寅さんの特番
2005/07/31 07:32
昨夜リリーさんと泣きました。BSでの寅さんシリーズの連続放映を前に特集番組が組まれていて、3時間半ですか? ぼくも珍しくじっくりとテレビを見させてもらいましたが、良い番組になっていましたね。
寅さんのいない夏、寅さんのいない正月を何年も経てしみじみ思うことは、日本にはもう、寅さんの居場所が無くなってしまったのではないかということです。ひとりの役者の死、ひとつのシリーズ映画の終焉以上に、日本は変わってしまったのだという感慨に打たれます。
寅さんのアリア。監督は映画の文法からいえば邪道だといいますが、昨日のあの有名な、大舞台で歌うリリーの姿を描写する寅さんのアリアに、ゲストで登場したリリーこと浅丘ルリ子さんと共に涙した人は多かったはずです。寅さんと、彼を囲む人々の優しさが溢れていましたね。あんな家族の空間、心のつながりを、今のぼくたちはどこに見いだし、求めたら良いのか。
それからなおいっそう寂しいことに、倍賞さんの話にもありましたが、実際に亡くなられた俳優さんたちがとても多いのです。寅さんのほかに、おいちゃんは三人とも亡くなったし、午前様も隣のタコ社長も亡くなりました。今はわずかに、少しお痩せになったように見えるおばちゃんと、諏訪家の三人が寅さんの世界の記憶を支えるのみです。
言い過ぎ、強調しすぎと思うくらい「日本人」という言葉が聞かれた昨日の特番。けれども確かに、ぼくたちのアイデンティティのよりどころとして、寅さんの27年はあったのかもしれません。
寅さんのいない夏、寅さんのいない正月を何年も経てしみじみ思うことは、日本にはもう、寅さんの居場所が無くなってしまったのではないかということです。ひとりの役者の死、ひとつのシリーズ映画の終焉以上に、日本は変わってしまったのだという感慨に打たれます。
寅さんのアリア。監督は映画の文法からいえば邪道だといいますが、昨日のあの有名な、大舞台で歌うリリーの姿を描写する寅さんのアリアに、ゲストで登場したリリーこと浅丘ルリ子さんと共に涙した人は多かったはずです。寅さんと、彼を囲む人々の優しさが溢れていましたね。あんな家族の空間、心のつながりを、今のぼくたちはどこに見いだし、求めたら良いのか。
それからなおいっそう寂しいことに、倍賞さんの話にもありましたが、実際に亡くなられた俳優さんたちがとても多いのです。寅さんのほかに、おいちゃんは三人とも亡くなったし、午前様も隣のタコ社長も亡くなりました。今はわずかに、少しお痩せになったように見えるおばちゃんと、諏訪家の三人が寅さんの世界の記憶を支えるのみです。
言い過ぎ、強調しすぎと思うくらい「日本人」という言葉が聞かれた昨日の特番。けれども確かに、ぼくたちのアイデンティティのよりどころとして、寅さんの27年はあったのかもしれません。
「下りる」こと
2005/07/29 07:41
自宅においてあった「婦人公論」(8/7)を何気なく読んでみると、これが結構面白いんです。特集は「自分を愛して生きていますか」。
インタビュー構成で唯川恵さん、薮本雅子さんなどが登場します。共に精神科医である香山リカさん、斎藤環さんの対談は特に読みごたえ十分。クリニックの患者で最近多いのは「自己不全感」の訴えなんだそうですが、
香山さんご自身は、40歳になったとき、「こうありたい」と思っていた自分とは全然違う「ありのままの自分」を認めることで解放されたといいます。斉藤さんも、〈「無理感」「あきらめ」を持つのは成熟の一つのステップ〉と指摘されています。
