1995年公開 椎名誠監督「白い馬」
<<< BACK    HOME    NEXT >>>
2002/04

2002年は日本とモンゴルの外交関係樹立30周年にあたります
モンゴルの大草原を舞台にした映画「白い馬」をご紹介します


1)映画「白い馬」・・・・・・ キネマ旬報で特集が組まれました
2)原作本2冊  ・・・・・・ 「草の海」「スーホの白い馬」
3)関連書籍2冊 ・・・・・・ 「馬追い旅日記」「ナラン」
4)馬頭琴について・・・・・・ 「ミュージッ駒」にてご紹介


1)映画「白い馬−NARAN−」(1995年公開)
 

監督:  椎名誠
撮影監督:  高間賢治
制作:  黒木利夫/岩切靖治
脚本:  岸田理生/山上梨香/椎名誠
音楽:  木村勝英/伊藤幸毅
配給:  シネセゾン/ホネ・フィルム
原作:  「草の海」集英社
 「スーホの白い馬」福音館書店
物語:夏休みになり、7歳の少年ナランは町の寄宿舎から草原の家族のもとに
   帰ってきました。早速、自分と同じ日に生まれた白い馬に乗ります。
   ナランは6人兄妹の5番目、祖父・祖母と父母の10人家族。
   一家は冬営地から、牧草を求めて夏営地に移動をします。
   馬乳酒の仕込みや羊の世話など、大人も子供も皆忙しくすごします。

   ある日、ナランは馬頭琴を弾く老人と出会い「スーホの白い馬」という
   モンゴルの民話を聞きます。自分の白い馬をほめられたこともあり
   ナランは自分とスーホを重ね合わせてゆきます。
   そして、モンゴルの夏まつり=
国民的祭典「ナーダム」でおこなわれる
   少年競馬への出場を父親に申し出るのです。
解説:1990年、ドキュメンタリー番組のリポーターとしてモンゴルを訪れた
   椎名氏は、1カ月ほど遊牧民の家族と生活をともにします。
   その間巨大な2重の虹を見て、なつかしさを感じます。それが幼い頃見た
   絵本「スーホの白い馬」に描かれたものと同じだと気が付いた椎名氏は
   この頃から「モンゴルで遊牧民の映画をつくりたい」と思い始めます。

   出演者はすべてモンゴル人、子供達はオーディションで選ばれました。
   馬頭琴を弾く老人役・ダギーランス氏はモンゴルの人間国宝のような方です。
   ナランの父親役のダシビルジェ氏はオペラ歌手、老人達は文化功労賞俳優です。
    
   台詞はモンゴル語、オールモンゴルロケで制作されたこの作品は
   実際の競馬に「ナラン」が参加し、そのシーンがそのまま使われています。
   社会主義から民主制に移行したモンゴルの様子も交えながら
   大草原を舞台に、主人公ナランを中心にしたひと夏の出来事が
   壮大なスケールでドキュメンタリーのように描かれています。
    

「キネマ旬報」に特集が組まれました
号:  1995年4月上旬春の特別号 NO.1157
発売:  1995/03
出版社:  (株)キネマ旬報社
雑誌:  20721-4/1
特集内容:
 P.19-24 対談:羽仁進・椎名誠
 P.25-26 現代モンゴル事情:フフバートル
 P.27-32 撮影日記:椎名誠
 P.33-34 作品評:きさらぎ尚


2)2冊の原作本です
タイトル:  草の海 −モンゴル奥地への旅−
著者:  椎名 誠
写真:  高橋 昇
発行所:  集英社
サイズ:
 247p 文庫
発行日:  1995/06/25
ISBN:  4-08-748346-0
解説:
 椎名誠氏のモンゴル紀行。1992年集英社既刊の文庫化。
タイトル:  スーホの白い馬 −モンゴル民話−
シリーズ:  日本傑作絵本シリーズ
文:  大塚勇三(再話)
絵:  赤羽末吉
出版社:  福音館書店
サイズ:  48p 24×32センチ 
発行日:  1994/10/01
ISBN:  4-8340-0112-1
 解説:横長のこの本は、見開き2頁に描かれた赤羽末吉氏の絵によって
    モンゴルの大地や空の広さを感じることができます
    椎名氏の心の原風景「虹」も印象的に描かれています
    サンケイ児童出版文化賞など受賞、日本図書館協会推薦図書

1995年3月映画公開前、椎名誠さんが撮影したモンゴルの写真展が催され
 「椎名監督」のサイン会がおこなわれました。偶然その場にいることができた私は
会場で買ったばかりの絵本「スーホの白い馬」にサインをいただきました。

「椎名さんのご本でなくて、申し訳ありません」と恐縮した私に
 「この本が原作の映画−白い馬−を是非観てください」と笑顔の監督は
ホネフィルムのシンボルである「お魚マーク」を添えてくださいました。
まさか、その事をここに記す日が来るとは・・・(^^)


3) 関連図書2冊です
タイトル:  馬追い旅日記
著者:  椎名 誠
出版社:  集英社
サイズ:  284p 18×12センチ
発行日:  1995/06/20
ISBN:  4-08-774144-3
 解説:初出誌は「小説すばる」。94年3月号から95年6月掲載分をまとめた1冊。
    「白い馬」のシナリオ第1稿ができあがる1994年1月から
    「白い馬」ロードショウ公開の1995年4月までの日記です。
    モンゴルでの撮影の日々、日本での宣伝活動・・・そして原稿の締切り。
    「作家・椎名誠映画監督」は休む間もありません。
タイトル:  ナラン −草の国の少年たち−
文・写真:  椎名誠
出版社:  新潮社
サイズ:  174p 文庫
発行日:  1996/01/01
ISBN:  4-10-144816-7
 解説:この本は下記の原稿に大幅加筆し、文庫オリジナル編集のフォトエッセイです。
     草の国の少年たち 1992年12月 朝日新聞社刊
     映画「白い馬」パンフレット「プロダクション・ノート」
     NARAN 月刊プレイボーイ(集英社)1995年3月〜5月号掲載

    NARANは映画「白い馬」主人公の少年の名で、モンゴル語で太陽の意。
    オーディションでは、ナラン役が決まらず、スタッフは大変な思いをして
    本当の遊牧民の少年・バーサンフーをさがしだします。

 参考:バーサンフー少年はその後も椎名氏と交流を重ね、2001年11月放映の
    テレビ番組でも、「馬乗りの指導者」として登場しています。
    (尚、同番組は2002年3月にも再放送されました)

 詳細はこちら http://www.fujitv.co.jp/jp/pub/shiina_sp/shiina_sp.html

この頁TOPへ   

<<< BACK       HOME       NEXT >>>

copyright(C) 2001-2002 Horsy All right reserved