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<手塚治虫氏の馬>
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2002/08
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Photo:アトムピット
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手塚治虫氏の作品の中には、実に表情豊かな馬が多く登場します
愛らしいユニコーンのユニコ、ユニークなキャラクターの「W3」のノッコ
ホンの脇役でありながらダービーと名付けられた馬・・・とても全部を
ご紹介することはできませんが、今回は大人のための5冊=5頭を取り上げました
読後に心の重くなるような闇の部分も、目を背けることなく描かれています
尚、作品の詳細等は公式HP「TezukaOsamu@World」を是非ご覧ください
「MANGA」をclickしますと「GATE1」に作品のINDEXがあります
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◇戦争は馬の心にも憎しみを植えつけてしまった◇
| 作品タイトル: |
ボンバ! |
| 著者: |
手塚治虫 |
| 出版社: |
講談社 手塚治虫漫画全集93 |
| 発行年月: |
1979/02/24 |
| ISBN: |
4-06-108693-6 |
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初出誌:
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昭和45年 別冊少年マガジン 9〜12月号 |
解説:「ボンバ」は少年の父親が戦地で世話をしていた軍馬の名前です
流れ弾にあたって戦死したはずのボンバが、ある日少年の前にあらわれます
街では次々に原因不明の事故がおきますが人々はそれをボンバのしわざだと
噂するようになります。いったい何がおきているのでしょう
巻末に作品制作経緯など手塚氏ご自身のよるあとがきが収録されています |
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◇愛情深い母馬の悲しみが憎しみに変わった◇
| 作品タイトル: |
ミドロの巻 「どろろ」4巻に収録 |
| 著者: |
手塚治虫 |
| 出版社: |
講談社 手塚治虫漫画全集50 |
| 初出誌: |
昭和44年 冒険王7月号 |
| 発行年月: |
1981/06/20 |
| ISBN: |
4-06-108750-9 |
解説:舞台は日本の戦国時代、手塚氏が生み出した妖怪が次々登場します
「ミドロ」は理不尽なお館さまの軍馬で優秀な牝馬です
我が子と無理矢理引き離されても勇敢に戦いますが、弓矢に倒れた
ミドロは人間への憎しみから妖馬に姿をかえてしまいます |
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◇少年とクロノスの心の絆◇
| 作品タイトル: |
走れ!クロノス |
| 著者: |
手塚治虫 |
| 出版社: |
秋田書店 秋田文庫 |
| 発行年月: |
1999/10/10 |
| ISBN: |
4-253-17469-8 |
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初出誌:
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昭和51年 中一時代 4〜7月号 |
解説:東北の無法岳のふもとに広がる牧場で1頭の仔馬が産まれました
丁度同じ時に無法岳が噴火し、村も田畑も全滅してしまいます
牧場の息子至(いたる)は姉弟と母親を亡くしますが、父親と
「クロノス」と名付けた仔馬と共にたくましく生きていこうとします
クロノスは不思議な成長を見せ、時々無法岳を見つめて目を光らせます
実はそこには、馬の姿をした宇宙人の基地があったのです |
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◇夢をささえたのは愛馬アオだった!◇
| 作品タイトル: |
フィルムは生きている |
| 著者: |
手塚治虫 |
| 出版社: |
小学館 小学館文庫 |
| 発行年月: |
1998/11/10 |
| ISBN: |
4-09-192265-1 |
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初出誌:
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昭和33〜34年 中一・中二コース |
解説:マンガ映画を作りたいという夢をもって上京した宮本武蔵少年は
さまざまな困難と出会います。けれどくじけそうになる彼の心を
ふるさとにいる「愛馬アオ」が支えます。彼はアオの姿を何千枚
何万枚も描き、アオの事をマンガ映画にすると心に決めています
当時の手塚氏自身の思いがこめられた作品です。テーマはシリアスですが
武蔵のライバルに小次郎が登場させるなど、氏独特のユーモアが随所に
ちりばめられています。ラストのワンカットに胸が熱くなります
手塚氏は後年「ルードウィッヒ・B」というベートーヴェンが主人公の
作品を描かれますが、既にこの作品の中に苦悩する彼の姿が登場しています |
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◇戦争中、馬は何を食べていたのだろう◇
| 作品タイトル: |
ウマ 「動物つれづれ草」より |
| 著者: |
手塚治虫 |
| 出版社: |
講談社 手塚治虫漫画全集274
「紙の砦」に収録 |
| 発行年月: |
1983/09/20 |
| ISBN: |
4-06-173274-9 |
| 初出誌: |
昭和49年 アニマに掲載 |
解説:ご紹介する「ウマ」は手塚氏の自伝的な作品が収録された「紙の砦」の
「動物つれづれ草」の中の作品です。幼い頃故郷で見た乗り合い馬車と
その馬車馬の思い出が、28カットの絵と短い文章で描かれています
戦前はあたりまえの様に見ていた馬車が戦後1度だけ復活し、その晩
馬は息を引き取ります。少年の優しさが伝わってくる素敵な短編です
尚、「紙の砦」にはこの他に「タヌキ」が収録されています |
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