ずっと現役と煽られ、追い立てられる現代社会。しかし「一度きりの人生なんですから、自分に折り合いをつけられるなら、つけたいもの」ですね。
ぼくたちにはそんな無理をしている時間はない、好きなことをやらなくっちゃ。「下りる」ことも必要だ。
インタビュー構成で唯川恵さん、薮本雅子さんなどが登場します。共に精神科医である香山リカさん、斎藤環さんの対談は特に読みごたえ十分。クリニックの患者で最近多いのは「自己不全感」の訴えなんだそうですが、
でも、それは自己愛の裏返しなんですよ。内実は「特別であるはずの私なのに、現実はそうなっていない。不本意だ」とイライラしている……
香山さんご自身は、40歳になったとき、「こうありたい」と思っていた自分とは全然違う「ありのままの自分」を認めることで解放されたといいます。斉藤さんも、〈「無理感」「あきらめ」を持つのは成熟の一つのステップ〉と指摘されています。
ずっと現役と煽られ、追い立てられる現代社会。しかし「一度きりの人生なんですから、自分に折り合いをつけられるなら、つけたいもの」ですね。
ぼくたちにはそんな無理をしている時間はない、好きなことをやらなくっちゃ。「下りる」ことも必要だ。
「空よ」ふたたび
2005/07/27 21:40
楽しみにしていました。「日本のうた
こころの歌」第41集。大好きな「空よ」が収録されているからです。
もちろん、「空よ」のCD・レコードはすでに何枚も持っていますよ。何たってトワ・エ・モアが大好きだったから。コロムビア音源の「日本のうた こころの歌」に彼らの録音が登場するはずのないことは分かっていたけれど、好きな曲があらためて機会を与えられて、みんなの前に再登場するということに、ぼくは興奮していたんですね。NHKテレビ「あなたのメロディー」で歌われたときから応援していた曲なんだもの。
「青い地球は誰のもの」も懐かしかったな。収録されていたのがオトナの歌声だったのは残念だったけど。この曲は子供に限りますって。世間ズレした大人が歌っても、たったワンフレーズのこの曲のもつ深さ、拡がり、そして遠さは表現できませんって。
意外な名曲が「忘れていたよ」でしょうか。
忘れていたよ 長いこと
しみじみ空を 見ることを
空の青さを 見ていれば
苦しみも 悲しみも
消えて 静かに 雲がゆく
大人のための曲でしたね。
もちろん、「空よ」のCD・レコードはすでに何枚も持っていますよ。何たってトワ・エ・モアが大好きだったから。コロムビア音源の「日本のうた こころの歌」に彼らの録音が登場するはずのないことは分かっていたけれど、好きな曲があらためて機会を与えられて、みんなの前に再登場するということに、ぼくは興奮していたんですね。NHKテレビ「あなたのメロディー」で歌われたときから応援していた曲なんだもの。
「青い地球は誰のもの」も懐かしかったな。収録されていたのがオトナの歌声だったのは残念だったけど。この曲は子供に限りますって。世間ズレした大人が歌っても、たったワンフレーズのこの曲のもつ深さ、拡がり、そして遠さは表現できませんって。
意外な名曲が「忘れていたよ」でしょうか。
忘れていたよ 長いこと
しみじみ空を 見ることを
空の青さを 見ていれば
苦しみも 悲しみも
消えて 静かに 雲がゆく
大人のための曲でしたね。
踊るサザエさん
2005/07/26 21:32
iPodのCMにサザエさんが? どうやら非公式バージョンらしいけど、これがまた傑作! 初めて見て笑っちゃいました。みんなノリノリなんだもの。な、波平まで──。
