2007年12月 月光 (鎌倉倉久保の谷戸とおまけのフクロウ)
12月に入った。今年も間もなく終わる。本当は月を映す谷戸の池の水面を撮りにいったのだが、闇の色が濃くなるとなぜか背筋がざわめき始め、両脚をぬかるんだ歩道に縫い止めておくことができなくなった。
私は心霊的な現象にめぐりあったことが無い。知り合いには幽霊を見たという人もいて、その人たちがみんな嘘をついているとも思えないので、幽霊/あるいはそう見えてしまうもの、の存在を否定はしないけれども自分には縁遠いものだと思っていた。だから山歩きに行って一人で夜を過ごしてもそう気味が悪いと思ったことはない。しかし、どうも住宅地に近いこの谷戸には何か私をおびえさせる要素があるのだろう。私が池を離れていくと、私の影に警戒して近づいてこなかったここをねぐらとする水鳥達が、頭上をかすめ飛び次々に着水する音が響いて来た。結局谷戸が広く開いた見通しの良い場所まで出て、対面の尾根の木々の隙間をぬって明るい光を放ちながら登って来る月を見ていた。そういえばこの日かなり暗くなった頃、谷戸の池のすぐそばでふわふわ木々を移動する鳥を見かけたので、望遠レンズで覗きライトを当てるとフクロウの姿が浮かび上がった。このあたりでは何種類かのフクロウの仲間の声を聞いているが、フクロウそのものの声は聞いたことが無い。冬を過ごしにこんなところまで降りて来たとすると、この冬は雪が多くなるのだろうか?
Posted: (日) - 12
2, 2007 at 09:03
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