過ごすことに。(妻は客室に)
 UllaPoolで買ったマフラーを巻いて、ジャケットのフードを被り、サングラスをして…という私の持っているアイテム内での最大限の防寒対策をした結果、船酔いも避けられ、風邪もひかずに済みました。

 途中船から見たサンセットは、とても奇麗でした。(妻の話しによると、この頃アザラシが船と並走?していたようですが、デッキの私からは見る事ができませんでした。)


 港に到着後、折角ですから、最北端の地ダネットヘッドに立ち寄ってみました。港から車で走る事やく15分。灯台が1つとあとは羊の群れが居るだけの岬でしたが、奇麗な夕日を眺めることができました。ここが本当の英国メインランドの最北の地です。↓

★★★★★★Dunnet Head★★★★★★

 すっかり陽も落ちて、今日はどうしようか?ということになりました。スコットランド北部の見所はほぼ見終わっていましたし、できれば前回気に入ったオーバンの街にもう一度行きたいという希望もあったたのですが、ここからObanまでは、366kmもあり、しかも高速道路は無し。ナビの時間計測では5時間30分も掛かります。この近辺で泊まって、朝出発しても現地に到着するのは夕方になってしまいます。それではゆっくりOban を楽しめませんし、何よりも昨夜のB&Bには2度と泊まりたくありませんから。
 ということで、出した結論は、食事を済ませて、駐車場で仮眠、深夜に走り出して朝にObanに到着するという、学生のような選択。(40歳を過ぎた大人の夫婦の結論とは到底思えませんね)
 ということで、至近の都市WickかThursoですが、迷う事無くWickです。昨夜のパブを妻がいたく気に入っているようでしたので、ふたたび行く事に。その前にスーパーで食料を仕入れ、車に積み込みます。(念のため)




The Alexander Bain
London Close Wick
 今日は、仮眠も取る事ですし、ワインを1本取りました。南アのワインでしたが、結構美味。食べ物もラザニア、ミートパイ、それにハギスにポムフリと大量にオーダー。これだけ取っても£23.54と格安。しかも美味しい。

 ゆっくりと食事をして、その後スーパーの駐車場で少し仮眠。寝静まったWickを後にObanを目指しました。景色も見えない闇の中をヘッドライトだけを頼りに進む感じで、3時間程走ったネス湖の南端辺り(全然不確か)で、睡魔に襲われ、これ以上走り続けるのは危険と思い、暗闇のパーキングエリア(といっても道路脇の少し広くなっただけのもの)で仮眠。どこからともなく水の音が聞こえるので、川の近くであることは想像できるのですが、何も見えません。時折通るトラックの風圧で車が激しく揺られて、今度は目が冴えてしまう私。

 という感じで、長い6日目は既に7日目に突入中ですので、続きは次のページで。

   【Jhon O'Groats~Wick 26.5km/0:23hrs】
【Wick〜Oban 340km/5:12hrs】

第6日目これにて終了(04Jan.'07)