2007年9月 唐検見湿原のハッチョウトンボ


8月の下旬に夏休みを取り、長野県大町市に数日滞在し発電所や、周りの小さな湿原を訪ね歩いたりして過ごした。



唐検見湿原もその一つで、午後のまとまった時間をここで取ったのだが、他に訪れる人も無くゆっくりハッチョウトンボを見ることができた。湿原に木道で接続するブルーベリー農園で店番をしていた女性に、「静かなところで気に入りました」と伝えると、「穴場ですからね」と苦笑しながら答えた。

ところで、大町には有名な黒部ダムを運営する関西電力の他、地元に電力を供給している中部電力と、高瀬ダムを運営し関東圏に電力を供給している東京電力の三つの電力会社が関わっている。高瀬ダムはコンクリートで固められた黒部ダムとはかなり様相の違うロックフィルダムで、許可車以外は進入できないが、街はずれの高瀬川TEPCO館で申し込むと、山腹に穿たれた巨大な空洞の中の水力発電施設と合わせて、マイクロバスで見学させてくれる。

黒部ダムはもちろん一見する価値はあるかと思うが、ダムがどのような目的で作られ、どう運用されているかを間近に見られるこのツアーは、同じ半日の過ごし方としては、単なる観光放水と人の群れを眺めるだけのそれとは密度が違う。しかも無料。原子力発電所のリスク対策等で苦慮している電力会社の内部事情なども、解説のはしはしに覗きなかなか面白い。

地下発電施設はその入口からして秘密基地の趣で、こどもの社会科見学の素材としても良いかと思う。おすすめである。

Posted: (月) - 9 17, 2007 at 05:36           |


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