けっこう前の作品のようだし、Blogで盛り上がっていたのも5月頃のよう。今更なんだけど、未見の方はぜひご覧ください(http://tiftykk.blogzine.jp/big_kahuna_burger/files/iPod_sazae.mov)。
けっこう前の作品のようだし、Blogで盛り上がっていたのも5月頃のよう。今更なんだけど、未見の方はぜひご覧ください(http://tiftykk.blogzine.jp/big_kahuna_burger/files/iPod_sazae.mov)。
ただの散歩
2005/07/25 21:52
ジョギングでもなければウォーキングというほどでもない、ただの散歩ですが……。
雨の降らない日は毎朝7時頃、愛犬の「はな」(シーズー)と近くの道を歩きます。
昨日は日曜だったので、朝に加えてお昼過ぎに2回目のお散歩。もちろん「はな」を連れて。
歩いたのは、大山・下池辺りで整備が進んでいる湿地帯です。さほど広いスペースではないものの、多くの生物が棲み、植物が繁茂しています。水遊びをしている子供たちもいましたよ。
ついでに遠回りして裏山経由で自宅に向かったので、「はな」は終いには道ばたにへたり込み、舌を出してハーハー言ってましたね。情けないヤツです。足が短いから運動量は多いのかも知らないけど。
雨の降らない日は毎朝7時頃、愛犬の「はな」(シーズー)と近くの道を歩きます。
昨日は日曜だったので、朝に加えてお昼過ぎに2回目のお散歩。もちろん「はな」を連れて。
歩いたのは、大山・下池辺りで整備が進んでいる湿地帯です。さほど広いスペースではないものの、多くの生物が棲み、植物が繁茂しています。水遊びをしている子供たちもいましたよ。
ついでに遠回りして裏山経由で自宅に向かったので、「はな」は終いには道ばたにへたり込み、舌を出してハーハー言ってましたね。情けないヤツです。足が短いから運動量は多いのかも知らないけど。
まじッスカ
2005/07/24 15:16
まじッスカ スカがついてて ていねい語(第15回サラリーマン川柳第9位入選作)
笑っちゃうけど、確かに森真一さんの観察の通り、当節の若者は目上の人には「まじッスカ」、それ以外の人には「まじ」と使い分けているようです。すると、「まじッスカ」も立派な敬語であって、礼儀知らず・マナー違反とはいえない?
立派かどうかは別にして、世代間でマナーイメージにズレが生じてしまっているのは確かで、そこからマナーに関わる諍いが生じているのですね。冷静にみれば現代はマナーが衰退したのではなく、むしろマナーへの関心が高い時代、「マナー神経症」の時代だと、森さんは仰有います。面白い。
新聞の読書面で取り上げられていたのでさっそく手に取ってみた森真一さんの『日本はなぜ諍いの多い国になったか』(中公新書ラクレ)。頷きながらページを繰っていたのですが、まとまりはイマイチのように思え、50ページほどで退屈になってしまいました。繰り返しや引用・挿入も多くてうるさい感じ。
ということで最後の章に飛ぶと、案の定各章のまとめ、レジュメになっています。これを読めば十分だったりして。着眼点はいいのだけれど、学生のレポートを読むような印象でしたね。
笑っちゃうけど、確かに森真一さんの観察の通り、当節の若者は目上の人には「まじッスカ」、それ以外の人には「まじ」と使い分けているようです。すると、「まじッスカ」も立派な敬語であって、礼儀知らず・マナー違反とはいえない?
