レイ ハラカミ《レッド カーブ》


エレクトロニカって言われてもピンと来なかったワシですが、これなら美味しくいただけました。電子音による極上の京懐石?!(懐石なんて食べたことないけど)

いろいろな音楽大好きなおれですが、ヘビメタと並んで疎いのがテクノとかエレクトロニカとか言われてる、いわゆる電子系の音楽です。だってなんかつまんなそうなんだもん。でもこのアルバムは良かった!教えてくれたくるり のみなさま(「ばらの花」のリミックスや「百鬼夜行2002」)、そして矢野顕子 さん(「さとがえるコンサート2003」での「終わりの季節」「David」)、ホントにありがとう。





まず、「電子音響=ピコピコ・ガーガー」「テクノ=クラブで踊るためのうるせー曲」という先入観を裏切ってくれるのは、ギターやローズピアノやビブラフォンみたいな「ぽろろん」という音色。そして、淡くて瑞々しい(水々しい)コードとメロディ。ひねりの効いた構成と凝った仕掛け。突然ベンドがかかって音が下がったり上がったり飛んでいっちゃったり。やられました。とくにtrack 8の「remain」や10「again」〜 11「put off」あたりの心地よさ&心憎さには唸ってしまう。う〜む。クラシックとか沢山聴いてる人なんだろうなと思ったら、やっぱり、ドビュッシーとか好きらしい。
「電子音響で出来た、声の無いシンガー・ソングライターのアルバム」という評も大げさじゃない。なるほどと思った。音の素材は、高い機材使った凝りに凝ったものではなく、意外にシンプルで最小限のシステムで、つまり安く作られているらしい。近田春夫が言ってたと思うが、YAMAHAやROLANDの安いシンセや音源でも、隅々まで使い尽くそうという根性があればカッコイイ音楽が作れる。後は技術と才能次第だ。という。まさに、限られた素材が職人の腕とセンスによって極上の料理になるという好例を聴くことができる。
京都在住で、お家に籠もってセッセと音楽作りをしている職人の姿が目に浮かぶ。かといって、閉鎖的になったり、悪い意味でのオタッキーさは無い。むしろオーガニックな心安らぐ波を感じる。今後の活躍に期待しちゃいます。

★レイハラカミ オンライン(ファンによるサイト。超充実。)
http://www.artistfan.jp/reiharakami/

★Music Mine(CD買うならここ。でも、おれ注文したのが1ヶ月経っても来ないの。どして?)
http://www.musicmine.co.jp/
http://www.musicmine.co.jp/artists/disco.asp?pid=0000000047&aid=00092

★ちなみに、このアルバムへの返歌とでも言うべき、リミックスアルバム「レッドカーブの思い出」もあるでよ。
http://www.musicmine.co.jp/artists/disco.asp?pid=0000000001&aid=00092

Posted: 木 - 5 月 27, 2004 at 02:16 午前              


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