三冊も

 市立図書館にリクエストを出していた本が三冊も同時に入ってしまい、ちょっと困った。三冊も借りて、返却日は一緒ですからね。
 一冊目は池澤夏樹さんの『星に降る雪/修道院』(角川書店)。彼の新作は見逃せません。他に、米沢市立図書館の蔵書をお借りした『岡本忠成作品集』(角川書店)と、天童市立図書館からお借りした『詩画集/汲む』(北泉社)。岡本さんのものは、本当はビデオになったアニメ作品集を見たかったのですが、なかなか見つからないのです。とりあえず本をお借りして、短編アニメ「12月のうた」の雰囲気を探ることにしました。
 暑かった今日、午前中は『赤毛のアン』についての文章を書き、お昼は会社に行って少し仕事。それから松山にある和光園(知的障害者更生施設)の夏祭りに参加しました。いつもの様に地域の人たちも大勢集まった爽やかな集まり。フラダンスサークルの優雅な舞いにすこぶる感心。

サザエさんの東京物語

 市立図書館にリクエストしていた『サザエさんの東京物語』(長谷川洋子)が入ったとのメールがあり、昨日閉館間際に駆け込んで借りてきました。ぼくのあとに18人もの予約が入っているのだとか。〈なるべく早めにお返し下さい〉。ハイハイわかっています。読み終えましたよ、二晩で。ぼくとしては珍しく早い。
 読後感は複雑です。何しろ著者の洋子さんは、ゴッドマザーと超個性的な二人の姉に組みしかれ(?)、長谷川家の框の中で長く暮らしてこられた方。葛藤もあって当然。『サザエさんうちあけ話』とエピソードの多くは重なりながらもその印象はかなり異なります。それはそれとして……。
 終章の「国税局」はどうなんでしょうね。下世話な週刊誌に書かれるならともかく、当事者から遺産相続にまつわる話を聞かされるのはあまり気持ちのいいものではありませんね。町子さんの死に関しても〈洋子には絶対、知らせてはならない〉というまり子姉の厳命があり、第三者から密かに伝えられたという記述がありました。こうなると確執話になってしまいます。
 長谷川家の真実を末娘の視点から覗くには興味深い本だけれど、しかしそれなら『サザエさんの東京物語』という書名はふさわしくないでしょう。長谷川洋子さんの自叙伝とも言うべき本です。

待ってました!

 井上陽水さんの「少年時代」がようやくiTSに登場。待ってました! とばかりに即刻ダウンロード。
 それから、ガンが転移したと伝えられ、病状が案じられる忌野清志郎さん。試聴の上で「Jump」をダウンロードしましたが、この曲もアツイです。童謡・唱歌、叙情歌が好きなぼくだけど、なぜか忌野清志郎やブルーハーツなんかも好きなんだなぁ。
 今月は他に小室等さんの「雨が空から降れば」などもダウンロードしていますが、彼のファーストアルバムの登場を心から願っています。茨木のり子さんの詩に曲をつけた「12月のうた」が収められているので。

お盆

 今日、鶴岡ではお盆。なぜか新暦なんですね。わが家でも午前、供花を持って、お寺さんへ。梅雨のさなかですが今日はお天気もよく、お参りをする人も例年より多いように見受けられます。まあ、日曜日ですし。
 午後は短い昼寝のあとで犬の散歩。裏山を一周です。なんだか久しぶりの城趾散策で、いつの間にか公園内に立派なログハウス風のトイレができているのを見つけてびっくりしました。良いことだ。ついてなかったのは、最初家を出る時は山にのぼるつもりがなかったこともあって足下が下駄で、下るときに妙な力が加わってしまったものか下駄の鼻緒が外れてしまったこと。ちょっとの距離だったけど、靴下で道路を歩くはめになりました。参ったなぁ……。

 参ったと言えば、ついに
iPhone発売ですか。通信費に今の倍額を支払うのはムリ、これがぼくの現実ですね。物事には、とりわけ現実生活には、優先順位ってものがあります。

岡本忠成の「12月のうた」

 アニメーション作家の岡本忠成(1932.1.11 - 1990.2.16)が気になってあれこれ検索しました。というのも、彼の作品に「12月のうた」があるからです。音楽は小室等さん。そう、小室さんのファーストアルバムに収録された「12月のうた」(詩・茨木のり子)。残念ながらぼくはまだこの曲を聴いたことがなく、もちろんアニメ作品「12月のうた」を見たこともありません。
 岡本忠成という名前は知らなかったのですが、「NHKみんなのうた」のバックに流れた「オナカの大きな王子さま」や「メトロポリタン・ミュージアム」の作者と聞けば、ああと思い出します。また、遺作となった「注文の多い料理店」は川本喜八郎さんが後を引き継いで完成されたそうで、川本さんはぼくも鑑賞する機会のあった「死者の書」の制作者です。
 岡本さんの作品集は過去にビデオ化されていますが、今となってはなかなか手に入りません。せめて音楽だけでもと思って小室さんのアルバムも探してみたけれど、こちらも入手困難(全集BOX版には入っているものの、高額でした)。iTSに登録される日を気長に待ちましょうか。
 しかしそれにしても、岡本忠成さんの「12月のうた」は気になります。あるレビューに「2分、あっという間に終わってしまいながらも、小室等御大の聞き入ってしまうフォークと、童話のような、描き絵がそのまま動き出してしまう可愛らしさに心奪われてしまう。どこか“みんなのうた”風。人間だけが、12月忙しくしている横を、動物はノンビリと過ごしている様子、確かにそういう点ではシニカルではあるんだけど、とってもチャーミングに描写」とあって、原作? にかなり忠実な作品と思われるからです。