立派かどうかは別にして、世代間でマナーイメージにズレが生じてしまっているのは確かで、そこからマナーに関わる諍いが生じているのですね。冷静にみれば現代はマナーが衰退したのではなく、むしろマナーへの関心が高い時代、「マナー神経症」の時代だと、森さんは仰有います。面白い。
新聞の読書面で取り上げられていたのでさっそく手に取ってみた森真一さんの『日本はなぜ諍いの多い国になったか』(中公新書ラクレ)。頷きながらページを繰っていたのですが、まとまりはイマイチのように思え、50ページほどで退屈になってしまいました。繰り返しや引用・挿入も多くてうるさい感じ。
ということで最後の章に飛ぶと、案の定各章のまとめ、レジュメになっています。これを読めば十分だったりして。着眼点はいいのだけれど、学生のレポートを読むような印象でしたね。
『生きて死ぬ智慧』
2005/07/23 06:04
歳とともに? 古典をじっくり読みたいという心境になってきました。芥川賞や直木賞で騒がれても付き合う気はしません。本当に良いものならそのうちイヤでも出会うに決まっているので、とりあえずはパス。雑踏に出るのではなく、心の休まるお気に入りの場所(本)で時間を過ごしたいものです。
とはいえ、今さら(今はまだ)「春は、あけぼの」でもあるまい。もちっとカッチリしたものに触れたくて、たまに本屋さんに行くと『正法眼蔵随聞記』などを手に取ってみるのですが、長いし、難しいですよね。ふぅ〜。
と、そんなところに、柳澤桂子さんが「心訳」された「般若心経」、『生きて死ぬ智慧』(小学館)が。これなら短いし、何といっても敬愛する柳澤さんの「心訳」です。繰り返し読むほどに、心は澄明になる。そしてその世界はとても広く、大きいのです。
お聞きなさい/あなたも 宇宙のなかで/粒子でできています/宇宙のなかの/ほかの粒子と一つづきです/ですから宇宙も「空」です/あなたという実体はないのです/あなたと宇宙は一つです
科学者ならではの、柳澤さんならではの『般若心経』ですね。
とはいえ、今さら(今はまだ)「春は、あけぼの」でもあるまい。もちっとカッチリしたものに触れたくて、たまに本屋さんに行くと『正法眼蔵随聞記』などを手に取ってみるのですが、長いし、難しいですよね。ふぅ〜。
と、そんなところに、柳澤桂子さんが「心訳」された「般若心経」、『生きて死ぬ智慧』(小学館)が。これなら短いし、何といっても敬愛する柳澤さんの「心訳」です。繰り返し読むほどに、心は澄明になる。そしてその世界はとても広く、大きいのです。
お聞きなさい/あなたも 宇宙のなかで/粒子でできています/宇宙のなかの/ほかの粒子と一つづきです/ですから宇宙も「空」です/あなたという実体はないのです/あなたと宇宙は一つです
科学者ならではの、柳澤さんならではの『般若心経』ですね。
iTMSがいよいよ始まる?
2005/07/21 20:18
はじめに日経にニュースがでて、先日は朝日で報じられ、今度は時事通信ですか。いよいよ始まるようですね。iTMS(アイチューンズ・ミュージックストア)。
このサービスがうれしいのは、ぼくの場合なら1曲から購入できるという点。ぼくって結構、沢田研二や松田聖子の曲が好きだったりする。でもアルバムまでは必要ないからね。あくまでも好きな曲だけがほしい。
すぐに買えてすぐに聞けるのも良いですね。CDショップで探すのは面倒だし、取り寄せなんて言われたら気が遠くなるもの。
ぼくはまだiPodは持っていないので、今はまだ、ネットで購入したCDをiTunesに読み込んで、以後はiBookのプアなスピーカーで聴くというレベルです。だけど、iTMSがオープンしたら変わるでしょうねぇ。やっぱりiPodがほしくなるに違いないし、コレクション(欲望)もどんどん膨らんで、ハードディスク(お財布)が圧迫されそうです。怖いような。楽しみなような。
このサービスがうれしいのは、ぼくの場合なら1曲から購入できるという点。ぼくって結構、沢田研二や松田聖子の曲が好きだったりする。でもアルバムまでは必要ないからね。あくまでも好きな曲だけがほしい。
