酒井 俊

LIVE AT  お茶の水NARU

WITH 竹内直(ts)吉田桂一(p)佐々木悌二(b)広瀬潤次(ds)


21.JUNE.2002

お茶の水NARU









久しぶりにお茶の水NARUでの酒井俊(vo)ライブに行って来ました。

メンバーは
酒井俊(vo)
竹内直(ts)
吉田桂一(p)
佐々木悌二(b)
広瀬潤次(ds)




ステージは
竹内直(ts)が立って,カルテットの演奏で
ALL THE THINGS YOU ARE
続いて
NIGHT AND DAY
竹内直の素晴らしいテナーソロ,
吉田桂一のビートの利いたピアノソロがかっこいい



ステージに白いワンピース姿の酒井俊があがり,
I'LL BE SEEING YOU
しっとりと歌い上げる酒井俊に竹内直の繊細なテナーワークが美しい。
ステージでの酒井俊は少女のようなあどけなさや一人芝居を演ずる女優のように聴衆を引きつけてやみません。
その繊細でありながら表現力豊な歌唱は感動的です。しばしばマイクを離してじっくりと歌い上げる時,ぞっとするほど女っぽいなまなましい声が美しい。





DON'T MEAN A THING AIN'T GOT SWING
酒井俊のスイング感溢れる歌唱,吉田桂一のドライブするピアノ
酒井俊のスキャトも粋です。
MEMORIES THE WAY WE WERE(バーブラ・ストライザンドのヒット曲・映画のテーマ曲)
ひとつひとつのフレーズを丁寧に紡いでいくように歌い上げる酒井俊
竹内直のソロが光ります。


セカンドステージは
カルテット演奏2曲で開始されました。
NATURE BOY での竹内直の情感豊かなソロ,吉田桂一の重厚なソロが素晴らしい。



佐々木悌二(b)のずっしりとした重量感あふれるベースワーク




いつもながら繊細で柔軟な広瀬潤次のリズムが素晴らしい。


酒井俊がステージに上がり
CHEEK TO CHEEK
をスローでしっとりと歌い上げます。
ビリー・ホリデイとバーブラ・ストライザンドの話を混ぜて,詩の内容をじっくり語ってくれて(まるで一人芝居のように情景が浮かび上がります),
吉田桂一のきれいなイントロから歌うは
MY MAN
竹内直のしっとりしたテナーが酒井俊の詩を支えます。


このステージの最後は
最近マンハッタンから帰ったばかりの酒井俊が,NYの印象や時の哀しみをかたり,昨年の悲劇にもふれて,何十年後には地球上のどこでも,この歌が流れているときが来れば,,,と歌い出した
満月の夕べ(阪神淡路大震災を歌った感動的な歌)
その歌唱は神戸,NYと廃墟の哀しみを悲歌のように歌い上げ,悲しい人達への励ましの詩でもあります。この歌を絶唱する酒井俊の瞳に光ものもみえます。いつも,この歌を聴くと胸にジーンとする思いが響きます。



ステージを終え,お水で喉を潤す酒井俊さん