女性が描く競走馬の世界
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2002/12

女性ライターの本が続けて出版されました。共通しているのは  
競走馬や元競走馬に関わる「人間」の姿が描かれていることです 
登場する人々は十人十色。どのページも馬と人への愛が一杯です 
(念のため、ハンカチをご用意してお読みください) 



◇ 笑って、怒って、泣けちゃう競馬ミニ30年史 ◇
タイトル: 競馬場のマリリン
著者: 瀧澤 陽子
写真提供: 望月ひろみ
出版社: 平原社
サイズ: 254p 19×13センチ
発行年月: 2002/11/01
ISBN: 4-938391-31-7
初出誌: 競馬専門誌「馬三郎」
 瀧澤陽子氏は1999年度JRA「優駿エッセイ賞」を受賞後、2000年3月〜
 2002年9月まで競馬専門誌「馬三郎」に「窓口から愛を込めて」を連載
 タイトルの「窓口」とは中山競馬場の「勝馬投票券発売窓口」のことです

 73年に競馬場のアルバイトを始めて、ハイセイコー、テンポイントから
 ナリタブライアン、ジャングルポケットの馬券までも発券した筆者が
 その窓口で見聞きしたエピソード、自身の公営競馬・海外競馬体験などを
 気っぷのいい文章でつづった1〜4章と、各馬への思いを記した第5章

 時代背景にも目を向け、政治・経済・文化など当時の社会現象と並行して
 ハード・ソフト両面の競馬場の変化を記した本書はまるで「競馬ミニ30年史」
 第5章に掲載の写真は、友人でカメラマンの望月ひろみ氏が作品を提供
 オリジナルの素晴らしいカラー作品は↓のサイトを是非ごらんください
 瀧澤陽子さんの熱〜い公式サイトです
 http://www12.ocn.ne.jp/~cbsuki/
 望月ひろみさんの「チモシーファーム」です
 http://members.jcom.home.ne.jp/timothy2/


◇ あなたに出会えてよかった ◇
タイトル: 馬と人、真実の物語
著者: 大塚美奈
出版社: アールズ出版
サイズ: 282p 19×13センチ
発行年月: 2002/11/21
ISBN: 4-901226-42-8
初出誌: 週刊Gallop
 競馬ノンフィクションライター大塚美奈氏は、主に馬産地を取材した著書
 「Mamas&Papas種牡馬の巻」(扶桑社)があります。本書は2001年から
 週刊Gallopに好評連載中の「馬と人、真実の物語」から、16編を再構成し
 書き下ろしの特別編「命ある限り」を加えて単行本化したものです

 筆者は自転車で時にタクシーで、トレセンや生産地を走りまわり
 生産者、調教師、調教助手、厩務員、騎手などのホースマンたちが
 それぞれが出会い、愛し、共に生きた競走馬との日々を語る声を聞きます

 そして競走馬は人間が作り出し、人間がいなければ生きられないという事実と
 そのために費やされる時間の中にある真実を、どんな些細な事も見逃さずに
 クールな文章で「熱く深く」私たちに伝えてきます
 アールズ出版のHPです:http://www.rs-shuppan.co.jp


◇ いつも一緒です ◇
タイトル: あの馬の素顔
「美浦・栗東・公営」厩舎リポート
取材・文: 芦谷有香・清水祥子
青木るえか・佐々木祥恵
出版社: 流星社
サイズ: 195p 21×15センチ
発行年月: 2002/12/02
ISBN: 4-947770-21-X
 シリーズで競馬本を出版している流星社からまた1冊の本が生まれました
 好評シリーズの「あの馬は今?」ガイド の現役馬版といえるでしょうか

 競走馬の関係者へのインタビューは、重賞競走に出走するような時でなければ
 なかなか目にする事ができません。本書はG1出走のオープン馬ばかりでなく
 美浦トレセン33頭、栗東33頭、公営5頭の競走馬たちを訪れ、彼らの1番
 身近な方々に取材しています。キャベツが大好きな彼女、飛行機が好きな彼
 可愛い呼び名、珍名の意味、意外な性格、自慢のメンコやバンテージ等々

 オグリキャップに池江厩務員が、シンザンに斉藤さんがいたように
 関係者が愛情たっぷりに語るエピソードは馬とファンをつなぐ架け橋です
 流星社のHPです。楽しい企画も:http://www.ryusei.com/


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