すぐに買えてすぐに聞けるのも良いですね。CDショップで探すのは面倒だし、取り寄せなんて言われたら気が遠くなるもの。
ぼくはまだiPodは持っていないので、今はまだ、ネットで購入したCDをiTunesに読み込んで、以後はiBookのプアなスピーカーで聴くというレベルです。だけど、iTMSがオープンしたら変わるでしょうねぇ。やっぱりiPodがほしくなるに違いないし、コレクション(欲望)もどんどん膨らんで、ハードディスク(お財布)が圧迫されそうです。怖いような。楽しみなような。
MSF
2005/07/21 07:01
ユニセフとMSF(国境なき医師団)から相次いでレポートが届きました。相変わらず世界は苦しみと悲しみに溢れているし、一番の犠牲者が子供たちであり、女性たちです。
スーダン・ダルフール地方の惨状についてはかなり知られるようになってきました。しかしニジェールでは昨年干ばつとバッタの被害で農作物がほとんど収穫できず、多くの子供たちが栄養失調に陥っているといいます。紙面では治療を受ける小さな子供たちの写真やMSFスタッフの奮闘ぶりが伝えられていて、豊かな国でノホホン? と不自由なく暮らすぼくの心に痛い。
汗を流すこともせずわずかばかりの寄付だけだなんて偽善に近いかもしれないし、自己満足に過ぎないかもしれないけれど、それでも、何もせず何も知らないよりは良いに決まっています。情報社会とはいいながら、ぼんやりと暮らしていては先進国がらみのテロとその犠牲者のことしか耳に入ってきませんからね。巨大メディアは先進国のものだ。
国境なき医師団のニュースレターは無料講読できます。サイトだけでもぜひ一度訪れてみてください。
スーダン・ダルフール地方の惨状についてはかなり知られるようになってきました。しかしニジェールでは昨年干ばつとバッタの被害で農作物がほとんど収穫できず、多くの子供たちが栄養失調に陥っているといいます。紙面では治療を受ける小さな子供たちの写真やMSFスタッフの奮闘ぶりが伝えられていて、豊かな国でノホホン? と不自由なく暮らすぼくの心に痛い。
汗を流すこともせずわずかばかりの寄付だけだなんて偽善に近いかもしれないし、自己満足に過ぎないかもしれないけれど、それでも、何もせず何も知らないよりは良いに決まっています。情報社会とはいいながら、ぼんやりと暮らしていては先進国がらみのテロとその犠牲者のことしか耳に入ってきませんからね。巨大メディアは先進国のものだ。
国境なき医師団のニュースレターは無料講読できます。サイトだけでもぜひ一度訪れてみてください。
志賀さんのインタビュー
2005/07/20 05:46
インドネシア語を「今も周りに聞かれたくないことを妻と話すときに使ってます」だなんて、彼の地の人じゃなくてもうれしくなるようなことを言ってくれますね。彼の、現地社会に溶け込んだ5年半の駐在生活が窺えるような。
先日(7月19日)の朝日新聞朝刊「週刊アジア」面に掲載された、現日産自動車COO・志賀俊之さんへのインタビュー。ぼくは、新聞の価値ってこういうところにあると思ってるんですよ。コラム、集中連載、インタビュー、特集、検証など、じっくりたっぷり、深くそして幅広く読ませ考えさせる記事に溢れているのが新聞の良さです。
とかく速報性にのみ偏りがちなネット配信のニュースや、同じく速報性に優れながらも、活字でろ過するという過程を経ないせいか感情的に視聴者を煽る方向に走りがちなテレビとは一線を画している。
最近、新聞を購読しない家庭が増えているとも聞くけれど、これって危険。人間が痩せてしまうよ。わが家で講読する朝日で言えば、たとえ生活欄の「ひととき」だけでも、テレビの30分番組以上の学びと浄化があるのだから、ゼニカネの問題ではないと思うよ。
先日(7月19日)の朝日新聞朝刊「週刊アジア」面に掲載された、現日産自動車COO・志賀俊之さんへのインタビュー。ぼくは、新聞の価値ってこういうところにあると思ってるんですよ。コラム、集中連載、インタビュー、特集、検証など、じっくりたっぷり、深くそして幅広く読ませ考えさせる記事に溢れているのが新聞の良さです。
