「泣く」こと
2006/07/30 20:18 格納先: Personal
遊佐町吹浦の山荘では、母が大切にしていた額紫陽花が咲いています。
昨日のテレビ番組で、泣くことの効用が話題になっていました。ストレスを解消するのに良いというのです。確かに、泣くことはなによりの精神安定剤のようです。
数年前のことになりますが、ぼくも一時「鬱」と言われるような症状に陥り、薬を処方してもらったことがあります。幸い仕事を休むほどひどくはならず、2ヶ月ほどで心の健康を取り戻しました。そして、その、良くなるきっかけが、「泣く」ことであったのです。
その瞬間は突然やってきて、山道を独り車を走らせていた時、涙が次から次へと溢れ出てきたのです。運転なんかとても出来なくて、ぼくは道路の傍らに車を停め(交通量の少ない山中の一般道で良かった!)、声を上げて泣きました。泣くだけ泣いて、独りで泣くだけでは足りずに自宅に電話を掛けそこでも泣いて、裸の自分、情けない自分、弱い自分をさらけ出して、そしてその日以降ぼくは、信じられないくらい心が晴れやかになって、憂鬱な日々から復帰することが出来たのでした。
日々の生活では、なかなか弱みを人に見せることが出来なかったりしますよね。頑張らなきゃいけないことが、職場ではもちろん、家庭でも多かったりする。気づかないところで心は疲弊し、悲鳴を上げているのでしょう。時々は「泣く」ことで自分を解放してあげたいものですね。
最近のぼくですか? そう、母が亡くなって、葬儀の日はもちろんこみ上げてくるものを抑えることが出来なかったし、だけどやっぱり人前では泣ききれず(まだ強がってる)、でも何日か経って、深夜自宅でしっかりと泣かせてもらいました。おかげで、疲労は積もり積もっているけれども、心はなんとか元気です。
egword Universal
2006/07/29 12:40 格納先: Apple

木・金と新潟での仕事。海沿いを走れるのが嬉しい。あまりパットしない天気ではあったものの、その分夏にしては人影も少なくて、まずまず快適なドライブ。
帰宅すると、予約していたワープロソフトegword Universalが届いていました。
ぼくは印刷を目的としない文書を書く時はエディタ(CotEditorとかJedit Xとか)を使うし、おもに仕事で案内状やパンフレットを作る時はレイアウトに強いワープロソフトであるPagesを使うので、新しいワープロが特に必要だったわけではないんですけど。Wordも持ってますしね。
普段使いのソフトが決まっていて特に不自由も感じていないのに、それでも新しいワープロ、エディタの話題を聞くとつい試してみたくなるのは、やはりぼくにとって、文章を書くということが特別なこと、大切なことだからに違いないと思っています。機能だけでなくすべての面で、雰囲気とかフィーリングとかちょっとしたところまで自分にフィットしたものであってほしい。
さて、今度のバージョンは機能的にはやや絞り込まれた印象。それでもさすがは老舗純国産ワープロ。Pagesよりは普通の日本語ワープロ的な側面をたくさん持っていて、動作も軽快そうなので、ぼくの場合だと厚めのマニュアル作りに使えるかな。
亡霊塔
2006/07/16 17:47 格納先: Personal
じつはわが家の近くにもヘンなものがあって、歩いて5〜6分、「下池」脇の農道からちょっと外れた畑の中に「亡霊塔」が立っているんです。写真がそれですが、年代は不明ながら手前に立てかけてある石碑はちょっと古そうですね。持ち上げて裏を覗き見る勇気は、無し。
噂によるとこれはかつて当地を治めた武藤家の滅亡に関わるもののようで、ウチの妻なども「夜になると鎧をまとった武者が歩く」なんて話を聞き知っておりました。
さて、見事にもてあそばれた(ライバルからもご主人様からも)「安保理、対北朝鮮決議」もさることながら、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ侵攻、対レバノン攻撃は酷い。無人の海にむけてミサイルを発射したわけじゃない。他国の領土、他国の施設・人家を直接爆撃しているわけだから。人がたくさん死んでいる。
アメリカは国連安全保障理事会のイスラエル非難決議に拒否権を行使ですって!? 正義も道義もあるものか。ようするに力関係、利害関係なんだ。どっちもどっちと静観することは、強者に味方してると同じことなんだけど。
今朝はまた目を覆うようなニュースも報じられていて、「障害者男性独りの死」「脱水症状でも水道停止/生活保護申請断られ」ですと。また先日のテレビでは、ある一人暮らしのおばあさんが、年金を減らされ100円の魚の切り身を何回かに分けて食べる生活で、〈国に捨てられた気がする〉と語っていました。国民を守れない国が国民に国を愛することを強要する、現代日本です。
米原流「幸せになる方法」
2006/07/12 19:47 格納先: Personal

蒸し暑くて敵いませんね。2日ほど新潟にいましたが。
さて、鞄に米原万里さんの『魔女の一ダース』を忍ばせ、折りに触れ頁を繰ってみる。と、これはなかなか刺激的な読物で、じつに勉強になります。
穏やかなところでは「幸せになる方法」(137頁)。彼女によると、「上昇志向の強い人間は、なかなか幸せになりにくい」。例示された10年以上前のアンケートの結果では、世界6カ国(日本、アメリカ、韓国、フランス、エジプト、ソ連)の子供の意識調査で、日本の子供がずば抜けて不幸福感が強く、自分に不満だったというのです。
「幸せとは、自分を見つめる、もう一人の自分が、自分に満足である時に感じるこころの状態」。社会が規定するひとつの基準、ひとつの物差しに自分を四六時中照らし合わせていて、それで幸福感に浸っていられる子供の数なんて少ないはずです。優等生にしても、いつ脱落するかわからないというプレッシャーをひしひしと感じているのでしょう。
とうに指摘されていることですが、最近の子供をめぐる問題・事件の主役になるのは、いわゆる落ちこぼれなどではなくむしろ「良い子」や「出来る子」であったり、せいぜいが「目立たない子」であったりすることが多いようです。それだけ問題は根深いということでしょうか。
おっと。肝心かなめ、米原さんオススメの「幸せになる方法」ですが、「努力次第で改善が見込める分野にはどんどん理想パターン(比較対照する物差し──引用者注)を取り入れ、容貌とか年齢とか努力の余地のない分野にはゆめゆめ理想パターンなど描かないこと」だとか。頑張るところは頑張る。あきらめるところはあきらめる。ってことでしょうか?
ところで上の写真は、酒田市の新田目(あらため)城趾前にある時計……なんだろ? 「台」ではないし、「カバー」というかなんというか。とにかく、目についたので。
樽平酒造さんの屋根
2006/07/03 06:48 格納先: Personal

置賜を走っていると、茅葺き屋根のお宅がけっこう目に付きます。
で、写真は川西町にある樽平酒造さんの母屋。社屋全体が茅葺き、というわけではもちろんなく、一部に残されているんですね。通るたびに気になっていて、先日思い切って車を停め、煙出し? の部分をクリップしました。
ぼくはこういう、生活を感じ取れる細部が好きです。映画「たそがれ清兵衛」でも冒頭、こんな感じの煙出しから一筋の煙が立ち上るシーンがあって、清兵衛さん一家とその時代を、身近に感じさせてくれましたよね。