どうかしてます

 日比野克彦さんだったかなぁNHKのとある番組で、ネットトレーディングにハマってる青年に人生の目標を問い、ぼくたちは自分の目標を一生懸命に追い求めている、成功はその先にしかないよ、と熱く諭したのは。まさしく正論。よくぞ言いにけり。
 しかしくだんの青年は、わかっているのかいないのか終始爽やかな微笑みで、軽やかに画面から姿を消したのでありました。うーん、コミュニケーション不全。
 堀江某の「お金がすべて」発言は非難にさらされることが多いけれど、それにしては最近、あちらこちらで株の話が聞かれます。煽るのが得意なテレビはもちろん新聞にまでそのテの記事が登場して、まともな評論家・専門家と思っていた人たちが自己防衛の勧めかなんか知らんけど、トレーディングを勧めてくる。またそんなのを見聞きしてるから会社では、生活費にキュウキュウするレベルの人間までもが株の話で盛り上がっている。どうかしてます。この社会。
 お金はやっぱり額に汗して稼ぐもの。時間と日数をかけて稼ぐものではありませんか? そんなふうにして社会に働きかけて、還元されてくるものではありませんか? 自宅のパソコンだけを相手に数分・数秒のタイミングで大金を得たり吐き出したりするなんて、どう考えてもまともじゃないなぁ。またそんなふうにして稼いだお金が、日本国内や世界の中で、生きた使われ方をすることなんてあり得ないような気がする。

ぽっどきゃすてぃんぐ落語

 「ぽっどきゃすてぃんぐ落語」はバカにできない面白さですよ。1月5日の三遊亭遊馬「井戸の茶碗」なんて、ホントに見事。古典落語の醍醐味を堪能しました。テレビの落語よりずっと聞き応えがあります。人気があるのも頷けますね。
 昨日の朝日新聞には「iPod予想外の活躍」という記事があって、iPodが落語や美術鑑賞、英語聞き取りに使われているという内容でした。東京都現代美術館では展覧会情報の番組配信をはじめたのだとか。画家本人が作品を紹介するプログラムも配信するというのですから、これは画期的。iPodが美術鑑賞のガイド役になるわけですね。おもしろい。

伝統は未来である

 西江雅之先生のご著書は、専門書を除けばかなり読んでいます。本よりもお話の方が断然面白いんですけどね。
 最近読んだのが『「食」の課外授業』(平凡社新書)。学生時代に散々、先生の冒険譚は伺ってきました。もちろんいろんなものを食べた話も。記憶では、先生は原形をとどめたものなら何でも(ネズミでもゴキブリでも)食せるそうで、逆に味噌汁のようなグチャグチャしたのは苦手なんだとか。
 ところで、ぼくが特に興味と共感を抱いたのは第七話の「『食べ物』の『伝統』を考える」でした。その要点は、

 1、「伝統」とは、基本的には「未来」である
 2、現代の「伝統」は、人々によって意図的に創られるものである
 3、「伝統」は、それを構成するいくつかの「要素の束」から出来ている
 
 「伝統」が意図的に創られる、というのは、「伝統」なるものの起源を辿れば誰にでも首肯できるものです。たとえばスコットランドのタータンチェックがケルト由来なんて眉唾だし(高橋哲夫『スコットランド 歴史を歩く』)、日本の神前結婚式だってキリスト教のそれに対抗すべくねつ造された「伝統」のようです。『「食」の課外授業』では江戸前寿司が例として上げられていましたが。
 このように「伝統」というものが、ある意図をもってでっち上げられるとすれば、それは当然未来を向いている。〈「今から」何かを行う、ということに関わることだから、「伝統」は「未来」〉なのです。
 ……というわけで、「伝統」にはくれぐれも注意しなければなりません。「伝統」を喧伝する人々の頭の中にある、「ある意図」に。(060115)

IntelMac

 Intelチップ搭載の「iMac」と「MacBook Pro」が出ましたねぇ〜。買えないけど。
 「iWork」と「iLife」もバージョンアップ。これはすぐに注文しました。激しく使ってますから。個人的には「iWork」に含まれるワープロ(レイアウト)ソフト「Pages」の機能がどのくらい向上しているかに注目。縦書きはまだできないようだから、「AppleWorks」や「Word」との併用はしばらく続きそうですが、操作性の向上や新しいテンプレートに期待したいですね。
 また、「iWork」を構成するソフト群に「iWeb」が加わりました。これも楽しみにしています。アプリケーションに関しては新しモン好きなんで、さっそく使ってみたい。確か、今日発送のはずなんだけどナ。

ピアノ発表会

 昨日は娘の通っているピアノ教室の発表会があり、市の中央公民館へ。送り迎えやら花束の調達やら、加えて実家の両親の誕生日会もあって、忙しい日曜日でした。連休で良かった。
 さてその発表会ですが、今年は例年に比べてミスタッチをする子が(我が子を含めて)多いような気がしました。練習不足といってしまえばそれで終わりですが、今の子供たちも忙しいですからね。
 プロのピアニストでもある先生の演奏はさすがなもので、同じピアノを弾いているはずなのに全然違う音に聴こえてきます。テクニックとかスコアの解釈とかいうこととは別に、演奏には何か秘密があるのでしょうか。
 記念にビデオ撮りを、と思って昨秋買ったばかりのビデオを持参したにも関わらず、撮影には失敗。なんのことはない、ぼくが操作方法をすっかり忘れていたのです。数カ月前に撮影したばかりなのに! ケータイの使い方がよく分からなかったり、AV機器の操作方法に悩んだりすると、自分でもオジサンだなぁと思いますよ。パソコンだけはまだ自信があるけれど。

初詣の真似事

 元旦は初詣の真似事。わずかに一人分踏みしめられた雪の中の道を辿って裏山に登り、田舎町にしては見事と一人感じ入っている彫り物のある神社に詣で(というか、通過して)、愛犬とともに新春の日差しを受け、怜悧な空気を胸いっぱいに吸い込む。いいなぁ、お正月は。三日間も休みだし……と、書いている今日は、はや3日。はかないお正月でしたね。

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さて、今年の目標は

 雪深いお正月になりました。昨年末は荒天も続いて、地吹雪の舞う、庄内らしいといえば庄内らしい冬になっています。元旦は青空が覗きましたが。
 さて、今年の目標。まずは去年やろうとしてできなかった、拙著『ひとりの夜の愉しみは』の改定ですね。T-Timeの新バージョンではレイアウトが乱れるようなので、早く手を入れなくては。
 それからマイ・ホームページのデザイン。Topページは変えてるけど、手付かずのページがたくさんあります。最近は「RapidWeaver」というアプリケーションでインスタントに作っているのですが、まだ使いこなせていないこともあって、ツギハギ状態です。何とかしたいものです(オリジナルデザインのページが無くなってしまうのは寂しいけど)。
 そして最後に。──たぶん無理だと思う。思うけど、一本くらいはまともな質量の文章を書きたい。きちんと調べて、悩んで、苦しんで、多少なりとも存在意義のあるモノを生み出しておきたい。安直な日記文だけではなくってね。

謹賀新年

eto2006


本年もよろしくお願い申し上げます。