とかく速報性にのみ偏りがちなネット配信のニュースや、同じく速報性に優れながらも、活字でろ過するという過程を経ないせいか感情的に視聴者を煽る方向に走りがちなテレビとは一線を画している。
最近、新聞を購読しない家庭が増えているとも聞くけれど、これって危険。人間が痩せてしまうよ。わが家で講読する朝日で言えば、たとえ生活欄の「ひととき」だけでも、テレビの30分番組以上の学びと浄化があるのだから、ゼニカネの問題ではないと思うよ。
リニューアル
2005/07/19 05:34
とりあえずトップページだけ変えてみました。念願のリニューアル。ブルーが強すぎる? ……好きな色なので。
はやりのBlogにしたのは、更新が実際の作業としても心理的にも簡単そうだから。これで、月3〜4回がせいぜいだった更新がマメになればしめたものです。
ひさしぶりの2連休で出来たことといえば、この更新と『寅さんと日本人』を読んだことくらいでしょうか。湯田川温泉に遊んだ両親を迎えに行った帰りにちょっと足を伸ばして山里の食事処に入り、そこで食べた栃餅もおいしかったけどね。
開け放った窓から入る柔らかな風が何とも言えず気持ち良く、おすすめのスポットかもしれません。
はやりのBlogにしたのは、更新が実際の作業としても心理的にも簡単そうだから。これで、月3〜4回がせいぜいだった更新がマメになればしめたものです。
ひさしぶりの2連休で出来たことといえば、この更新と『寅さんと日本人』を読んだことくらいでしょうか。湯田川温泉に遊んだ両親を迎えに行った帰りにちょっと足を伸ばして山里の食事処に入り、そこで食べた栃餅もおいしかったけどね。
開け放った窓から入る柔らかな風が何とも言えず気持ち良く、おすすめのスポットかもしれません。
意外なところで
2005/07/18 17:00
意外なところで森有正を発見。濱口惠俊、金児曉嗣編著『寅さんと日本人』(知泉書館)。
「『間柄』を求める寅次郎」の項で、タコ社長や源公には偉そうにしながらも午前様には頭が上がらない寅さんを取り上げて、
これがごく普通の振る舞い方なのだ。要するに日本人では、自己の行動の主体性は、関係、もしくは関係の入り組んだネットワーク(人脈)に基礎づけられている。関係的な状況を抜きにして自己を設定することは不可能である。(185頁)
とくれば、ハ、ハァ〜ンでしょう。案の定、次の頁では「すでに森有正は、『我と汝』との関係において、我を、汝の立場から捉えた「汝の汝」に置き換え、相対化して捉えることを提起している」と。「提起」?
ま、それはともかく、濱口惠俊さんは日本人のように、〈関係の有り様に合わせて自分の行動の仕方を変えていく関係集約的な〉人間を「間人」と呼んで、自立性の高い「個人」とは区別しようとしているようです。
区別はよしとして、しかしあえて造語する必要はないような気はしますね。新発見の切り口というわけでもないのですから。
「『間柄』を求める寅次郎」の項で、タコ社長や源公には偉そうにしながらも午前様には頭が上がらない寅さんを取り上げて、
これがごく普通の振る舞い方なのだ。要するに日本人では、自己の行動の主体性は、関係、もしくは関係の入り組んだネットワーク(人脈)に基礎づけられている。関係的な状況を抜きにして自己を設定することは不可能である。(185頁)
とくれば、ハ、ハァ〜ンでしょう。案の定、次の頁では「すでに森有正は、『我と汝』との関係において、我を、汝の立場から捉えた「汝の汝」に置き換え、相対化して捉えることを提起している」と。「提起」?
ま、それはともかく、濱口惠俊さんは日本人のように、〈関係の有り様に合わせて自分の行動の仕方を変えていく関係集約的な〉人間を「間人」と呼んで、自立性の高い「個人」とは区別しようとしているようです。
区別はよしとして、しかしあえて造語する必要はないような気はしますね。新発見の切り口というわけでもないのですから。