茨木のり子の本棚
詩、そして茨木のり子さんについて
詩が好きです……と言ったら、それは嘘になるかも知れません。ぼくはそんなにたくさんの詩を読んでいるわけではなく、たくさんの詩人を知っているわけでもありません。でも、好きな詩があり、好きな詩人がいることは確かです。
多くの人は、人生のいつの瞬間にか、詩のミューズを見ることになります。もっとも、そのことを忘れずにいる人は少ないのです。ちょうど、誰もはじめは子どもだったことを、忘れずにいる大人がいくらもいないのと同じように。
さて、ぼくの大好きな詩人をご紹介しましょう。茨木のり子さん(1926〜2006)、大阪府出身。学校の教科書にもその作品が取り上げられていますから(「六月」など)、ご存じの方も多いはずです。
作品そのものの魅力もさることながら、ぼくが特に茨木さんに惹かれるのには、詩人とぼくの故郷とのつながりがあります。早くに亡くなられた詩人のお母様は庄内の出身でしたし、詩人の、これも亡くなられた夫君も庄内の人でした。
このページもまた、ぼくの個人的な資料室ですが、いくらかは皆さまのお役に立てるかも知れません。よろしければ「私の茨木のり子ノート」もごらんください。
茨木のり子さんの著作
- 『対話』、不知火社、1955年
- 『見えない配達夫』、飯塚書店、1958年
- 『鎮魂歌』、思潮社、1965年
- 『うたのこころに生きた人々』、さ・え・ら書房、1967年
- 『茨木のり子詩集』(現代詩文庫20)、思潮社、1969年
- 『おとらぎつね』(メモワール文庫)、さ・え・ら書房、1969年
- 『人名詩集』、山梨シルクセンター出版局、1971年
- 『言の葉さやげ』、花神社、1975年
- 『自分の感受性くらい』、花神社、1977年
- 『りゅうりぇんれんの物語』、全国学校図書館協議会、1978年
- 『詩のこころを読む』(岩波ジュニア新書)、岩波書店、1979年
- 『寸志』、花神社、1982年
- 『茨木のり子詩集』(現代の詩人7)、中央公論社、1983年
- 『増補 茨木のり子』(花神ブックス1)、花神社、1996年
- 『ハングルへの旅』、朝日新聞社、1986年
- 『食卓に珈琲の匂い流れ』、花神社、1992年
- 『おんなのことば』、童話屋、1994年
- 『一本の茎の上に』、筑摩書房、1994年
- 『貘さんがゆく』、童話屋、1999年
- 『倚りかからず』、筑摩書房、1999年
- 『個人のたたかい』、童話屋、1999年
- 『見えない配達夫』、童話屋 、2001年
- 『対話』、童話屋、2001年
- 『鎮魂歌』、童話屋、2001年
- 『人名詩集』、童話屋、2002年
- 『茨木のり子集/言の葉』、全3巻、筑摩書房、2002年
- 『茨木のり子詩集/落ちこぼれ』(現代詩集シリーズ『詩と歩こう』)、理論社、2004年
- 『言葉が通じてこそ、友だちになれる』、筑摩書房、2004年(共著)
- 『思索の淵にて/詩と哲学のデュオ』 、近代出版、2006年(共著)
茨木のり子さんの翻訳
- 金善慶『韓国童話/うかれがらす』、筑摩書房、1985年
- 『韓国現代詩選』、花神社、1990年
その他
- 『櫂・連詩』、思潮社、1979年
- 混成合唱組曲『はじめての町』(作詩/茨木のり子、作曲/佐藤敏直)、鶴岡市、2000年、CD
- 茨木・大岡・川崎・岸田・谷川共編、声で読む日本の詩歌166『おーいぽぽんた』、福音館書店、2001年
- 詩とこころ4「茨木のり子」、ポプラ社、2005年、VHS
参考文献
- 戸村雅子「茨木のり子ゆかりの人々」、『はくぼく』第44号(1995年7月31日発行)所載
- 「現代詩手帖4/追悼特集 茨木のり子」、思潮社、2006年
関連サイト
- 茨木のり子(立花隆ゼミ『調べて書く、発信する』インタビュー集 「二十歳のころ」)
英訳版詩集
- When I was at my most beautiful and other poems, 1953-1982 / Noriko Ibaragi ; translated by Peter Robinson and Fumiko
Horikawa、Skate Press、1992