庄内平野点描、そして。

jizo

mura

tabu

 それにしても。
 子供より、イイ年をした大人に命の大切さを説かなければならない昨今のようだ。……とはいえ、その死を「武士」の死と形容するアホが行政のトップにいるような日本では、それも難しかろう。
 少し前までなら不埒な言動はとりあえず裁かれたものだが、今の日本はなぁ。とにかく居直り、居座るものなぁ。宰相も、総裁も、党首も、首長も。悔しい。空しい。

オープンキャンパス

 昨日の日曜日は、高二の娘たちを連れて某大学のオープンキャンパスへ。市内を見下ろす小高い丘にあるキャンパスは広大で、環境も設備も申し分ありません。
 ぼくは終わりの時間まで娘たちと別れ、構内の緒展示を先生や学生たちの解説を聞きながら見たり、学食の一画に陣取って本を読んだり、持参したパソコンで自分の仕事をしたり。受付でランチ・チケットまでいただいたので、無駄な出費もなしです。スタッフの対応も親切そのもの。今はどの大学も皆こんな感じなんでしょうか?
 オープンキャンパスの一日は、親にとっても贅沢な一日でした。学びの雰囲気って良いなぁ。

ある女優からの手紙

 新聞の値打ちは特集でありコラムだ、とあらためて実感する記事が、朝日新聞5月20日付紙面に。シリーズ「家族」──ある女優からの手紙。投稿だったようです。
 その女優とは、江角マキコさん。高一の時に父を亡くし、そして去年、支え合って生きてきた弟を癌で失ったといいます。まだ36歳。妻子を残して。
 大切な弟を見取った江角さんの悲しみを絞るような手紙が心をうち、離れません。「父が、弟が、心の中にいます。残された弟の家族は、私の、私たちの大切な家族です」。

孟宗汁

moso

 海坂の地・庄内は今孟宗汁の季節です。地物も出回り、連日孟宗三昧。昨日はあろうことか「素」孟宗汁でしたが、今宵は油揚(=厚揚げ)とシイタケ入りの正調(?)孟宗汁が食膳に並びました。酒粕仕立ての孟宗汁。おいしいですよ。

『倚りかからず』ちくま文庫版

 『倚りかからず』(ちくま文庫)を購入しました。この詩集の初版二刷はすでに持っているし、何度も読んでいるけれども、山根基世さんの解説に惹かれて。山根さんは桜井洋子さんと並んでぼくの好きなNHKアナウンサーですが、少女時代から茨木さんを敬愛してきたとおっしゃいます。
 「誇るのではなく、羞じる人」。このタイトルを見ただけで、山根さんがいかに深く茨木さんを理解しているかが知れます。誰もが茨木さんの詩の特徴と理解する「まっすぐな物言い」「強い言葉」。

 だが一方で、そんな正論を語らずにいられない自分をもてあまし、羞じる気持ちもある。だから韜晦する。……信念を持つ自分を誇るのではなく、羞じるところが茨木さんらしい。


 ユーモア・茶化しもまた彼女の詩を特徴づけるものだが、それはこの韜晦から来るのであるとは、山根さんの鋭い分析。深い省察。そうかぁ。ぼくも茨木さんの詩の持つユーモアの要素については何度か触れたことがあったけれど、その寄って来るところに思いが及んだことはなかった。参りました。
 山根さんの簡にして要を得た解説を読むと、ぼくなどが駄文を草することが無益で恥ずかしいことのように思えてきます。しかし一方、

 山本(安英──引用者注)さんだけでなく大勢の先輩たちから受け取った美しいものを、茨木さんはその詩に託して、後に続く私たちに手渡そうとなさったのだ。


 その志は間違いなく山根さんの世代に引き継がれています。そしてまたぼくが詩人・茨木のり子について語ろうとするのも、理解の深浅・表現の巧拙はともかくとして、その「志」を受けとめ次の世代に手渡そうとする、ささやかな決意に他ならないのです。

なかなか美味

 ぼくにとっては3連休の2日目。遠出をしようかという話もあったが、その体力無しカネ無し時間無し。目と頭が痛いこともあってなるべく体を休める一日。
 といって何もしないわけにも(父として夫として)いかないので、お昼はレストランでとることにする。前から気になっていた西洋料理「しもん」に入ると、なかなか雰囲気も良く、料理も美味。野菜たっぷりで和風に近い味付けが50男にはうれしく、客層もまた良しと見ました。懐具合が許せば、今度はディナーをいただきたいものですね。ボトルワイン半額券も手にしたことだし。

「茨木のり子追悼公演」鶴岡実行委員会

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