チゴイネルワイゼン
BACK     HOME     NEXT
2002/09

馬肥ゆる食欲の秋は、芸術の秋でもあります
今月はオペラはお休みしてヴァイオリンの名曲を

それに合わせて楽器のお話も少しいたしましょう




1)クレモナ  ・・・・・・ヴァイオリンの銘器が作られた都市 
2)サラサーテ ・・・・・・スペインのヴァイオリン奏者・作曲家
3)チゴイネルワイゼン・・・作曲家サラサーテの代表作品です  

1)クレモナ Cremana

ミラノの南東約80キロ、北イタリア・ロンバルディア地方の都市
この地は16世紀以来優れた弦楽器の制作によって知られています

職人の中で、最高の制作者として有名なのがストラディヴァ-リと
グアルネーリです。ストラディヴァーリはクレモナ100年の伝統を
受け継ぎながらも、更に独自の技術を駆使して約70年にわたって
楽器を制作し、特に優れているものは1700-20年製といわれます
楽器のラベルには、ラテン語で名を記してあることからラテン式に
「ストラディヴァリウス」と呼ばれ現代に伝えられている銘器です
ちなみにそのお値段は、良血の競走馬1頭と同じくらいでしょうか

競走馬のクレモナです
カミノクレモナ

鹿毛
父・アンバーシヤダイ
母・シヨウワロマン
1993/05/10生まれ
浦河
昭和牧場生産
馬主:小林一成氏
栗東・工藤嘉見厩舎所属
生涯成績:43戦 5-4-3-31
2)サラサーテ Pablo de Sarasate

1844年3月10日生〜1908年9月20日没
スペインのヴァイオリン奏者で作曲家でもあります
5歳の時からヴァイオリンを始め、8歳でデビュー
その優れた才能は早くから高く評価されていました
パリ音楽院を卒業後は、世界各地で演奏をおこない
輝かしい音色、情熱的な演奏、確かな技術にくわえ
レパートリーの広さ、独特の容姿からも人気をえて
19世紀の最も優れた演奏家のひとりとなりました

彼は二挺のストラディヴァリウスを所有していましたが
少年時代にイザベラ女王から贈られたものは1724年製
晩年に手にしたもうひとつは1713年製です。それぞれ
パリ音楽院、マドリード音楽院に寄贈されています

3)チゴイネルワイゼン Zigeunerweisen

ツィゴイナーヴァイゼンと発音しますが、日本では
ツィゴイネルワイゼンという表記が多くみられます
タイトルは「ジプシーの旋律」という意味です
演奏会で取り上げられる事の多いヴァイオリンの名曲です
オリジナルはヴァイオリンと管弦楽のために書かれました

哀愁をおびたメロディと、奏者の技術を披露する華やかで
技巧的な部分もあり、「作曲家」サラサーテの代表作です
サラサーテ本人の演奏を録音したものも残っています


競走馬のチゴイネルワイゼン
チゴイネルワイゼン

鹿毛
父・ティンバーカントリー
母・ダイナプリズム
1997/04/11生まれ
千歳
社台ファーム生産
馬主:前川泰三氏他
美浦・鈴木康弘厩舎所属 
生涯成績:19戦 5-1-1-12
牝馬ですが、直線追い込んでくる姿は
見る者を魅了する迫力がありました
充実の5歳、楽しみな秋を迎えていましたが
まるでドラマチックな楽曲をなぞるように
競走中の事故によりその生涯をとじました
 2002年9月14日の事でした
 鈴木康弘厩舎関連サイトです→ 
 

このページTOP↑  

<<< BACK
NEXT >>>

copyright(C) 2001 -2002 Horsy All right reserved